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sobakoの読書記録です。 読書感想文と言わないところがミソ。

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  • sobakoの超お気に入り本

    ☆5つの本を集めました!

  • 三国志/横山光輝

    漫画「三国志」の読書記録です

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読書一覧(2024/11/13更新)

■星の数について ☆☆☆☆☆ 蔵書にしたい! ☆☆☆☆  気に入った! ☆☆☆   ぼちぼちだね! ☆☆    う~ん、、、 ☆     時間を返して! ■読書一覧 三国志/横山光輝【1】~【60】(2024/04/26)☆☆☆☆ 人間椅子/江戸川乱歩/聴本(2024/01/11)☆☆☆☆ 沈黙/遠藤周作(2024/02/05)☆☆☆ 仮想儀礼(上・下) /篠田節子(2024/02/09)☆☆☆☆ ソラシド/吉田篤弘(2024/03/02)☆☆☆☆☆ 二銭銅貨

    • 引っ越しは強制終了?

      さてさて、このnoteにあちこちに散らばった読書記録をまとめてみようと意気込んでいた私だけれど、読書メーターの記録が100件を超えていたのを知った途端にテンションが下がっている。 今年始めた読書ブログの分はnoteへの引っ越しが終わり、読書メーターの分は4,5年前のものだからまあいいか、って思い始めた。 結局、読書メーターに書かなくなってからは、ちらちらと何を読んだかくらいの記録がメインブログに残っているくらいなので、2024年から新しく記録を残すってことで、ね。 今読んで

      • 木曜日にはココアを/青山美智子

        12編の短編集。 それぞれの物語の主人公が、リレーのようにつながっている。 ひとつひとつの物語は、とても優しく静かに進む。 小説を書く上での、作者・青山さんの決め事は、物語の中で人を死なせないことだそうだ。 だからなのか、この全体的なオブラートに包んだような雰囲気は。 かと言って、幻想的なのではなく、そうだなあ、眠っている時に見る「夢」のような、現実にありそうな出来事だけど現実ではない、みたいな。 なんだか上手く言えない。 青山さんの小説は、中学入試問題に使用さ

        • 金色機械/恒川光太郎

          時は豊臣秀吉のころ。 得体の知れない金ピカのスーパーボディを持つ金色様が、手のひらで安楽死をさせることができる遥香の産みの親の仇討ちに協力する物語。 二人の周りの人々の人生を絡めながら、登場人物のそれぞれの目線で語る壮大な物語となっている。 まあまあ面白かったが、長い。 『金色様』が都合よくスーパーマンなのが、ちょっとだけ残念。 恒川光太郎氏の小説はこれで3作読んだ。 今回、初めての長編。 短編の方が好きかなあ、今のところ。 【2024/10/09 ☆☆☆】

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        読書一覧(2024/11/13更新)

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        • sobakoの超お気に入り本
          4本
        • 三国志/横山光輝
          20本

        記事

          俺たちの箱根駅伝/池井戸潤

          駅伝の本選出場権をかけた選考会で惜しくも敗退した大学の主将・青葉が、学生連合チームに選ばれ本選に出場することになった。 予選会では自分の不調のせいでチームとしての出場権を取れなかったことや、今までの連合チームでは考えられない目標を掲げ、選手から信頼を得られない新監督・甲斐との関係、バラバラでひとつになれないチームに思い悩む青葉。 しかし合宿を通して徐々に甲斐と選手たちの思いがひとつになっていく。 この物語は、選手側からの視点と、もうひとつ、駅伝を放送するテレビ局側からの

          俺たちの箱根駅伝/池井戸潤

          風の古道/恒川光太郎

          『夜市』に同時収録されている短編。 7歳の時に行ったお花見で迷子になり、未舗装の人っ子一人いない不思議な一本道を通って家にたどり着く。 12歳になった時、再び、その道を確かめに友達と入り込む。 が、そこは人間は入ってはならない異世界の道だった。 もうね、どっぷりとこの不思議な世界に浸ってしまう。 頭の中で映像を思い浮かべられるっていうか、夢を見ているみたいな感じ。 この異世界のいろいろな決まり事がとてもユニークだしよく考えられていて、どういう発想で思いつくのか知り

          風の古道/恒川光太郎

          ぼくのメジャースプーン/辻村深月

          「ぼく」は小学4年生。 不思議な「力」を持っている。 ある日、クラスで飼っていたうさぎが愉快犯によって無惨に殺され、風邪で熱を出した「ぼく」の代わりに朝当番に行ってくれた「ふみちゃん」が第一発見者となってしまう。 「ふみちゃん」は器量こそ良いとは言えないが、クラスを引っ張る明るく元気で優秀な女の子。 しかし、事件を境に引きこもりになってしまった。 それまで「ふみちゃん」に助けられてきた「ぼく」は、自分に備わる「力」を武器に、犯人に立ち向かう決心をするが… 人間とそ

          ぼくのメジャースプーン/辻村深月

          夜市 / 恒川光太郎

          夜市は様々なものが売られている異世界の市場。 買い物をしないと元の世界に帰れない。 大学生のいずみは、高校時代の同級生裕司に誘われて、よくわからないまま夜市に出かける。 そして、裕司が子供の時に、弟を人攫いの店に買い物代金の代わりに渡して、自分だけ異世界から戻ったことを知る。 その日、裕司は弟を連れ戻しに来たのだった。 兄弟は再会するのだが…。 なんとも不思議な物語であっという間に引き込まれた。 久しぶりに、もっと読みたいと思わせてくれる作家に出会った気がする。

