中願寺 香織(フリーアナウンサー)
今の仕事について
私は、フリーアナウンサーとして、スポーツに関わっています。
仕事は大きく分けると、
⒈ Jリーグなどの公式戦中継リポート
⒉ 選手とのトークショーやパブリックビューイング、 マラソン大会などスポーツイベント、大会MC
⒊ 番組や企業のナレーション
⒋ メンタルコーチ
などがあります。
今の仕事を目指したきっかけ
小さい頃から、テレビが好きで、なんとなくテレビの向こうの世界に行ってみたいという気持ちがあったと思います。また、父親の影響で野球を見に行くことも多く、「グラウンドには何があるんだろう?」という気持ちで客席から試合を見ていた記憶があります。
具体的に、アナウンサーという仕事を目指すことにしたのは、大学3年のころです。
私が大学生の頃は、就職氷河期といわれた世代で、就職活動は本当に大変でした。私も、一通り就職活動はしましたが、1社から内定を得るだけでも大変で、周りの友達も苦労していました。
就職活動をしながら、できるなら「楽しいと思えて納得できる仕事をしたい」「手に職がほしい」という気持ちがあり、たまたまアナウンススクールの生徒募集のチラシを見つけて、申し込んだことがきっかけとなりました。
フリーアナウンサーとしてスポーツに関わる
アナウンススクールでアナウンサーに必要なことを学び終えた私は、事務所に所属していましたが、その後事務所を離れてフリーになりました。
仕事を初めて最初の10年ほどは、自ら休みをとることなく、ご依頼頂いたお仕事すべてお受けしました。当時はまだスポーツの現場に女性が入ることが珍しい時代でしたので右も左もわからない中,夢中で走り続けた感じです。野球、サッカー、ボクシング、ボウリング、フットサル、ゴルフなど、競技を問わず様々なスポーツの現場でお仕事をさせて頂けたことは本当に良い経験を積むことができ、感謝しています。
仕事の内容
スポーツの現場に関わる仕事なので、公式戦や大会が開催される土日、また夏休みや連休に仕事が入ることが多く、友人との休みはなかなか合わなかったですね。ただ平日はお店が空いていたり割高でなく休みを楽しめるというメリットも!
時間が不規則だったり地方出張も多いので、意外と体力勝負な部分もあります。様々な方との出会いがあったり、知らない世界を知ることができたりするので、スポーツが好きで好奇心旺盛な方にはお勧めです。私自身が意識していることは先入観を持ち過ぎない!どんな時も楽しむ!大会や試合、選手の様子などTPOに合わせた表情や声のトーン、場の雰囲気作り!です。
ただ、外国人選手にインタビューをするときは通訳がつくとはいえ、「もっと語学ができたらな…」と思うこともあります。
今後の夢と学生に向けたメッセージ
今までは、アナウンサーという立場から大会やイベントに関わってきましたが、いつかそういった企画をイチから作るような立場で仕事ができたら幸せだなと思っています。後進の指導もそろそろ始めたいと思っています。
私は就職氷河期という時代に学生時代を過ごし、One&Onlyの人生を生きようと会社に就職せずにフリーアナウンサーになるという選択をしました。
学生のみなさんは、周りがどう動いているか・何を言っているかではなく、「自分は何が好きなのか。どうしたいのか」を大切にしてほしいです。そして、勇気をもって挑戦してみてください。きっとその先には豊かな人生が待っているはずです!
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