【検証】10年前と今のシアヌークビルを比較してみた!
特殊詐欺に、中国化。。。。
シアヌークビルの街が、衝撃の変化を遂げていた!
シアヌークビル(Sihanoukville)は、カンボジア南部の海岸に位置する都市で、主要な港湾都市。
初めて来たのは、2012年。そして、2017年に最後に訪れて以来6年ぶり。
その頃の写真はこちら。
私のイメージするシアヌークビルは、このような街並みだった。素朴な海辺の街。海以外は、何もない街。
強いていえば、陽気な西欧人がたむろしているイメージ。
初めて訪れた2012年から2017年までにも何度かシアヌークビルを訪れたが、シアヌークのイメージはさほど変わらないかった。
しかし2023年4月がこちら。
噂には聞いていたが、想像以上の大変化!
「中心部にいくつかビルがある程度かな?」と思っていたら、街全体が中華街化し、高いビルが広範囲に広がる。
コロナの影響で中国人が減ってしまった影響か、廃墟のようなビルも多い。10年くらい前から、中国だったんじゃないかと思うほど、荒廃しても見える。。。
正直、びっくり!
そんなシアヌークビルの変化を、10年前(厳密には11年前と6年前)の写真を漁って、現在と比較してみようと思う。
まずは、シアヌークビルの象徴ゴールデンライオン像。
像自体は変わっていないが、背景のビル群がまるで合成写真。
引きで見たら、こんな感じ。
10年前は存在感あったのに、なんだか肩身が狭そうになてしまったライオンの夫婦。
その目と鼻の先には、ライオンの夫婦を睨みつけるような象の家族像が。。。その距離、道路を挟んで十数メートル。
その迫力は、ゴールデンライオン像を凌ぐ感じ。。。
なにも、こんなところに作らなくても。。。
続いては、シアヌークビルといえば海!!
ソカビーチ(Sokha Beach)付近。
海自体は当然ほぼ変わらないが、遠くに見えるビル群は時を感じさせる。
結構、木を切られ、山も削られちゃったんだな、、、と感じざるおえない。
そして次は、オーチュティルビーチ(Ou Chheuteal Beach)の海岸沿い。
ほぼ同じ位置から、パシャリ。
なんか、小洒落たモニュメントはできているが、あまり変わらない気もする(?)。左側の店は、木製から、コンクリート造りには変わっている。
とは言え、中国人がいなくなったからなのか、なんか寂れているのは否めない。
こちらの2枚写真は、ちょっと比較しずらいが、大体同じ場所だと思う。オーチュティルビーチ近くの、木々が生い茂る隠れ家的なカフェがあった場所は、ガッツリ重機が削り出していた。
もう感慨深さを通り越して、圧巻。。。!!
そして最後の写真は、シアヌークビルを見渡せる高台からの一枚。
この写真は6年前、2017年の写真。
まだこの頃には、高い建物は一切見えない。
かなり高台なので、私が乗っていた小型電動バイクのバッテリーも根を上げる。ちょっと低い位置かもしれないが、写真の方角はほぼ一緒。。。
海も見える位置のはずだが、高いビルに阻まれほぼ見えない(写真左のビルとビルの間にうっすら写って入る。)
もう、知らなきゃ全く違う街。
たった、6年でこんなに街って変われるのだということに衝撃を覚える!!
最後の写真は、2012年当時にオーチュティルビーチで出会った少女。
うちの息子と同じくらいの年齢だろうか?
そんな彼女も、きっとすっかりと大人になっていることだろう。
11年の歳月は、少女もシアヌークビルの街も大きく変化させていた。