三菱ケミカルホールディングス ジョンマーク・ギルソン社長 講演 『低炭素社会における成長と価値の創出』 要約レポート
■はじめに
本内容は2021年11月15日に一般公開されているケミカルマテリアルジャパン2021での三菱ケミカルホールディングス代表執行役社長ジョンマーク・ギルソン氏による講演の要約になります。
テーマは「低炭素社会における成長と価値の創出」ですが、実際の中身は今の化学業界を取り巻く環境やその中での日本化学業界の強みと弱み、そして将来に向けて生まれてくる新たな需要などを分かりやすく発表されたものになります。あえて本件を取り上げた理由としては、業界動向についての見解を述べてる情報は有象無象にあるかと思うのですが、なんといってもその業界で実業をしている最大手の三菱ケミカルホールディングスの社長が直接自身の言葉で語る内容が最も説得力あるなと思ったのと、実際に聞いてみて非常に漏れなく抜かりなく話されており内容的にも面白く、また業界動向の全体把握に最適だと思った所にあります。
■そーなんだ化学自己紹介
大手商社の化学品営業で10年程働く傍ら、Twitterで 国際情勢、経済時事から日常生活までを化学目線で考え発信するアカウント「そーなんだ化学」を運営しております。休日や平日夜を活用し2020年より始めましたが、現在約1万人のフォロー様に支援頂いております。
また本職では英・中・日の公開情報を中心にビジネスの現場で活用できそうな有用な情報を入手すると、お客様に整理して共有しているのですが、そーなんだ化学のお客様にも週報(土曜日配信)として発信させて頂くべくFans(300円/月)を開設しております。
■対象と本レポートの位置づけ
要約レポートを対象としてる方(こんな方にオススメ)は以下です。
①化学業界に身を置く忙しいビジネスマン
②化学業界への個人投資家
③化学業界へ興味のある学生
本内容は上述通りその講演をそーなんだ化学が自身にて要約し書物として整理したものになります。元ネタが28.5分と言う演説の長さであり、かつ講演者のジョンマークギルソンさんは英語で話すため字幕を追わないといけないことや、28.5分を流しで聞いても全体像が見えにくい事から、時間をかけず、体系的に理解したい方や繰り返しインプットにご使用したい方に推薦致します。要約として文章に起こしてますので5-10分程で読み切れる様にしてますが、元ネタも公開されてますので、少し長いですが音声で流し聴きでOkとい言う方はそれはそれで良いかと思いますので価値を感じて頂けそうな方に対象を絞っております。
同要約レポートはそーなんだ化学の中の人間が書き物にする上で繰り返し聞き、28.5分の演説を3ページ・2760字に構造化して、まとめました。一部無料公開もしてますので、是非ご参照頂ければと思います。
■本レポート アウトライン
1. 化学業界を取り巻く環境
2. カーボンニュートラルに対処する上での日本の化学業界の強み
3. カーボンニュートラルに対処する上での日本の化学業界の弱み・課題
4. 想定されるカーボンニュートラルがもたらす新たな需要
5. カーボンニュートラル対応に備えた三菱ケミカルの現在の取り組み
6. カーボンニュートラルに関する、日本の化学産業へのメッセージ
またもっとラフなものに関しては以下そーなんだ化学でも投稿しておりますのでこちらもご参照ください。
全文版、以下添付致します。
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