ひとつのお菓子にこめること。

うだつマルシェのマルシェ準備は

最初、たくさん来るからと

大量に焼かなくては!という準備の仕方をしていました。

けれど、

たくさん売れるはずなのに

全然楽しくなくって

うれしくない。

心在らずで。でも

会いたい人が来てくれはるし楽しみで。

でも

その方たちや

そういう必要としてくれる人に焼く、ことが

わたしにとってとても重要なのだな、と気づいたマルシェでもありました。

誰かれ構わずに売るのは私の性にあっていない。と。

そのやり方が売り方が作り方が

やりたくって店やったんじゃんかったな、と。

マルシェマジックにかかっておりました。

もちろん、

その売り方が一般的にあかん、とか

その売り方をしているお店を否定しているわけではなくって。

商売やからそんなわがまま言うな、って感じなのかもしれないけれど

商売やから

選んで仕事するべきなのでは?と思うのが私の考え。

商売=お金稼ぎ ではない。って

今は確信てきに言える。

商売=本当にその目の前にいる方を幸せにすることやと思っている。

価格で数値化、個数で数値化するものではない。

高い値段設定はどうなん?って

考え浅い方には言われそうやけど

安かったらどうなん?っ

お金だけで

お客さんを喜ばせることは

本当の商売なのだろうか。

商売だけではない。

消費側も。

お金を払えば解決する、ご飯づくり。

お金を払えば解決する、掃除。

お金を払えば簡単に何かを

得られるという構図。

お金を払えば【自分で考えなくていい。】という

無意識的なCM、メディア、世間の構図に

はまってしまっていることに

多くの人がいることを

そろそろ

生産者側も

消費者側も気づく人が少しづつ増えたほうが

いいのでは?とは思う。

なぜか?

これ気づかないと自分で自分の首しめるよ。

自分で考えない。

自分で行動しない。

安いお金払えば解決するから。

これ

まさしく

老害産む。


自分にとって必要な価値か?を

見出して払うお金は価値あるものだと思うけれど

この

お金を払う順番を逆にしちゃうと

おかしくなるよ。


考えて

買ってほしいし食べてほしいから

一般の値段より高くしています。

買いたくなきゃ買わなくていいけのです。

必要な人に

ちゃんと心を込めて届けたいから

真剣に考えてほしい!食べたい!と言ってくれた人に

誠意をこめて贈りたい。

一人の人間が

心を精一杯込められて

人に与えられる量なんてそんなにないよ。

長時間労働は

どこか適当にしないとやってる本人がつぶれるから

結局

価値のないものを生み出すよね。

で、

安いんやからお客さんのためやから、と言い出す。

(それは自分をかばい、お客さんのせいにしている。)

矛盾している。

いろいろ。

私は

プロとしてこれからも在りたいから。

私は一人ひとりの方にしっかり届けたいから

この値段です。

話、それてるんやけど

私がお店を通してやりたいのは

たったひとりでもいい。

一生忘れられないような出来事を作り出したい。

そぼくな。を通して。

お客さんにとっても

私にとっても。

お金が一番やと空っぽになる。

この、一個のお菓子に

誠心誠意こめて届けることが

わたしの店をやる意味です。

#食べることは生きること

#働き方は生き方

#仕事は為事 (なすこと)


読んでくれてありがとう!

焼き菓子屋 そぼくな。

ゆ季



いつも、ありがとうございます。