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教職志望の方へーテレパシー?
ちょっと不思議な話をします。
昔、三国丘全日制で、試験監督の相方になったベテランの先生が仰いました。
考査なんかで監督していて、前後に並んだ生徒の記述の答えが、全く同じになることがあるんだ。監督してずっと見ているから、カンニングはあり得ないんだけど、ね。
その二人が一緒に勉強したとかいうわけじゃなくて。二人ともよく知っているから、仲がいいわけじゃないことも知っているし、普段から特に話すわけでもないのも知ってる。
それでも全く同じになることがあるんだよな。
その時は、ふーん?という感じで、何言ってらっしゃるのかしらん、と思っていました。相談なしで同じ答えって、テレパシーじゃないですか。
私はSFもオカルトも話としては好きですが、その先生はとても現実的なさばけた人で、こんな感じだったのです。
今年、センター入試の日は朝から酒を飲んでいて、へべれけやってんけどな、妻が「アンタは、自分の担任した教え子が必死で試験受けてるのに、何やってるの❗️」て怒るねん。
そんなこと言うたって、自分のことじゃないし、オレは休みの日だし。
試験監督かって、普通の仕事、仕事。緊張することなんか、ないねんで。
そうです。思い出しました。私、初めての入試監督で、手に汗かいて、ガチガチだったのです。「緊張します」と言って、本当にカチカチ、カクカクしているのを見て、緊張をほぐそうとして、おっしゃったのでしょう。
しかし、考えを飛ばすテレパシーの話は、全く真面目、真剣におっしゃっていました。不思議なこともあるもんだ、と。
テレパシーの存在自体は信じます。何故なら、私にも経験があるからです。
ある時、定時制の教務の大机で作業していて、『ああ、そう言えば、み○○さんに用事があったわ。呼ばないと。』と思いました。大机からは見えないのですが、隣の生指の部屋にいることは知っていたので、呼ぼうとして、
「(息を吸って)み」
「△△(私の本名)さん、今、ひょっとしてボクのこと、呼びましたか?」
「え⁈ ワタシ、まだ呼んでない‼️(爆笑)」
「でも、呼ばれたような気がしたんで。」
「今から呼ぼうとしていたのに(爆笑)何で〜(可笑しくて泣き笑い)」
「向こうで座ってたら、アタマの中で、△△さんの声が響きましたよ(ニヤリ)」
み○○氏とは、一緒に仕事をした、なかなかできる生指部長でしたが、別に私ととりわけ仲が良いというわけではなく、むしろ彼は私の先輩と仲が良いというか、まるで先輩の舎弟のようでした。それでいうと舎弟仲間?
ただ、ものすごく勘のいい人で、目だけでしゃべれそうな感じの人でした。
ただ、私のココロの声が聞こえる人は他にもいたので、私だけダダ漏れだったのかもしれません。
だから、私は試験監督中に、問題を黙読することがあっても、答えはできるだけ考えないようにしています。
もちろん、この人、絶対私のテレパシーを受けないわ、という生徒もたくさんいるのですが。
授業中に全員、授業内容をテレパシーを受けられるようだったら、とても楽なんですけれどね。
因みに私はテレパシーを受ける方はからっきしダメで、代わりに地獄耳でした。
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