BPA撤退!! 具体事例を元に、石化再編のリアルを解説!
石油化学業界の再編が加速しております。
BPA(ビスフェノールA)が何か、どういう影響があるのかは下段にて説明させて頂きますが、取り急ぎ「BPAという汎用石化製品」の一つが今年大きな転換期を迎えます。なんと、国内生産が短期間にして1/3程度になるのです。
今回は業界全体の動きというよりも、より個別のケース(ビスフェノールAでの事例)で、具体的に石化再編によりビジネスの現場でどういう風に物事が進んでいくのかを分かりやすく、解説できればと思います。
なぜ、化学業界の再編がこれまでほったらかしにされてきたのか、よくいう”関係者が多い”という、しがらみがより伝われば幸いです!
化学品がやっかいなのはチェーンである事
まずはBPA(ビスフェノールA)といっても??という方もいらっしゃるかと思います。化学業界、特に石化領域でビジネスをされている方であれば良くご存じの方かと思いますが、エポキシ樹脂やPC(ポリカーボネート樹脂)といった日常に不可欠な樹脂を製造する為に、欠かせない素材の一つです。
ざっくりとサプライチェーンを記載するとこんな感じ↓
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