見出し画像

<配信終了>『超越論的存在論』刊行記念 中島新×中村徳仁 なぜいま「マルクス・ガブリエル」なのか?

2024年3月16日に実施した【『超越論的存在論』翻訳者対談】 中島新×中村徳仁  なぜいま「マルクス・ガブリエル」なのか?のイベント・アーカイヴとなります。本noteでのアーカイヴは終了しております。

▼イベント内容

「哲学界のロックスター」「若き天才哲学者」…。『なぜ世界は存在しないのか』が日本で出版された2014年より、マルクス・ガブリエルは閉塞した日本に示唆を与えてくれる存在としてメディアにおいて取り沙汰されてきました。しかし、マルクス・ガブリエルの哲学は日本でどれくらい理解がされていると言えるのでしょうか?なぜ注目を浴び、どこに彼の哲学の「よさ」があるのでしょうか?本イベントでは、マルクス・ガブリエルの哲学的出発点となる著作といえる『超越論的存在論: ドイツ観念論についての試論』(人文書院)の翻訳者でもあり、ガブリエルの教えるドイツ・ボン大学においてシェリング哲学と現代実在論を研究する中島新さん、そしてヘーゲルやシェリングも学んだテュービンゲン大学において近現代ドイツ哲学を研究する中村徳仁さんをお迎えし、謎に満ちた「マルクス・ガブリエル」についてお話いただきます。

▼登壇者

中島新 Arata Nakashima
1988年生まれ、新潟県出身。ボン大学哲学科博士課程。専門はシェリング自然哲学および現代実在論。主な論文に、「実在論的転回? ―シェリング・ヘーゲル自然哲学にかんする近年の研究動向について」(『モラリア』30号、2023年)、「未来を孕むマテリエ —— E・ブロッホのシェリング受容をめぐる考察」(季報『唯物論研究』163号、2023年)、「ドイツにおける現代実在論の動向について : マルクス・ガブリエルの「意味の場の存在論」とコッホの「解釈学的実在論」 」(『唯物論研究年誌』25号、2020年)、「人新世とシェリング自然哲学の復権 」(『シェリング年報 』28号、2020年)、「消極的存在論と積極的存在論 : フェラーリス、ガブリエル、そしてシェリング 」(『現代思想』10月臨時増刊号、2018年)など。

中村徳仁 Norihito Nakamura
1995年生まれ、京都府出身。テュービンゲン大学博士研究員。専門はシェリングをはじめとした近現代ドイツ哲学、社会思想史。批評誌『夜航』主宰。主な論文に、Das Unbehagen im Naturrecht : Was bedeutet die Neue Deduction des Naturrechts hinsichtlich der Entwicklung von Schellings politischer Philosophie?(Schelling-Studien 10, 2023)など。翻訳に、マルクス・ガブリエル『超越論的存在論 : ドイツ観念論についての試論』(人文書院、2023年)、クリストフ・メンケ『力:美的人間学の根本概念』(人文書院、2022年)、「ポストモダニズム再訪 : フレドリック・ジェイムソンへのインタビュー」(『現代思想』6月号、2021年)など。

どんなイベントだったの?という方に向けて、少しだけスライドをチラみせ!

資料チラみせ

中島新さんのスライドより

中村徳仁さんのスライドより


いいなと思ったら応援しよう!

SOCIALDIA: ソーシャルディア
さらに「いいね!」と思っていただけた方からのサポートも歓迎しております。頂いたお金はイベントでご登壇いただく先生方への講演費・場所代・さまざまなカルチャーへの寄付金などに充てさせていただきます。その他、ご希望のイベントなども募集しております。