ギャラリーってなに?美術家として活動しているから最低限のことはわかる。運営する側に回ることで初めてお金や人の流れが具体的に見えてくる。私が勤め始めたgalleryMainが特殊なのかもしれないが。私の仕事はデザイナー。ならば言葉に落とし込み伝えて行くことも仕事の内。日報のような日記として、記録してみることにした。ちなみに毎日書くつもりはない。
背景を少し説明すると、6年住んだ東京を離れて、京都で暮らしはじめた。写真家や美術家を育成するスクールPlot Art Schoolを
“らしさ”の複合体を作る ー
手紙だと154mm x 107mm、Twitterだと140文字、その枠の中に何を込めるか試行錯誤する。言いたいことを全て書き出したところで、その中に“らしさ”が無ければ無数にある商品の中で薄れ何もなかったことになる。資本主義とはそもそも、貨幣によって商品を等価値に変換していった。それはつまり多くの商品の中に埋もれていくこと、それに対抗するためにはメッセージを届ける相手に名前と“らしさ”を伝え無名の商品から固有名へと変化させていく必要性がある