【FX:ポンドドル 2023.8.30】トレードポイント振り返り
今回は、米国時間2023年8月30日のポンドドルのトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
ようやく実際のエントリー記事を書けることを喜ばしく思います。
1. トレード概要
通貨ペア: ポンドドル
トレード: ロング
推定損切幅: 20pips
推定利幅: 31pips
リスクリワード: 1対1.5
2. 環境認識
2-1.日足の環境
日足は押し安値を割って大きく下げてきていました。
そのうえで過去の節目ラインに支えられて一旦の切り返しを見せていたところでした。
このような状況下、日足レベルでは、グランビルの法則で日足MAまでの回帰として上昇が期待されるところではありましたが、押し安値を抜けてきている状況ですので、このまま高値切り下げポイントを形成すると、売り圧力が強まってくる可能性があることには注意が必要でした。
日足のMA(白)は下向きですから、ロングを狙う場合には、短期狙いで攻めるべき局面でした。
2-2. 4時間足の環境
4時間足は実際は微妙に下に抜けていましたが、(右足下がりの)Wボトムからの高値切り上げポイントを形成していました。
ここで注目すべき点は、4時間足ベースで、黄色の点線のように過去の安値のラインに支えられるように安値切り上げポイントを形成している点です。ここは多くのトレーダーがレジサポラインとして意識してきそうだな、と感じることができます。
2-3. 1時間足の環境
ところで、実際に私が朝起きて、チャートを開いたところ、上記のような状態になっていました。
今回は、若干イレギュラーですが、私の波形認識では、4時間足のダウカウントと、1時間足のダウカウントが同じ形をしていました。
すなわち、定番のエントリーパターンである4時間足の高値切り上げポイントの中で一時間足でWボトムを形成するような形になっておらず、朝起きた時には既に4時間足の高値を抜けていた状況でした。
4時間足とダウカウントが同じということは、当然ながらレジサポラインも同じものが効いていることは明らかですが、より細かく見ると、下向き赤三角のポイントも一時間足レベルでは効いているように見受けられました。
2-5. 15分足の環境
本来であれば、一時間足の高値切り上げポイント(赤のライン)の中の青のWボトムのネックライン抜けでエントリーすべきポイントでした。
しかし、残念ながら起きた時には絶好のエントリーポイント(①)から2時間ほど経過しており、上記のような状況となっていましたので、紫のWボトムのネックライン抜け(②)でのエントリーを検討しました。
3. エントリー可否の検討
1. 抵抗帯確認
エントリーポイントが絶好のポイント①から遅れてのポイントになってしまったのですが、それによって、一つメリットが生じていました。
それは、①のポイントでエントリーした場合には、上記のチャートの通り2度止められているレジスタンスラインが、抵抗要素となる可能性がありました。
このポイントが気になってエントリーしなかった方ももしかしたらいたかもしれません。
他方で、私がエントリーした②のポイントは逆にそのポイントを抜けていましたので、残念ながらサポートにはなりませんが、抵抗要素として上値を抑えられるリスクは払しょくされていました。
2. リスクリワード
通常であれば、RRは1:2を確保したいところですが、今回は遅れてはいるので、多少は我慢が必要ですが、1:1を割るようでは見送らざるを得ません。
チャネルも引いてみましたが、今回のターゲットは日足のMAになりそうでした。
基本的には、私はMAでは一度反発することを想定して決済することを想定していますので、紫の②のネックライン抜けでエントリーした場合、損切は20pips、想定利幅は31pipsほどですので、RRは1:1.5ほどでした。
やや物足りませんが、一応最低ラインはクリアしていました。
3. レジスタンスラインの有無
紫のWボトムのネックライン抜けを狙う場合、4時間~1時間足では残念ながら強固なサポートは見当たりませんでしたが、15分足レベルでは、一応上記の下向き三角のポイントでレジサポ転換が確認できます。
15分足でのサポートは非常に脆弱ですが、無いよりはましです。
4. 一時間足MAの傾き
グランビルの法則の観点から、狙いたいポイントとしては、一時間足MAよりも上のポイントかつ、一時間足MAが上向きに収縮・拡散するポイントです。
この観点からは、エントリーが若干遅かったこともあり、一時間足MAは上向きであるもの、やや伸びきった状態となってしまっており、上昇するにしたがって決済の売りがいつ入ってきてもおかしくない状況ですので、長期のホールドは考えにくい状況だったかと思います。
4. 結果
15分足の紫のネックライン抜けでエントリーし、先述の通り、Wボトムの右側部分を損切ラインと設定して、損切幅は20pips、利幅は31pipsという結果になりました。
その後は、さらに伸びていましたので、15分足でトレールした場合はさらに5pipsくらいは狙えたかもしれません。
しかし、もともと短期勝負でしたし、日足のMAで反転することも十分考えられましたから、決済ポイントとしてはそれほど悪くはなかったと思っています。
今回は以上となります。
皆様の参考になれば幸いです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?