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魂から欲するとクルマも降ってくる

 52歳のアーリーリタイヤ、山川宗一郎です。

2783字

1.マツダロードスター

 2024年の9月に、20年続けた『手打ちそば屋《蕎麦宗》を閉店した際、雨漏りの補償金や店の物品の売却益などの臨時収入があった。いわば退職金のようなものとして考えるととってもありがたい。とはいえ一般企業にお勤めの方に比べたら雀の涙。しかし、日銭商売の飲食業経営からすれば、それだけのまとまった収入はほとんど無い。なので、嬉しくなって

『ああ、これでロードスター買えるな!』

なんて呑気なことを考えていた。

 以前【クルマ選びで気がついた】に書いたように、元来クルマ好きの僕にとって、食指を動かされるような魅力的なクルマが全くなくなってしまった昨今。そんな時代において、数少ない選択肢の最有力候補がマツダNDロードスター。
 本当に欲しいものは買ってしまえば後からお金は付いてくる。または、そのための資金や物品が手に入ったりするものだ。その法則の最たる例が【アルファロメオがやってきた】
に書いた話で、その詳しい経緯は【正解だらけのクルマ選び】の第24話【アルファロメオスパイダー①林健太郎】に書いたので、ぜひお読み頂きたい。
 そして今回もまさしくその通りに、僕が狙っているグレードの金額が手元に入った。

2.あちらからの忠告

 ところが……。
 この頃受けていた【スピ風呂】でもご存知のサイキックヒーラー愛守花さんより

『お金の使い方が間違ってる』

という、*守護霊かヒカリ(一級品)からのメッセージを受けた。この時の僕にはまだ視えてていなかった、

《これから始まること》のために使え』

という。
 とはいえ僕はクルマが欲しい。クルマ無し生活という9年間の沈黙を経て、ようやく手に入れたアルファロメオスパイダーは、故障続きの世話の焼けるオープンカー。それでも愛おしく《ついのクルマ》を全うしてくれた。
 それを引き継ぐ意味でロードスターを希望していたので、僕はこの《あちらの世界》からの忠告を素直に受け入れる事は出来なかった。

3.購入へ向けての算段

 【レイラインツアー2024】を終えた後、お礼参りの伊勢神宮へは、ロードスターをレンタルして出向いた。たまたまJネットレンタカーがキャンペーンでやっているのを見つけ、料金も小型車よりも安かった。一泊二日の長時間インプレを楽しみつつ、使い勝手や燃費などのリアルな情報も手に出来た。
 その後、マツダのディーラーにて2024モデルのロードスターRFの試乗もした。レンタカーはマイナーチェンジ前の1.5L幌屋根のモデル。RFは2Lの電動ハードトップなので、比較するに随分と上質。すっかり虜になって購入予定の(株)駿東さんへと見積もりを頼んだ。
 そして、見積もりを以って自動車ローンを計画。その頃たまたま知り合った銀行員の方がいて、伝手で静岡銀行のマイカーローンを選んだのだが、購入予定金額の現金もあるので、すんなりと仮審査は通った。
…と、そこまでは順調だったのだが…。

4.続く暗雲

 『山川さんご希望のRFですが、ソウルレッドまたはブラックしか在庫が無いようです』

それは11月半ばの見積もりから1ヶ月ほどのことだった。駿東さんから連絡が入り、僕の希望するクリスタルブルーは手に入らないとのこと。そこで年明けからデリバリーされる次モデルの情報を待つことにした。
 しかしながら、年末になってまた良からぬ話が。どうやら2024年からのマイナーチェンジモデルに諸所のリコールが発生し、踏襲とうしゅうされる2025*イヤーモデルが遅れる模様。早くて3月になるという。
 となるともう一つ問題があって、仮審査が通ったローンの振り込み期限が過ぎてしまう。年明けすぐに銀行へと出向き話を伺うと、ローン審査の新規申し込みを再度し直してくれ、とのことだった。去年ならまだしもプー太郎になっている今の所得はゼロだ。果たしてそれでもローンは通るのか?
 と、雲行きの良からぬ話が3つも続いた。僕は決断を迫られた。

5.メッセージを受け取れ

 アルファロメオを手にした時は、偶然にも自身が30年来欲しかったクルマの取引話が身近な人伝手ひとづてで湧いて来た。そして手元資金も無ければ、コロナ禍で売り上げも落ちているのに購入の約束をした。すると納車された後、ひょんな給付金でちょうどその金額が市役所から振り込まれたのだった。
 それとは逆に今回は、自分の積極的な行動にも関わらず、3度の暗雲が立ち込めた通り中々すんなりと進んでいない。実はこれがサインであって『今回は購入を見送れ!』というあちらからのメッセージなのだ。

 よく言われる《引き寄せの法則》。その通りのことに僕は良く出くわす。コツは、何かしら欲するそのモノ・コトが、本当に欲しいかどうかである。
 本当に欲しいとは、意識=自我エゴの欲ではない。ましてや、羨望や資産価値ではない。他人が持ってるからや、値上がりを期待出来るから、などは自分が本当に欲しいには当たらない。
 本来の自分自身が決めて来たシナリオに沿って幸せを感じられる!や、今この瞬間の己の人生をキラキラと輝かせてくれる!のが本当に欲しいの具現であって、言い換えると魂が欲するかどうか、である。
 その意味で、前回アルファロメオの時はCLUB SOBASOの活動を後押しとして意味があった。しかし、今回のロードスターは自我の欲でしかないのだろう。

6.決断は潔く

『ロードスターの購入、ひとまず止めましたよ!』

あちらからの忠告を伝言してくれた愛守花さんに話すと、その潔さに感心してくれた。

 代わりに、前々からヒカリ達から言われている『山の事をやれ』というメッセージに従って、年明け早々から登山や山歩きをした。すると前回の記事【里山のアジト〜①畑が降ってきた】の通り。

『いずれクルマは手に入ります』

ヒカリからのメッセージによると今ではないだけのようだ。身近に置かれた状況によって如何様いかように判断するのかが、本来の自分の生き方をする上でのヒントになりそうだ。

 そんな事を思いながら、斧やアウトドア用品を手に入れている今日この頃。それが先の稼ぎに繋がるだとか損得などは考えずに、ただただ目の前の日々を楽しむこと。これもまた、次のチャンスが降りてくる際のメッセージをしっかりと受け取るために、大切なことだと思う。
 さぁ、また山へ!。次はどこを登ろう。終

*守護霊かヒカリ(一級品)からのメッセージ…物理的三次元とは異なる視えない存在は、未来の一つを教えてくれる

*イヤーモデル…モデルチェンジを短期間で繰り返す代わりに、年次改良を頻繁にして改善してゆく手法。マツダやヨーロッパ車に見られる。

#欲しいものを手に入れる方法 #林健太郎 #スピリチュアル #魂 #自分の人生を生きる

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山川宗一郎
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