オンラインがオフラインを超える日
数年前まで「会う」はオフラインであり、直接会うこと以外の意味は考えられなかった。
次第に時代は変わり、今はコロナの影響で直接会うことができない状況でもある。
しかし、僕らは果たして誰とも会っていないのだろうか。zoom飲み会、リモート会議、あつ森などの通信。今の時代の「会う」とは何だろう。
「会う」をアップデートせよ
「会う」の意味は「ある場所で二つ以上が集まって、相手を見てそれと認識すること」です。
一般的には、場所と時間を同一に共有することであると考える。例えば渋谷のハチ公前で待ち合わせをして一緒に映画を観に行く、天気がいいから海でも行こうとドライブで江ノ島へ向かったり、当たり前だがこれらは全て「会う」ことで成立する。僕らはこのように会って相手と会話したり遊んだり経験を共にしていた。そしてこれは偶然的に会っているのではなく故意的に「会う」を満たしている。
何故人は「会う」ことを欲するのか
結論は人と会うことで寂しさを分け合い共有する楽しさと新しい刺激を感じるからだと考える。
人は一人では生きていけないとよく言ったものだ。例外はあるだろうが、人と会うことで新しい価値観を知るし新しい経験や場所にいけば刺激すら共有する。僕らは自然と「会う」ことで「何か」を分かち合っている。
ただここで、一つの疑問が生まれる。それは「場所と時間を同一に共有すること」じゃないと満たされないのだろうか。
オンラインによる「会う」以外の手段の普及
「場所と時間を同一に共有すること」以外で寂しさを分け合い共有する楽しさと新しい刺激を感じる手段として「時間」を共有する「電話」や会話するだけならばLINE等の「メッセージ」でも構わない。もちろんこれらは「会う」とは言わない。
しかしある程度の寂しさを分け合い共有する楽しさと新しい刺激を感じることは満たせれるのではないだろうか。
そしてここ数年で直接「場所と時間を同一に共有すること」をしなくても会っているかのような感覚になれる手段がインターネットの普及により確立した。もはや「時間」すらも共有しなくてもいい。
またSNSの発達でしばらく会っていない友達も身近に感じるようになったしInstagramのストーリーで生存確認したりするようにもなった。
つまり「場所」も「時間」も共有しなくても寂しさを分け合い共有する楽しさと新しい刺激を感じることはできるようになった。
オフラインの「会う」は不要か
しかし、どんなにオンラインで会っていてもおそらく僕らはそれでも物足りず直接会いたいと切に願うだろう。
それは「直接会う」というオフラインにオンラインが優ってないからであり、「直接会う」という体験の味を知ってしまっているからだと考える。肌の温もり、五感で感じること未だにオンラインでは味わえない。
オンラインではまだまだ物足りないことがたくさんある。話していてもラグを感じることや五感を感じれないことなど場所を共有していれば起きないことである。
オンラインがオフラインを超える日
そう考えるともし「直接的に会う」体験がオンラインで出来てしまったらどうだろう。
オンラインの長所であるどこでも「時間」を共有できることとオフラインの五感を感じれる「場所」を共有すること。
絵空事のようだがこれからの発展の仕方次第ではあり得ないとも言えない。どこにいても瞬時に連絡が取れて時間を共有し、移動しなくてもVRで場所や空間を共有することができる世界。
そんな世界の「会う」という基準はもしかしたら今とは全然違うかもしれない。
そんな時代が来るか来ないか、信じるか信じないかはあなた次第である。
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おそらく今宵の晩酌が、発泡酒ではなくビールになります。