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マイクロプラスチックに吸着&脱着する化学物質

おはようございます!
今日はマイクロプラスチックのお話です。

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マイクロプラスチックに有害化学物質が吸着されるという話は聞いたことがあるかもしれません。
今日はその吸着した化学物質が、生物の腸管で脱着するというお話をご紹介します。


その前に…

【マイクロプラスチックの起源】

海洋環境中で観測されるマイクロプラスチックの起源は、大きくは、
一次マイクロプラスチックと
二次マイクロプラスチックに分けられます。

<一次マイクロプラスチック>
製品の原料になったり、製品に配合されたりするプラスチック

・レジンペレット(直径数mmの円筒型もしくは円盤型のプラスチック小粒)
・マイクロビーズ(洗顔料や化粧品などに含まれているもの)
も含まれます。

<二次マイクロプラスチック>
使用後に海洋へ流入したプラスチック製品が、紫外線や熱、風、波などの物理的な力により破砕・細片化したものです。

・洗濯で発生する化学繊維(ポリエステルやアクリルなどの合成繊維・化学繊維の服)
・スポンジ(台所用・掃除用などのメラミン樹脂製スポンジ)も含まれます。

【下水処理場で処理されないのか?】

マイクロビーズや洗濯で出る化学繊維くず、スポンジのくずは、家庭排水として下水処理場へ運ばます。
実は下水処理場では、マイクロプラスチックは99%以上が除去されていることがわかっています。

ただし、除去率は100%ではないため、下水処理放流水中からもマイクロプラスチックは検出されています。

東京農工大学の調査によると、流域人口が50万人程度の下水処理場の二次処理放流水として、「1日に10億個」のマイクロプラスチックが河川へ放流されていると推定されています。

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