ソーシャルセクターデザイン講座3回目「子どもの遊び環境」を終えて
7月18日はフリーランスプレーリーダー※1でTOKYO PLAYhttps://tokyoplay.jp所属の高橋利道さんにゲストスピーカーになっていただき、「子どもの遊び」の話から「働き方」そして「自分のパッション」の話まで沢山の写真や動画、データをもとに話をしていただきました。
高橋さんはもともとまちづくりに興味があり、どうせやるなら子どもの視点からのまちづくりに取り組んでみよーと思い、この分野「冒険遊び場」https://bouken-asobiba.org 飛び込んだそうです。
プレーパーク※2は子どもの遊び場を自治体ではなく、親や地域の大人たちで作っていくのですが、その過程が「まちづくり」そのもので、醍醐味でもあります。
そんなプレーパークのプレーリーダーだった高橋さんは「道遊び」にも活動が広がっていきます。道路を車だけに占有させるのではなく、子どもを中心とした地域の人たちでも道路を使えるように車を締め出し、そこで近所の人が交流し、楽しもうという年に1度の「LONDON PLAY DAY」という概念を日本に取り入れたのが「TOKYO PLAY」。
現代の子どもの課題を「四間」つまり「時間」「仲間」「空間」「隙間」の4つの「間」がないと定義して、社会課題としていく必要性を話されました。
そんな子どもの成長に親でも先生でもなくななめに関われるプレーリーダーの年収の低さ、持続可能でない働き方を問題視します。そのことを解決していくには「踊る大捜査線」でいえばプレーリーダーである青島とブレインである室井が必要だということ。ロビイングやファンドレイジングなどをできる室井が重要になってきます。
高橋さんは青島も室井も両方やっていますが、ソーシャルセクターの室井の役割はこれからどんどん大きくなってくると思われます。
こんなソーシャルセクターで一番大事なことは熱量が注げる「こと」を見つけること。
それには宝くじと同じで様々なソーシャルセクターに会いにでかけること。
企業が「misson」「vision」「value」なら
ソーシャルセクターは「passion」「misson」「vision」「value」
最後の「あなたが心からやりたいと思うことは何ですか?」の対話では参加者の熱い思いが聞けました。
※1 プレーリーダーとは子どもの遊び環境をつくる大人
※2 プレーパークとは子どもの遊ぶ環境を親や地域の大人、自治体、が一緒になってつくっていく市民自治の活動。