やりたいことは、みんなの笑顔をつくること
弊社、ソーシャルコンパスのDnanさん。
アートコンテストWhiteCanvasの運営、そして授賞式と展示会、そしてアートのワークショップ全般を仕切ってくれている。
アートコンテストの作品募集の運営作業。
資料作成や翻訳作業。
そして、今回の企画のために、AEON MALL側とのやりとり。
そして作品の展示。
キュレーターというか、プロデューサーというか、そんな仕事をぜ〜んぶ、Dnanさんがやってくれているのだ。
自分が不甲斐ないばかりに、特に今年はまるまる押しつけてしまっている。
先週末も、Dnanさんが中心になって、AEON MALLでアートのワークショップを行った。
キャンバスは、10mくらいのでっかい紙。
そして、ビニール傘。
大勢の子どもたちが参加してくれて、大盛況。
本当に頼りになる。感謝しかない。
Dnanさんは、2020年に某日系の有名商社から転職してきて、ソーシャルコンパスに入社した。
王立カンボジア経済法科大学卒業で、英語はもちろん、日本語とタイ語の話者。我々、ソーシャルコンパスにとっては勿体無い人材。
趣味は、絵画やアート鑑賞。
アートに関わる仕事したいと、ソーシャルコンパスを志願してくれた。
とはいえ最初は、そのまま商社で働いた方がいいのではないかと思い、丁寧に入社をお断りさせてもらった。
給与もきっと下がるだろうし、うちのような小さな会社には合わないんじゃないかと恐縮してしまったのだ。
しかし、ボランティアでもいいので何か手伝えないかと、諦めない。
Dnanさんは、口数は少なく大人しく見えるのだが、とても情熱的なのだ。
最終的に、最初の面接から半年経ったのち、Dnanさんには入社してもらった。今では、ソーシャルコンパスにいなくてはならない人材だ。
そんなDnanさんに、将来の夢というか、目標を聞いてみたことがある。
「やりたいことは、みんなの笑顔になってもらうこと。」
ボソッと、シンプルなことをつぶやいてくれた。
いつも寡黙で真面目、そしてうちなる情熱を抱えるDnanさんが言うと異様な説得力がある。
いまだに、私には、かなり刺さっている。
ソーシャルコンパスとして、何か決断をする際に、Dnanさんならどう考えるか?期待を裏切らないのか?
そんなふうに考えてしまう。
明日もDnanさんを中心に、朝6:30集合からアートのワークショップの準備。
とりあえず、みんな笑顔になってもらえるように、頑張りたい。(文・中村英誉)