G1とG2。
#そぼくなコーヒー焙煎所 では
#イルガチェフェ と言う品種、
一種類で焙煎しコーヒー豆を販売しています。
それはただ単に、
コーヒー豆を消費者として愛用していた頃から、このお豆さんが醸し出す表情が好きだから。
って言うのと
同じ〝コーヒー豆〟としても産地種類が変われば、豆の大きさも持っている糖質や水分量なんかも変わるからで。
売り出す豆の種類を増やせば増やすほど、もちろん、いろんなコーヒー豆の種類にそれぞれのファンがいるからお客さんを獲得しやすいのかもしれない。
けれど
〝そぼくな。としてコーヒー豆でお届けしたい味わいはこれだ!〟という理念に沿ってコーヒー豆をお届けしようとすると、豆は一種類でダイレクトに伝えた方が伝わりやすいなぁ。と思い。
イルガチェフェの豆、一本で勝負している。そんな感じです。
けれど
その瞬間、その瞬間に売り出すものは一種類だけれど、
季節によって豆の種類は変えていこうかなぁ、と思っています。
それは
焼き菓子のように、、
春はキュン♡としたさくらんぼのタルトが食べたくなり。
夏はキュッとスダチーズケーキの潤いと爽やかさが欲しくなり。
秋にはほくほくっと。
秋の実5兄弟をお迎えしたくなったり。
冬へと移ろいゆく時季には
バターをじゅわりと感じながら
パイのハラハラにアップルパイのキュートな灯火を感じたくなる。
年の瀬には
じんわりと響く赤ワインと黒糖に染まったドライイチジクのシュトーレンをチビチビと1年を浸って食べたい。。
コーヒーもそんな風に。
その季節にある空気や頬に当たる風。
身体に流れる水の感じ方に違いがあるように。
その季節によって
感じたいコーヒーの味わいがあるなぁと思うから、
その時、その時に合う、その一品をお届けしたいなぁ。って考えてます。
で。
実はこれどちらも同じイルガチェフェ。なのですが
向って右側がイルガチェフェG2
左側がイルガチェフェG1。
少し前から
イルガチェフェG2→イルガチェフェG1 に変更しました。
G1やらG2やらなんやねん!って
感じかもしれませんが
1位、2位、3位、、みたいな感じ
品質を表しています。
その品質が良いとか悪いとかの基準は
例えば100gの生豆に欠陥豆が多く含まれていれば品質は下がっていき、欠陥豆が少ないほど品質は上がる。
欠陥豆とはカビが生えてたり、虫に食われていたり形が崩れていたり、、そんな感じです。
で、
コーヒー好きな人なら知ってると思うことなので、、
ここからが本題。
欠陥豆が多いと言えど
#ハンドピック (欠陥豆を焙煎士自ら取り除く)さえすれば、味にも問題無いと思っていたわけです。
けれど先ほど載せた写真はハンドピック した後の写真で。
見た目も違うんです。
同じイルガチェフェなのに。
G2はチャフ(コーヒー豆の皮)がカサカサで今にも取れそう。そしてG1と比べてしまうと貧相^^;
G1はG2と比べてぷっくりとしていて、チャフもそんなに剥がれていない。
野菜で言うならば
やっぱりG1の方がイキイキしている。
それでも味わいに違いがなかったらそれで良いのですが、、
明らかに味わいも違っていた。
どちらも飲んだら
イルガチェフェ なのですが
G2はスッキリなクリア感が強くカラメルっぽい香ばしさ。
G1はクリア感も忘れないけれどキュートな甘みに厚みがあって、なぜか焙煎後はトーストの香ばしい匂いが増してほっとする心地よい香り。
好みの問題なので
どちらが良いとか悪いとかではないけれど
同じイルガチェフェでも
こんなに違いがあるんだなぁ。と思った。
って話でした。
そして、
どちらの味わいも私は好きなので
その味わいが一番輝く季節に
コーヒー豆を焙煎しお届けしたいなと思います。
それで。
少し朝晩に涼しさが流れるこの季節には。
キュートな厚みのある甘みが欲しくなる。
焙煎後に日を追うごとに増すトーストのような香りを感じるイルガチェフェG1が合うなぁ、、。と思い。
イルガチェフェG1の豆をお届けしたく今日も今の豆と向き合い焙煎です。
同じ名前でも
同じ人種(豆種?)でも
こんなに違いがある。
なので
今、私の目の前、手元にあるコーヒー豆にちゃんと向き合って会話し
焼き届けたい。
それは 今 という 一瞬の大切さ をお届けすると共に
その一瞬に込めることで
その飲み手の人生の一コマを彩り
背中を押す事が出来たら良いなぁと思うからです。
そう思い
#そぼくなコーヒー焙煎所 営んでいます。
読んでくれてありがとう!
焼き菓子屋そぼくな。
ゆ季
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