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バンコクのプラネタリウムに行ってみた!

カンボジアにはプラネタリウムがない。

だから、我々ソーシャルコンパスは、手作りのプラネタリウムを作ってみた。

今回のバンコク出張には、ソーシャルコンパスのメンバーDinanさんが同行してくれている。

Dinanさんは、カンボジア語はもちろん、英語と日本語、そしてタイ語も操れる優秀人材!

10年もカンボジアに住んでいながら、全くカンボジア語が反せないどころか、英語も危うい私と比べると、月とスッポン。

そんな、心強いメンバーがタイに一緒にきてくれている。

そんな優秀人材Dinanさんは、未だ『ホンモノ』のプラネタリウムを見たことがない。

カンボジアにないのだから、仕方がない。
見たことがあるのは、配電管で組み立てた、手作りのプラネタリウムだけだ。

「こりゃ、一度『ホンモノ』を見せなきゃならない!!」

と、バンコク・トンローにあるバンコクのプラネタリウムへ、連れて行ったみることにした。

プラネタリウムというと、日本でも正直、さほどオシャレな場所ではない。いわゆる、子ども向けの教育施設。

バンコクのプラネタリウムも、例に漏れず、ちょっとシャビーな、昔ながらのプラネタリウム。
いわゆる、オンボロ科学館だ。

敷地内にはいると、20世紀の子どもが21世紀を夢見て作ったようなロボットがお出迎え。

2周回って、ステキなデザインだとは思う。

正直、東京にあるコニカミノルタのプラネタリウムに比べれば、小さな小さなプラネタリウム。

こんなところも、自分が子どもの頃に行った地元・小牧のプラネタリウムを思い出させられる。

(自転車で、よく行ったなぁ〜。)

タイには、古き良き昭和の趣も未だ存在しているのだ。

中に入ると、立派なプラネタリウム投射機がそびえ立つ。

この日は週に一度の、英語によるプラネタリウム上映の日。

(たぶん)タイ人のおじさんが、ちょっとつたない英語で、今日の夜の星座について解説してくれている。

「そうそう!!プラネタリウムって、こんな感じで星の位置と、ギリシャ神話を解説してくれるんだった。」

と、懐かしくなる。

とはいえ、「なんでアジアの我々が、ギリシャの神話に則って、星の位置覚えなきゃなんないんだ?!」

と、ひねくれたことを思う。

「今ある星の位置で、みんなで新しく星座考えた方が、新興国には向いてるんじゃないかなぁ。」と思ったり、考えたり。

プラネタリウムのないカンボジアで、プラネタリウムを作っている身からすると、色々と妄想が広がってしまうのだ。

とはいえ、土星の迫力には圧倒!

しかしながら、ちょっとローテクなプラネタリウム上映に、Dinanさんの反応も気になってしまう。

激しい映像に慣れてしまっている現代人にとっては、いくら巨大なドーム型スクリーンとはいえ、星座解説のプラネタリウム上映は、なんだかちょっとだるいかもしれない。

いや、ちょっとではない。眠くなる。

絶対同じようなプラネタリウム上映を少年時代に見ていたわけだが、あの頃のような感動は蘇らない。

「もっとあの頃は感動したはずなのに!!」

(Dinanさんには、プラネタリウムの良さがちゃんと伝わっているのだろうか?!)

ひとり勝手に、心配に陥る。

しかし、上映時間が半分の30分が過ぎた時、おじさんの声は終わり、めちゃくちゃカッコいい月面着陸の映像が流れ出す。

ナレーションの英語も、格段にレベルアップ!!絶対にネイティブイングリッシュ!!

180度の全方向スクリーンを余すところなく使った迫力の映像!!

これぞ、現代のプラネタリウム!!

ストーリーは、『民間による月面無人調査』というミッションを、Googleが仕掛ける!!世界各国から参加しているチームが競うこの賞金レースについて、迫力ある映像で展開!!

もう大満足!

さすが『ホンモノ』のプラネタリウム!!

前半はノスタルジックなプラネタリウムを体験し、後半は宇宙の魅力を余すところなく伝えてくれる全方向映像を体感できた!!

やっぱり、VRモニタてはなくて、全方向を動画に囲まれてメタバースを体感したい!!

そんなふうに思ってしまった次第だ。(興奮)

Dinanさんも、大満足!
『ホンモノ』を体感してもらえた。

プラネタリウムって、やっぱりいいなぁ。


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