          夜市 / 恒川光太郎

          ある男/平野啓一郎

          自分の夫が、まったく別人になりすましていたのだとしたら…。 そのことを夫・大祐が亡くなってから知った妻・里枝は弁護士の城戸に夫が本当は誰なのか調査を依頼する。 なんと、大祐は戸籍を交換して他人の人生を生きていたのだ。 この調査を引き受けた城戸は在日3世で、心の奥底で自身の出自を気にしていたことに、「原誠(大祐の本名)」の人生を追っていくうちに、気がつき苦しむ。 他人として生きたいと思うのって、普通では考えられない。 だが、殺人を犯してしまった実父を持つ誠は、同じDNAを受

          ある男/平野啓一郎

          同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

          主人公・セラフィマ(16歳)は母とともに猟をしてモスクワ近郊の小さな農村で暮らしていた。 1942年、ドイツ軍によって村を襲撃され、ただ一人生き残ったセラフィマは、続いてやってきた赤軍の女性兵士・イリーナに弟子として拾われる。 同じような境遇の女性たちの集まる訓練校で、イリーナに狙撃兵になるべく厳しい教育を受け、実戦に送られる。 死と隣り合わせの狙撃、初めは人に向けて銃を撃つことに抵抗を感じていたが、そのうち、狙った通りにフリッツ(敵のドイツ兵)を狙撃することに高揚感すら覚え

          同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

          下町(ダウン・タウン)/ 林芙美子

          健康のために、ついに、運動を始めた。 天候に左右されると続けられない気がしたので、何年か前に購入して今は埃をかぶっている踏み台昇降の台をひっぱりだしてみた。 そしてBGMの代わりに、らじる★らじるでNHKラジオの「朗読」を聴くことにした。 主人公は、戦後、夫の帰りを待ちながら、まだ幼い息子を連れてお茶の行商をする『りよ』。 不安な毎日をやっとの思いで暮らしていたが、ある日、行商先で親切な男『鶴石』に出会い、ポッと小さな明かりが灯ったような気持ちになる。 息子もなつき、ふた

          下町(ダウン・タウン)/ 林芙美子

          豊臣家の人々/ 司馬遼太郎

          誰だか忘れちゃったけれど、小説家の人がオススメしていたので、図書館で借りてみた。 パッと開いて驚いた。 1ページが上下2段に分かれている! 良いのよ、話が長いことは全く。 問題なのは、そう、思わずつぶやいた「文字、小さッ」ってこと。 近眼の私は、老眼になっても、メガネを外せば近くを見ることに不自由はなかった。 ところが、60才を越えたあたりから、近くのもの、小さい文字が見にくくなってきたのだ。 なので、この『豊臣家の人々』も目の調子の良い時でないと、読むのに疲れる。 長時間読

          豊臣家の人々/ 司馬遼太郎

          諸葛亮(上・下)/ 宮城谷昌光

          三国志の漫画を読んで、軍師・諸葛亮に興味が湧いて探すうちに見つけたこの本。 作者があとがきで書いているように諸葛亮は、通俗小説『三国志演義』でスーパーヒーローに仕立て上げられたらしく、正史『三国志』とは少し違うらしい。 横山光輝の漫画は正史が基本だったような気がするけれど、それでも大活躍だった。 それに比べてこの『諸葛亮』は、やっぱりちょっと物足りない。 「実像から遠くないところで小説を書きたい」という作者なので、これが諸葛亮の本来の姿なのかもしれないね。子ども時代や、叔父・

          諸葛亮(上・下)/ 宮城谷昌光

          白鳥とコウモリ/東野圭吾

          殺人事件の被害者、加害者、えん罪、時効…と盛りだくさん。 弁護士殺人事件の犯人として挙がった男は、30年前の殺人事件の真犯人でもあると自供した。 加害者の息子と被害者の娘は、それぞれの親の言葉に疑問を持ち、思い悩み、真実を知ろうと奔走するうちに、協力し合う関係になる。 ストーリーはとても良くできていて面白かった。 安定の東野圭吾、かな。 でも、私の中での彼の2大作品『手紙』『容疑者Xの献身』のような、心揺さぶる物語には遠かった。 そこが、ちょっぴり残念なところ。 蛇足だけど、

          白鳥とコウモリ/東野圭吾

          黒牢城/米澤穂信

          図書館で借りて、貸出延長までしたのに結局、読了できず。 冒頭の部分ではまあまあ掴みが良かったけれど、連作最初のストーリーを読み終えて、ん~?って感じだった。 直木賞を取ったミステリーということで読もうと思ったけれど、ちょっと肩透かしにあった感じ? なかなか読み進める気にならず、貸出期限が来てしまった。 歴史ものはきらいじゃないんだけどなあ。 米澤さんの小説では、以前読んだ『満願』が断然良かった記憶。 【2024/11/07 ☆☆】

          黒牢城/米澤穂信

          舟を編む/ 三浦しをん

          以前に読んでなかったっけ? 映画を見ただけだっけ? 記憶が定かじゃあないのだが、今回読もうと思ったきっかけが、NHKプレミアムドラマ。 映画とは違って、もう一人の編集部員・岸辺みどり(池田エライザ)が主人公である。 岸辺の生い立ちや、編集部員としての成長や、製紙会社営業マン宮本(矢本悠馬)との絆が丁寧に描かれていてとても良かった。 正直言うと『舟を編む』の中で岸辺みどりという登場人物は印象になかったので、新しいキャラかと思ったが、今回原作を読んでみたらばきちんと存在

          舟を編む/ 三浦しをん