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マイクロプラスチックに吸着した有害物質と関連する疾患

おはようございます!
11月もあっという間に終わりそうですね~。

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今年の8月に配信したメルマガでも、マイクロプラスチックに有害化学物質が吸着するというお話を書いています。


繰り返しになりますがちょっとおさらいです。

【マイクロプラスチックの起源】

海洋環境中で観測されるマイクロプラスチックの起源は、大きくは、
一次マイクロプラスチックと
二次マイクロプラスチック に分けられます。

<一次マイクロプラスチック>

製品の原料になったり、製品に配合されたりするプラスチック

・レジンペレット(直径数mmの円筒型もしくは円盤型のプラスチック小粒)
・マイクロビーズ(洗顔料や化粧品などに含まれているもの)
も含まれます。

<二次マイクロプラスチック>

使用後に海洋へ流入したプラスチック製品が、紫外線や熱、風、波などの物理的な力により破砕・細片化したものです。

・洗濯で発生する化学繊維(ポリエステルやアクリルなどの合成繊維・化学繊維の服)
・スポンジ(台所用・掃除用などのメラミン樹脂製スポンジ)も含まれます。

【マイクロプラスチックに吸着する化学物質】

マイクロプラスチックには、そもそも酸化防止剤や難燃剤等のプラスチック添加剤のような有害な化学物質が含まれています。

これらの添加剤はマイクロプラスチック中に残留していることも確認されています。

さらに、海洋を漂うプラスチックは疎水性で負に帯電していることから、難分解性・高蓄積性・有害性を持つ、残留性有機汚染物質を吸着します。

そのため、海中よりも高濃度の汚染物質が、海岸などに漂着したプラスチック片から検出されています。

また、こういった吸着した物質は1つだけではないため、複合影響も懸念されています。

このような汚染物質(有害物質)はどのような影響があるのでしょうか。

【汚染物質と疾患の関係性】

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