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終点まで◯時間!?飯田線を全線完乗した話
突然だが、皆さんは電車に乗る時はどのくらいの時間乗るだろうか?通勤、通学などで平均1時間
ほどだろうか?また旅行や主張などに行く時は2.3時間ほど新幹線や特急に揺られたこともあるかもしれない。しかし、日本にはありえないほどの時間をかけて始発から終点まで行く電車が存在する。今回はその電車を完乗するためにわざわざ乗りに行った。(本当に何をやっているんだ…)
まずは、私の地元町田駅より横浜線に乗り込む、その列車の始発駅は長野県のため、八王子方面に乗り込む。今回も青春18きっぷを使って旅をする。(つまり普通列車しか乗れない…)
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そして電車に30分ほど揺られ、終点の八王子駅に到着、すぐに高尾行きに乗り換えた。そして町田駅より40分ほどで高尾駅に到着。ここでまた乗り換えだ。
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ここからは中央本線をひたすら長野方面に下る。やって来たのは普通"松本"行きだ。これは東京都西部から長野県まで走るかなりのロングラン運用だ。これに約3時間ちょっと乗る。これからもっと長い電車に乗るのにこれでロングシート(普通の横に並ぶやつ)だとなかなかに地獄なのだが…
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お!ボックスシートではないか!これは運がいい!これで少しは快適な移動が保証された。
ボックスシートに揺られること3時間。電車は長野県の上諏訪駅に到着。(ここまででもかなり疲れる…)ここから例の電車に乗り換えだ。
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電光掲示板の2番目に表示される9時22分発の普通列車。
そう、これが日本でも有数の長時間走る電車である普通豊橋行きだ。この上諏訪発豊橋行きは途中飯田線に直通し、伊那市、飯田、中部天竜などを経て。終点の豊橋には""16時16分""に到着する。
そう、16時16分。つまりこの電車は終点まで6時間54分かかる。つまり約"7"時間かかるのだ。
普通の人からしたら同じ電車にずっと7時間も乗るなんて感覚がおかしくなってくるだろう、正直乗り鉄の私でも気が遠くなりそうだ。しかし、今回は覚悟を決めて乗ることにした。
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止まっていたこの伝説の電車は313系である。これはJR東海区間では見ない日はないほどの数が多い電車だ。これに7時間近く乗るのか…
幕も長野県で愛知県の豊橋を見るのは違和感満載だ。
実際に私も覚悟を決めて近くのファミリーマートで大量に食料や飲み物を調達し、いざ、列車は上諏訪駅を発車した。
するとすぐに車内放送が流れるが本当に終点には16時過ぎに着くと放送していた(放送している人はどう思っているのだろうか…)
列車は途中の辰野駅までは中央本線を走り、そこから飯田線に乗り入れる。
辰野駅からはJR東日本からJR東海区間に入る。辰野駅の発車メロディは当駅限定のものだが、録音ボタンを押し忘れて結局録れなかった。(アホすぎる)
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列車は伊那松島、伊那市などを経て、宮田駅に到着した。宮田駅は初めて対向列車待ちをした駅だった。せっかくなので改札の外に出てみた。
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7分ほど停車し、宮田駅を発車した。その後は駒ヶ根、飯島、伊那大島といった町を駆け抜け、まず飯田を目指し走っていく。
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そして列車は12時20分、飯田駅に到着。上諏訪駅を出て丁度3時間ほどだった。もうかなり乗った感があるが、まだ半分も来ていない事実に驚く。
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ここにはなんとJR東日本所属の211系が停車していた。この車両…序盤に東京都の高尾駅からひたすら上諏訪駅まで乗っていた車両…なんとここまで来ることもあるのだ…!とにかく働き者すぎる。
列車は途中の天竜峡駅に到着。今までは山脈に挟まれた盆地のような場所を通っていたが、ここからついに本格的な秘境区間に入る。
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この次の千代駅から今までの雰囲気がガラリと変わる。
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なんと天竜峡を出るといきなりこのような景色になる…今までの盆地の区間はどこ行ったんだ!!と言いたくなるくらい景色の移り変わりがすごい。ここからは日本の鉄道の中でも有数の秘境駅が多い区間となる。
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田本、中井侍、小和田といった秘境駅のパイオニア達が続々と出てくる。1枚目の田本駅なんかもはや駅なのかと疑いたくなるような場所だ。長いトンネルもたくさんある。
列車はそのような場所を走るためやはりゆっくりである。もはや運転してくれてるだけで感謝だ。
列車は14時17分中部天竜駅に到着。ここでもまた対向待ちで10分ほど停車した。
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ここまで来ると5時間も乗っていることになるため流石に疲れてくる…しかし、まだ豊橋まで2時間ほどある。いや長すぎる…
ここからは山を下りていき、三河湾沿いの愛知県豊橋を目指して走っていく。ここで眠気が来始めた…
寝て起きたら新城駅の手前に着いていた。
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寝てる間に列車はだいぶ山を超えて、豊橋駅間近まで来ていた。ここまで来るとゴールはもうすぐだ。
そして列車は豊川駅を超えて、遂に終点豊橋に定刻で到着した。
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上諏訪駅から乗った時はまだ朝だったが、着いたのはほんとに夕方。日が西に傾きつつある時間だ。
もう疲労もかなり来ていたが、1つ問題がある。
ここまで来ても""まだ町田まで5時間ほどある""
ということだ
そして豊橋からも実に地獄であった。まず浜松までの車両は313系3両、激混みのロングシート車である。そして浜松からは熱海行きに乗るのだが…
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なんと来たのはオールロングシートの211系4両編成。これで2時間半熱海まで静岡県を縦断しろと!!!無茶言うな!!と感じてしまった。しかし、静岡まで乗っていると嬉しいことがあった。
「そういえば今日は平日だ!!」と…つまりあれに乗れると…!!
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そう、平日限定で静岡地区を走っている通勤ライナー、ホームライナー沼津である。この車両は特急型車両の373系であり、快適であるが、なんと追加で整理券330円払うことで乗れるのだ。しかも静岡県内ではほぼ唯一の通過駅がある…!これは乗るしかないと思い乗った。
なんて…なんで快適なんだ…!!次々と駅を通過する列車、足掛けもついている豪華な設備。至れり尽くせりな列車に感動した。
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列車は沼津を経て熱海駅に着いた。(沼津熱海間は普通列車)ようやくJR東日本区間に戻ってきた。ここからは東海道線に乗り、小田原を経て、小田急線に乗り換えて帰路に着いた。
今回、前代未聞の7時間走破する飯田線に乗車したが、やはり、気が遠くなるほど長かったが、途中の景色の移り変わりや、ほんとに駅かと疑うほどの秘境駅区間など、旅好きの私にとって盛りだくさんな区間でとても楽しく旅行ができた。また機会があれは乗ってみようと感じた。