ラオスで最も有名なキャラクターを誕生させよう!
10月3日〜6日まで国際交流基金ラオスの招聘で、ラオス美術大学と国立ラオス大学にそれぞれ二日日間「キャラクタービジネスについて」の授業をさせてもらった。
ラオス美術大学は、著名なアーティストでもありアニメーターのスーリヤ先生(Souliya Phoumivong)の生徒ということもあり、とてもレベルが高い。
その中の生徒の1人、Kingkanda Souliya(キンカーンダー・キンカーンダースリニャ)さんに、先日ジャーナリスト堀潤さんが購購入してくださったNFTアートの作者。
NFTの売上の還元金を直接、彼女へ手渡した。
いつかは彼女にも仮想通貨のウォレットを持ってもらって、自動的に支払える仕組みにしたいが、今はとりあえず手渡し。
ラオスへの海外送金もかなり手数料もかかるし、ラオス国内で銀行口座を作るのもハードルも高い。
今のところ、手渡しが一番ベターかな、と思っている。
しかし今回の授業で、NFTや仮想通貨、人工知能やメタバースなど、いろいろな情報をシェアしてきた。
キンカーンダーさんや、ラオスのクリエーターたちがウォレットを作ってくれる日も近いかもしれない。
そして、10月5日と6日は、国立ラオス大学メディア学科で授業をおこなった。
基本的に、ラオス美術大学と同じ内容。とはいえ、こちらの大学は『絵を描く』の大学ではないため、アニメーション制作の基本も教えることにした。
アニメーションの基本、ストップモーションのワークショップも急遽開催。キャラクターを描いてもらい、ハサミできる。
ホッチキスで関節を留めて、スマホでひとコマづつ撮影していく方法だ。
なにせ、朝から夕方まで、丸一日の授業。
内容もフレキシブルに対応していかないと、生徒たちの集中力も落ちてしまう。
正直、こちらの大学は女性の参加者が多かったこともあるのか、NFTやメタバース、人工知能はあまり刺さらず、ストップモーションやキャラクター制作には興味を持ってもらえた。
11月初旬にも、再びビエンチャンを訪れて、授業を再び行う予定。
その際には、宿題として出した『ラオスで最も有名なキャラクターを作る』ためのプロモーションビデオを見せてもらい、講評をするつもりだ。
どんなプロモーションビデオをみることができるか、今から楽しみ。
まだまだ、小さな国ラオス。
彼らの中から、『ラオスで最も有名なキャラクター』を誕生させることができるんじゃないか、と私は真剣に考えている。