【FX:AUDUSD 2023.9.4】トレードポイント振り返り
今回は、米国時間2023年9月4日のオージードルのトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
結果はまずまずの利益を獲得できましたが、残念ながらエントリー時の指差し確認に課題を残したトレードであり、トレードをする上での型がまだできていないなと感じさせるものでした。
また、NZDとほぼ同時刻のエントリーとなり、値動きもほぼ同じであったことから、両通貨ペアを同時にエントリーすることに関しても今後の検討材料となるトレードとなりました。
下記の本文中で参照しているNZD/USDのトレードはこちらですので、併せてご参考ください。
1. トレード概要
通貨ペア: オーストラリアドル/米ドル
トレード: ショート
損切幅: 16pips
利幅: 55pips
リスクリワード: 1:3.4
2. 環境認識
2-1.日足の環境
日足は、週足MA(オレンジ)を下抜けてから下落トレンドを継続してきていましたが、安値切り上げなき高値更新をしてきました。
他方で、過去の節目のラインである黄色ラインでレジサポ転換を起こしている状況でありましたので、どちらかというと下落に優位性があるのではないかと考えました。
先にエントリー分析していたNZD/USDとチャートの形が似通っており、日足の分析に関してはほぼ同じ結果となりました。
2-2. 4時間足の環境
このような環境下、4時間足レベルでは、4時間足MA(水色)が上向きから下向きに変化してきており、4時間足MAからも頭を押さえつけられるような状況になっていました。
この点、別記事のNZDUSDのショートトレードでは、日足MAが上から押さえつけてきたところ、日足MAの上に乗っかるような形になってしまっています。
2-3. 1時間足の環境
一時間足では、NZD/USDの状況と同様に、四時間足レベルの高値切り下げポイントの中で、わずかに高値を更新し、上昇トレンドを形成していたものの、今度は安値を割ってくる形になり、むしろ一時間足レベルの高値切り下げポイントを形成してきました。
仮にここで一時間足が直近安値を割ってくると、NZD/USDの状況と同様に、一時間足レベルの三尊を形成し、下落の圧力が高まると考えました。
更に、一時間足の安値部分には黄色のラインの過去の節目のラインが走っており、一時間足の安値抜けでのエントリーは同時にこの節目ラインを抜けるポイントともなります。
したがって、この一時間足の安値となる節目のライン直下にショートのオーダーを出しました。
3. エントリー可否の検討
1. 抵抗帯確認
このあたりから、大体NZDと同じような形をしている、ということで分析が雑になってきており、正直申し上げて黄色の点線の抵抗帯は見えてはいたのですが、敢えてエントリーを取りやめるには至りませんでした。
2. リスクリワード
いつも通りですが、チャネル・MA・目立つ高安値をターゲットの候補にしており、今回はターゲットは黄色のラインの四時間足との共通の安値をターゲットとすることを考えていました。
この場合の想定利幅は55pips、損切幅は16pipsでした。
したがって、想定されたRRは1:3.4ですので、まずまずのRRが確保されています。
3. レジスタンスラインの有無
今回のエントリーポイントに関しては、NZD/USDと同様、上記の三角印のように効いてるような効いてないようなという感じの、やや心もとないレジスタンスを背にエントリーする形となってしまいました。
4時間足レベルでも明確なレジスタンスラインを引くことはできませんでした。
とはいえ、NZD/USDと同様、日足レベルでは明確なレジサポラインにサポートされているポイントでしたので、損切ラインとしては心無いものの、下落の圧力が強いことを祈ってエントリー可としました。
4. 一時間足MAの傾き
反省点だらけのAUD/USDで最もダメなポイントがこちらの一時間足のMAの傾きでした。
NZD/USDではしっかり数えて確認していたので、「チャートの形がほぼ同じ」というだけで確認を怠ってしまったポイントです。
具体的には、エントリー足の21本前のローソク足は黄色の縦線のところであり、今後数時間はエントリー足が大幅に下落しない限りはエントリーポイントとなる三尊のネックライン割れポイントよりも、黄色の丸囲みのポイントは低い位置にあるため、一時間足のMAは向こう数時間にわたって上向きを維持することとなります。
そのため、このポイントでは、上昇圧力が一定程度残っている状態であり、ショートのエントリーポイントとしては、ふさわしくないルール違反トレードでした。
4. 結果
赤矢印のポイントでエントリーし、NZD/USDと同様に、半日ほど下げ渋ったのちに下げはじめ、一気に目標ラインまで到達、全決済となりました。
結果オーライのトレードではありますが、利益を残すことができたのは、四時間足MAがしっかり反転してくれたとと、エントリー直後に一時間足MAの下にもぐり、逆に頭を押さえられるような形になってくれたからでしょうか。
後から振り返って、AUD/USDをエントリーすべき局面はいつだったのでしょうか。
後付けでは何とでも言えてしまいますが、以下のように上昇圧力を十分消化して、一時間足MAが下を向くポイントが正解だったのではないかと考えています。
なお、決済ターゲットも、今回はもう一段下の安値(赤点線)まで狙えましたが、分割決済を採用していない現状では、それは結果論であり、止む無しと受け止めております。
今回は以上となります。
完全なるルール違反トレードで褒められたものではありませんでしたが、皆様の参考になれば幸いです。