カンボジアはアフターコロナ!?【クメール正月】
1月の「国際正月」、2月初旬の「中華正月」に続き、クメール正月。
今年の3度目のお正月は、寝正月。
そう思っていたが、軽い気持ちでワットプノンで初詣することにした。
どうやら、プノンペンはアフターコロナらしい。
ワットプノンは、1373年建立されたプノンペンでは一番高い位置にある寺院。
山の寺院という意味で、プダウン・ペンという未亡人が川に流れ着いた仏像を祀るために、丘の上に小さな寺院を築いたことが元となっているようだ。
それが『プノンペン』の語源にもなっている。
タクシーアプリGrabでトゥクトゥクを呼んで、ワットプノンへ向かうが、閉鎖されていて近づけない。
ワットプノンに近づくにつれ、嫌な予感。
白い粉まみれの、水鉄砲を持った人が増えてくる。
カンボジアの『クメール正月』は、田舎に帰って親族と過ごす日本的なお正月を過ごす文化のはずだった。。。。
タイの旧正月『ソクラーン』には、手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習が転じて、街で通行人同士が水をかけあって楽しむ『水かけ祭り』がある。
その水祭りが、数年前からカンボジアの観光地シェムリアップでも流行り出していた。
その『水かけ祭り』が、プノンペンへもやってきたのである。
2年前のクメール正月は延期。
昨年も、盛り上がる漢字ではなかった。
コロナの影響を受けて3年ぶりのクメール正月を迎え、すっかり『水かけ祭り』化し始めていたのである。
そして、ワットプノンの周りは白い粉と、水浸しのカンボジア人でごった返していた。
久々に、こんなにたくさんのカンボジア人、いや、人間を人間を見たかもしれない。
もう、人、人、人。。。
もう、カンボジアでコロナは終わったのであろうか?
マスクをしていない人も少なくない。
とりあえず、山頂にある本殿で、お参りをする。
クメール初詣。
数日後、カンボジアでコロナ大爆発が起こらないことを祈っておいた。