成果も利益も効率も生み出さない夢中なこと。を大切にする心を持っていたい。
最近。
小4の長男がPCのマインクラフトやらビスケット(プログラミング学べるゲーム)に夢中になっております。
公民館的なところが家の近くにあって。
そこでをpcが提供されており使用していたのですが、、
学校から帰宅すると毎日公民館に通い詰めpcに向かっていました。
すると公民館のスタッフが心配に思ってくれ注意されちゃいました。
理由は
公民館にPCを置いてから外でめっきり遊ばなくなり。
友達が外で遊んでいても息子はPCに夢中だと、公民館のスタッフからと、先日連絡があり。
外で遊ぶのが保育所の頃から大好きだった長男だったので私も気にかかっていた矢先の出来事でした。
なので、いいきっかけだと感じ、
急遽、家族会議を開くことに。
私は
ずっと同じ姿勢でpcに何時間も座ること、
姿勢も視力も体力も心配だと言うことを長男に伝えました。
長男の返答は
でもそれでも、やりたい!と。
あまり感情を乱さない長男が
泣きながら訴えてきました。
、、、。
色んな意見があるかと思うけど、
私は嬉しかった。
夢中になれる事が見つかったんだと思うと、
とてもとても嬉しかった。
長男は10歳。
私と違い、なんでも器用に出来てしまう子で。
運動も、勉強もソツなくこなしてしまう。
だからこそ、夢中になれるものが今までなかったのが親の悩みでもありました。
贅沢な悩みですが、、。
でも、やっとpcという夢中になるものが見つかったんだと。
それがゲームだとしても。嬉しかった。
そこで私は
家でも長男がpcを使える環境を整備しよう!と提案。
夫は
「いくらpcと言えどもゲーム。成果を生み出さない、目的のないものをさせるのはどうなのか」と言う意見。
わかるよ。その意見もわかる。
大人になると、
何かを始める時には必ず成果物は何か?を意識して、
目的を明確にして手段と行動を選ぶべき。
みたいな習慣が身についてしまう。
それも大事なこと。
けれどもだ。
私のお菓子作りだって最初は成果なんてなかったし、いらなかった。
ただ、美味しいものを作りたい。
ただ、食べて喜んでほしい。
ほんとに、それだけだった。
最初は
店を出したい。とも
菓子職人になりたい。とも、
売上あげたい!とも思わなかった。
ただ、ただ、熱中して夢中で菓子を作りまくり、時間を使いまくっていた。
雇われの菓子職人時代になってもお給料の一部は趣味の材料。
仕事が終わり帰宅してからも、趣味で菓子を作っていた。
仕事でも菓子を作っているのに(笑)
冷静に考えると狂ってる(笑)と
今は思うけど、
休業してる今も変わらず趣味で菓子を焼いています。
私自身が
菓子を作ることに夢中な時期をこの10年以上、過ごしてきたから言えることがある。
時間も、成果も、利益も、
すべて無視して
夢中になれる時間を生きることは
とてもとても幸せだった。
(今は店があるので流石に意識するけど)
今をとびきり、生きていた。と。
逆に。
子供の頃に親の敷かれたレールを歩いてた頃は
ホントにホントに実にもならなかったし
(私は不器用だったからこそ尚更)
毎日がとても、つまらなかった。
自分が好きで好きでたまらないものを
自分で決め、
自分が好きだと主張し
行動することはどれだけ幸せなことか。
これだけは不器用な人生を生きてきた私でもわかること。
そんな
夢中なこと
夢中な時間を
子ども達にも
大切にして欲しい。
それがたとえ、
親がなぜそれを夢中になれるのか?が
理解できなくても。
今後の成果になるのか?と疑問に思っても。
その本人が夢中でやりたい!!と
思えることがあるならば
その夢中になれることを受け入れ、
その環境を整備してあげる事がこの子達の親として
私は大切にしたいと思った。
そう思うのは、
こんな過去があった。
数年前。
焼き菓子屋そぼくな。を始めるちょっと前に
血のつながる祖母から
菓子を焼く仕事を否定された事がある。
小さい頃から尊敬していた祖母に
誇りにしていた仕事を否定された私は当時30歳。
良い大人なのに
立ち直れないくらいのショックを受けて長い間引きずった。
自分を攻めた。
(それでもどんな形でもお店をやれているのはお客さんや応援してくださる方のおかげです。ありがとうございます)
そんな過去が自分にはあったからこそ。
息子たちの夢中になれることや、
好きな事は受け入れ応援してあげたい。
それを夫に伝えると納得してくれた。
(ありがとう。)
と、
そんな事が数日前に我が家であり。
今日、長男が学校から帰宅してから
pcでマイクラを一緒にダウンロードした。
とりあえず私のpcでやってみて、
まだ色々やってみたい!
pcをもっと知りたい!
自分のが欲しい!となったら長男のpcを購入しようと。
そこは現実的に。(笑)
で、夕方1時間。
とても楽しそうにマイクラを楽しみ。
夕飯中や寝るまで
「ママ、ありがとう。ありがとう。」と何度も笑顔で言ってくれた。
ビックリした。
言うて10歳。
ちょっとした反抗期でもあるのです。
久しぶりに長男のこんなに嬉しそうな笑顔みたなぁ、、。と。
とても嬉しくなった。
なんで、もっと早く気づいてあげられなかったんだろう。
ゲームと言う先入観が強すぎたのかな。。
もっとフラットに
ニュートラルに子ども達の目線に気を配ってあげることしていかなくちゃな。と
思った出来事でした。
何はともあれ。
今回の件で学んだこと。
・人生において夢中になれものがあることの大切さ。に、
改めて気付かされ。
・自分が疑問に思っても
その目の前の人が夢中になっていることを
知ろうとし、肯定する事でお互いがハッピーになった事!
これからも、夢中になれること。大事にしていきたいな。
今日はこれでおしまい。
長々と読んでくれてありがとう!
#焼き菓子屋そぼくな 。
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