体癖・それぞれの生きづらさ~奇数体癖編~
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誰もが生きづらさを抱えている
なんとなくの生きづらさを感じることはありませんか?
仕事や家族、プライベート…
特にこれと言って不満はないのだけれど、なんとなく”これじゃない感”を感じてしまうこと。
不満があれば、なおさら生きづらい感覚を覚えますよね。
その生きづらさの正体の多くは、体癖によるものだと考えられます。
体癖を発信し出してからは、九種の人からよく相談を受けます。
「人とコミュニケーションがちゃんと取れない」と。
それもそのはず。
九種はコミュニケーションの相手をガン見している割にはその相手に関心を持っているわけではなく、頭の中では他のことに集中していて、それでも相手の話に少しでも気になったことがあれば「なんで?なんで?」と訊いてしまう…
そうでもなければ相手に関心を持ちすぎて、相手のことなら何でも知ろうとしてしまうことも…
そもそもがコミュニケーションに向いていないのです。
自分に意識が向きすぎてしまう人は、専門的にコミュニケーションについて学ばない限りは、うまくならない。
けれど、世の中は…
「コミュニケーションが大切」と言っている。
「相手に共感することが大切」と言っている。
「相手の良いところを見つけることが大切」と言っている。
皆、そう言っている。
そんなことは九種にはできないのです、四種混じりでもなければ。
できないのに、円滑なコミュニケーションを望まれてしまう…
生きづらいのは九種だけではありません。
どの体癖も、生きづらい。
一種には一種の、三種には三種の生きづらさがあります。
それを誰かに話しても、「え?そんなことで?」と軽くあしらわれたり、形ばかりの共感しかしてもらえなかったりする。
そうやって、どんどん話せなくなって悩みを自分の中に閉じ込めてしまう。
話す相手の体癖が同じであれば共感する部分もあるのかもしれませんが、異なっていれば、つらくなるのも当然のことなのかもしれませんね。
人は自分が知っている以上のことは知らないのです。
現代の生きづらさ
なぜ生きづらさを感じるのか?
それはおそらく、時代が人間という生き物の本質から逸脱してしまったからでしょう。
”人間”と一口に言っても、様々な体癖があり、個性がある。
現代は「個性の時代」と言われながらも、街を歩けばチェーン店ばかりだし(個人的にはチェーン店好きですけど)、SNSを見てもいいねを狙ってかどこかで見たような金太郎飴のような言葉が羅列しているし、就活生は相も変わらず大企業を目指すし、テレビは毒っ気を失い年々つまらなくなってしまっていますね。
実のところ現代は「没個性の時代」ではないかと私は思うのです。
「個性を伸ばそう」という大義名分の下に、社会が望んでいる個性しか人に見せられない時代。
それが体癖と相まって、誰もが生きづらさを抱えているのではないか?と。
それと同時に、信頼社会でなくなったことも一つの原因ではないでしょうか。
会社で「髪型を変えたね」と女性と言えば「セクハラ!」と言われ、街で困っているように見える人に声をかければ”事案”が発生し、子どもが外で騒いでいれば「うるさい!」と近所に保育園ができるのを猛烈に反対し、部下が使えないからと上司に掛け合って異動させ…
それは人に対しての不信が核になっているからなのですね。
こういった不信社会で自分を出していくことは、とても難しい。
自分らしく生きれば、非難され、嫉妬され、あらぬバッシングを受けてしまうことにもつながってしまうのです。
それでは人は、萎縮してしまいます。
人間はもっと、どの体癖でも、伸び伸びと生きて「あの人はああいう人だけど、本当は悪い人じゃないんだよ」と認め合って生きる方が、よいのではないでしょうか。
それでも、輝ける
だからと言って、すべてを時代のせいにするのは無理がある。
そんな現代の中でも光り輝いている人はいるわけです。
それは、特定の体癖とは限りません。
二種は二種として、四種は四種として、自分の人生を楽しく生きる人はちゃんといます。
もちろん九種だって生きやすく生きることはできるし、そういう人は現実にいるのです。
少なくとも現代にはまだその余地があることは、事実なのです。
では、どうやったら生きやすくなるのか?
そのためにはまず、自分が感じている生きづらさの正体を知る必要があるのではないかと思います。
今回の『タイヘキストマガジン』は、それぞれの体癖が抱える生きづらさの「なぜ?」に迫っていきたいと思います。
今回と次回、奇数体癖編と偶数体癖編の二回に渡ってお送りいたします。
現代の何が、どの体癖を生きづらくしているのか?
それを知ることで、「自分はどのように生きればいいのか」が見えてくるかもしれませんが、今回はあえてそれについては書きません。
どう生きるかの答えは、あなた自身で見つけて欲しいのです。
生きづらさから現代が浮き彫りになり、同時に、体癖も浮き彫りになる。
ついでに、人間という生き物も浮き彫りになる。
そういう記事を心がけます。
自分が自分として生きていくのに、何が障壁になっているのか?
誰のせいにするのでもなく、自分のせいだけにするのでもなく、時代のせいにするのでもなく、自分や社会の問題を明らかにして、ただあなたらしく前に進めますように。
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