私と発達障害、ASD完全確定編。
呟きでもちまちまと書いていましたが、発達障害の診断を完全確定させるために知能検査を受け直しました。
そして、結果を聴いたのですが。
「ADHDの傾向もありますが、自閉スペクトラム症です」
との事でした!
自分の人生に関わる事でもありますし、曖昧にしておくのが嫌な性分なので、はっきりと診断が下りて良かったです。
そもそも発達障害の診断に使う知能検査とは?
発達障害の診断をする時、参考にするために受ける知能検査。私が受けたのは「ウェクスラー式知能検査」の「WAIS-Ⅳ」です。
私は5年前にもWAISを受けているのですが、当時は「WAIS-Ⅲ」でした。内容が少し変わっていたのはもちろん、分析結果も違っている箇所がありました。
知能検査で何がわかった?(私の場合)
今回は詳しい結果のコピーを貰ったので、じっくりしっかり読んで理解する事が出来ました。
何がわかるか。ざっくり言うと「全検査IQ(一般的な意味での知能指数)」と「4つの群指数のIQ(発達度合いの偏りをチェック出来る)」です。群指数のIQは平均的な人の場合だとそこまで差はないらしいのですが、偏りが大きいと発達障害の可能性が高いそうです。
WAIS-Ⅲでは「言語性IQ/動作性IQ」の項目がありましたが、WAIS-Ⅳでは廃止されていました。主治医の説明によると、言語性と動作性の両方を見る項目があるからなのだとか。
さて、私の結果ですが。
全検査IQ、90台(平均)
言語理解、120台(一番高い)
知覚推理&ワーキングメモリー、90台(平均)
処理速度、60台(一番低い)
……言語理解と処理速度の差が60近く開いていたんです。
要するに発達度合いの偏りがとんでもない事になっています(群指数IQの折れ線グラフが極端な右肩下がりになっていました)
ここから読み取れるのは、言語能力はそこそこ高いけれど超がつく不器用でマイペースと言う私の強みと弱みですね。
もちろん知能検査は数値だけを見るものではなく、担当した心理士さんの所見も関わって来ます。
結果をまとめた書類には「群指数IQに稀な偏りがあるため全検査IQだけで◯◯さん(←私)について判断するのは避けておきます」とのコメントがありました……稀な偏りって何ですか……。
「これだけ発達度合いに偏りがあると生活する上で精神的ストレスを感じているだろうし生きづらさも大きいだろう」と知能検査から考察された事が、私のASD診断に大きく影響を与えたのは想像に難くありません。
結果を見ての感想
2度目の知能検査を受けて結果を見て、とても知的好奇心を刺激されたのですがそれはともかくとして。
発達障害の専門知識がある精神科医や心理士のいる病院で検査を受けるとこんなにも細かく詳しい結果がわかるのか!!!
前の病院では知的障害を疑われて無理やり検査の予定を入れられたと言う経緯もあるのですが、当時の主治医は自ら「私には発達障害の専門知識は全くありません」と言いながら診断(「傾向あり」とだけ)を下しているし、本当に数字しか見ていなかったんだろうな……と実感しました。
これから発達障害の疑いで検査を受けようと思っている方へ。
都道府県の発達障害者支援センターなど、専門機関に病院を紹介して貰いましょう!!(Webサイトに対応している病院のリストが載っている場合もあります)
そして、予約時に発達障害の専門医がいるかどうか確かめましょう!!専門性は大事です!!
※ヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借り致しました。ありがとうございました。
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