LEGOから考えるクリエイティビティ
息子に学んで欲しいことはなんだろうか?
人工知能やロボットが発達して、『人間じゃなきゃできないこと』は何だろう?と、問われ出して久しい。
『言われたことを忠実にやる能力』では、これからの時代は厳しいかもしれない。
記憶するべき知識も、Wikipediaで調べた方が早い…そんな声も聞こえてくる。
きっとテクノロジーの発展とともに、勉強しなければならなことは大きく変わっていくことだろう。
結論から言うと、私が息子・日奈太に学んでほしいことは、クリエイティビティだ。
知識を覚えるのではない。
価値を創り出す人間になってほしい。
昨年のクリスマスに、息子の日奈太はサンタクロースからLEGOを貰った。
そこから、日奈太はLEGOにハマる。
他のおもちゃとも組み合わせながら、色々なモノを作っている。
朝起きると、まずLEGOだ。
私が幼少期は、ダイヤブロック派だったので、私にとっても初LEGO。
そして私も日奈太と一緒に、すっかりLEGOにハマってしまった。
大人買いで、次々と追加のLEGOを購入したくなってしまう。
そして今回の一時帰国で早速、レゴランドへ行ってきた。
LEGOランドは、愛知県港区にあるLEGOブロックをテーマにしたアミューズメントパーク。世界で8番目に開業したレゴランドのようだ。
LEGOにハマっている日奈太のとっても、待望の場所。帰途の飛行機の中でも「レゴランド!レゴランド」と叫びまくっていた。
正直、親からすると、値段も安くもなく、評判も香ばしい日本のレゴラント。日奈太がそこまでいうのであれば、仕方がないので家族で行ってきた。
入場ゲートに近づくと、たくさんのLEGOで作られた人形やモニュメントが現れる。
バカ親の私は、日奈太を横に並ばせて写真撮影。
しかし、日奈太の表情は冴えない。
場内に入ると、LEGOで作られた名古屋の名所や建物のミニチュアが並んでいる。
10,496,352個のLEGOブロックで、作られているらしい。
しかし日奈太は、こちらもさほど興味を示さない。
作られたLEGOには、興味がないようなのだ。
平日に行ったということもあり、LEGOを模したアトラクションは乗り放題。
メリーゴーランドやジェットコースター、色々な乗り物やアトラクションに次々と乗ってみる。
やはり、日奈太の表情は芳しくない。
終いには「家に帰りたい。」と言い出す始末。
なぜ?
せっかく遊びに来たレゴランドなのに。
つまり、日奈太は、単なる遊園地に遊びに来たかったわけではない。
日奈太にとってのはレゴランドは、LEGOブロックで何かを作る場所だと思っていたようだ。
思い返せば、最近は大量のLEGOブロックを使うYoutuberの動画を見まくっていた。
日奈太にとって、レゴランドは大量のLEGOブロックに囲まれて、思う存分作ることができる場所を想像していたのかもしれない。
もちろん、レゴランドにもそんな場所はあった。
レゴブロックを使って自分だけのオリジナルボートやレゴモデルを作ることができるアトラクション。
組み立てた後は水に浮かべたり流すことができる。
水遊び×LEGO。
日奈太にとっては、まさに思った通りの場所だったようだ。
真剣にボートを組み上げる日奈太は、親心として微笑ましい。
『LEGOで作ったボートを水に流す』という目的を持っての、LEGO作り。
目的を持ったものづくりは、まさにクリエイティビティを育ててくれそうだ。
LEGOを使ったプログラミングを学ぶ教育教材もある。
STEAM教育と呼ばれる、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。
LEGOで遊びながら経験を積むことによって、学校教育だけで補えないクリエイティビティが育まれるかもしれない。
・・・と、もっともらしい御託を並べてしまったが、単に私がLEGOにハマってしまっただけかもしれない(笑)