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資格の作り方 step1 教育理念③【教育事業のドメインは?】

前回の「資格の存在価値」「資格者の役割」を考えるワークは、いかがでしたか?

あなたが持つ資源 → 学ぶ人の成長 → 社会の課題解決
が延長線上につながる、そんな文言が明文化できましたか?

今回は、教育理念を使って、教育事業のドメインを設定してみましょう。

Step1 教育理念 編

第1章 【教育理念を持つ】教育理念がなければ はじまらない

第2章 【教育理念をつくる】その資格の果たす社会的役割は、何?

第3章 【教育理念を事業化する】教育事業のドメインは?


事業を持続的に発展していくためには、模倣されにくい独自の事業ドメイン(事業領域・ターゲットの定義)を持つことが有効です。

これまでの事業活動、知的資源を生かし、あらたに「教育事業」を展開していくわけですが、立ち上げにあたり、その事業ドメインを「教育事業向け」に設定し直さなければなりません。

その時、「教育理念」はその指針となり、その独自性こそ強い経営資源にもなります。

今回は、教育理念に沿って、経営資源を棚卸しし、教育事業のドメインをつくってみましょう。

① まず、今ある経営資源を棚卸してみます。
「顧客(今持っている市場)」「ニーズ(将来も見据えた顧客の課題)」「あなたが持つ専門知識・技術」

② そこから「教育理念」に沿って使えるもの、使えないものを、仕分けしていきます。

この作業を成功させるには、2つコツがあります。

1つは、とにかく自己矛盾をなくすこと。

前回、教育理念づくりのためのワークをしました。
その5つの質問に矛盾があるうちは、どうも腹が座らない状態になると思います。

矛盾した状態は、判断基準が曖昧で、決定・判断力は下がります。

主催する人がそうした状態の新規事業に、賛同できる人は少ないでしょう。


もう一つは、誰かに壁打ち相手になってもらうこと。

人は、自分を俯瞰して見ることは、幽体離脱しない限りできません。

内側からでは、魅力、資産に気付けないのは、自然なこと。
この世で自分の活かし方を一番知らないのは、きっと自分自身なのでは?と思うくらいです。

「自分の価値は、他人の無価値」くらいに捉えたほうがいいでしょう。

自分自身のことなので、あたり前と捉えていることや、イケると思えて捨てきれないことが多く、仕分けるのは難しいものです。
経営資源の集中という観点からみれば、それは致命的です。

出来るだけ、友人でなく、内部のスタッフでもない人に、壁打ち相手を探しましょう。

主観だけでなく、学ぶ人(資格者)の視点、社会の視点を持って、
そぎ落とすこと。

少人数の組織でヒトもおカネも潤沢でなければ、なおさらです。



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