【マーケター復職への葛藤】エージェント面談で救われた話
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1.エージェント面談を受けようと思った背景
休職から1ヶ月半が経ち、復職に向けての準備を始めた。
自主的な図書館通いやスキルアップのアクションにも手を付け始められるようになった。
将来のことを考えられる余裕が出てきたかもと思い、一度客観的な視点から私のキャリアについて意見をもらいたくなった。
そこで、エージェントとの面談を受けてみることにした。
あぁいうスカウトっていまいち各社、各人の違いがわからない。スカウト文に載っている具体企業の募集もどうせ釣りなんだろうなと思ってしまうし、これまで前向きにはなれなかった。
今回は、マーケターとしてのキャリアを数社で積んだ後にエージェントに転じた方で、私よりも社会人歴が長い女性だった。私のマーケティング職への理解が深そうだと思ったのと、長く社会人をしているからこその視座からお話が伺えるかもと思って引き受けた。
2.面談の感想
結論、この方にお話を聞いてもらえて本当に良かった。
振り返ると直接的に沢山アドバイスをもらったというわけではなかったのだが、問いかけに私が答える中で自分で気づきを得られるような時間で有意義に感じた。
エージェント面談を受けたというより、コーチングを受けたという感覚だ。
休職という状態もあったので、具体の求人紹介には繋がらなかった。
最終的には、まず今の職場に復職できる状態を目指すこと、そのあとで今の職場が難しいと感じて転職をするのであれば支援会社側が向いていそうだから検討してみてほしいし、その時にまた声をかけてほしいと言っていただいた。
以下で面談を通して得た気づきをまとめようと思う。
3.面談を通して気づいた4つのこと
3-1.マーケターという職種名の呪縛に囚われていた
私は以前以下のnoteでも軽く触れているようにマーケティングの仕事が学生時代からやりたくて、大学選びも新卒の会社選びもマーケティング職にこだわってきた。
しかし、今回の休職原因の一つに、マーケター、特に広告運用者としてのパフォーマンスが発揮できないことがある。
そのため、マーケティング職にこだわり続けることが自分の首を絞めているようにも感じていた。
過去の自分との整合性を取りたいと思ってしまう。昔からマーケティングが好きで、それを仕事にしたのだということを否定したくなかった。だから、マーケティング職という職種を捨てきれない。
そんな私に、今回の面談は「マーケティングの考え方はマーケティング職でなくてもとても大事なことで、それが重宝される場面がたくさんある」ということを教えていただいた。
私はマーケティングは「誰かの顕在的/潜在的な悩みに気づき、それを解決するための方法を考え提案すること」だと思っている。その解決策が商品やサービスの形を成し、届くべき人に知ってもらうためにプロモーションを行い、それを受け取った人に価値が提供される。
これは営業職でも、コンサルでも、エンジニアでも大枠は同じだ。
解決に使う手段が職種によってコミュニケーションなのか、プログラミング技術なのかなど、それぞれ異なっているだけだ。
仮に私が復職にあたって部署異動の結論になっても、そこてマーケティング思考が発揮されてパフォーマンスになるなら良いのではないか。それで他の人に出せない角度からの価値が発揮できたらと思った。
3-2.まだ若いからやり直しがいくらでも効く
先日投稿した以下の令和ロマンの動画に関するnoteでも、社会人6年目はまだ若いと思えるきっかけにはなった。
だが、同世代ではなく私より上の世代の方から言われる「まだ若い」のパンチ力は全然違った。
過去の通り過ぎたことは、あとになって思い返すと大したことがなかったと思うことはよくある。
休職も、する前は負けた気持ちがするだのなんだのと、マイナスにしか捉えられていなかったか、いざ休職してみると人生で一番自分を変える期間になっていて、むしろ感謝の気持ちでいっぱいだ。
今ここの自分ではなくて、1年後、5年後、10年後の自分から見たときにどう思えるか、視座を未来にタイムワープさせて捉え直すことの重要性を知った。
私はまだ若い。ことあるごとに、口に出して自分に言い聞かせていこうと思う。
3-3.実現可能性の検討が弱く、思いつきが多いと思われる
私はストレングスファインダーでは1位に着想が来る、常に考えをあれこれ巡らせていたい人だ。
しかし、それが上司とのコミュニケーションが上手くいかない要因でもある。
上司の発言に対して、その時思いついたことを口にしてしまい、いつも「それってどういうことですか?」「何が言いたいんですか?」と強めに返されて傷つく。
このアイデアを話の種としてチームで会話できたら良いかなと思って口にしただけだが、自分にのみ尋問のように問いただされるのがしんどかった。
ここでは創造的な会話はできないと悟り、自分のアイデンティティはむしろ邪魔になっていると気づいた時から口を閉ざすようになった。
エージェントの方に、「最近ある分野でマーケティングアイデアが思いついたことがあって凄くワクワクしたので、この着想力は活かせる仕事がいい」と話したら、その実現可能性を考えたことがあるかと問われ、上司が言いたいのはそういうことだったのかとハッとした。
着想の先のどうやってやるか、何が必要か、どんな協力を得る必要があるかなどを考えられる頭があれば、ここまで上司とぶつからなかったのではないか。
その実現可能性を考えるにあたって、自分の力では難しくサポートが必要な場面があれば、誰かを頼らないといけない。実現可能性を考えられて初めて、人を巻き込める。
まずは、何が必要で、どこまでは自分で検討できてどこからは人にお願いしないと実現しないかを最初に考えることは習慣化しようと思った。
3-4.支援会社キャリアを経ることの意味
私はこれまで2社経験をして、2社とも事業会社のマーケティング(プロモーションの担当)をしてきた。
自分が世に広めたいと思えるサービスを自分の責任で届けていくことに面白みを感じていたからだ。
ただ、同じ事業会社のプロモーションでも会社の規模やフェーズが異なると、体制や予算、仕事の進め方が変わる。
1社目は予算もやれることの幅も比較的大きく、広告運用などは外部の支援会社の協力を仰ぎながら相談ベースで仕事を進めるスタイルだった。
2社目は1社目より予算規模は小さい。代わりに全部インハウスで進めるので、自分で手を動かしてマーケティングができる。
2社目に転職する際に、自分自身が手を動かしてマーケティングをやっている手触り感がないことを課題に思っていたので選んだ。
いざ入ってみると、施策で行き詰まったときの対処法は社内で解決する必要があることに気づく。今回のように上司に相談することが難しい状況になると、誰かに気軽に相談できる環境は大事だったと気づく。
支援会社であれば、様々な規模もしくは事業、ビジネスモデルの支援をすることになるので、マーケティングの引き出しを増やすことには繋がるのかもしれない。
※ないものねだりだが。
また、私は人に何かを教えるとか他者からの要望に応えるような動き方が好きだ。勝手に体が動く。
その私の特性は少なくとも今の上司には推奨されていない。
そういった他者のための動きが求められている場所に居場所を変えたほうがいいのかもしれない。
エージェントの方には、第三者の視点から様々な企業を支援することで視野の広がりが持てて、もしまた事業会社に行くことになってもスキルアップとして力になるから良いのではないかと言っていただいた。
いまいまは、仕事に戻れることのほうが大事なので、復職を目指す。仕事も関わる人も一気に変わるような変化を今加えるのは好ましくないと思っているからだ。
まずは、規則正しい生活と体力を取り戻して週5日働ける状態になることにフォーカスしたい。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
このnoteがご自身のキャリアを見つめ直すきっかけや、エージェント面談を使ってみるきっかけになったら嬉しく思います。
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