教養としての『ペロブスカイト太陽電池』 2
前回記事で取り上げたのは今年の4月2日、あれからまだ4ヶ月しか立っておりませんが『ペロブスカイト太陽電池』がここに来て大盛り上がりになってきました。元々はビジネス界でも素材や化学分野系の界隈で話題だった新技術なのですが今や世間でも市民権を得てきた新技術なのではないでしょうか。
前回も大好評でしたので直近のアップデートも踏まえ第2弾のリリースです。
概要から企業動向、直近の経済界での話題まで広く、深くを商社の目線で記載しております。前回記事と併せて読んでいただくことで初めて『ペロブスカイト電池』に触れる方から、ビジネス利用を考えている方までお楽しみいただける内容かと思います。(技術的なマニアックなものは記載しておりません)
今回もプレゼン資料式で、流し読みできるようにまとめております。
↓前回はこちら
ビジネス界で、世界で、話題のペロブスカイト太陽電池
まずは本当に話題なの?聞いたことがないけど?という方に。今年に入ってペロブスカイト太陽電池は本当に経済界を中心に賑わいを見せております。
下記はSVPリサーチという企業向けにマーケティングリサーチを提供する調査会社が公表した2024年上半期の注目テーマ(企業側から調査を受けるテーマ)のトップ10の中でもなんと第2位に『ペロブスカイト太陽電池』がランクインしております。化学や素材系の話題に限った話ではなく、半導体・AI・EV・量子コンピューターなど様々なジャンルの中で半導体に次2位となっているのは如何に注目度が高いことを示しています。
そしてもう一つ、あの世界のMIT(マサチューセッツ工科大学)が所有するメディア企業で、MIT Technology Reviewが刊行する科学情報誌で『世界を変える10大技術』というのが公表されるのですがこの最新の2024年版でもペロブスカイト太陽電池が2位にランクインしました。世界もいよいよ注目をし始めた次世代太陽電池なのです。
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