「懐かしさとかわいさが詰まった『オールドコンデジ』ブーム」

2025年1月17日 07:32

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ニュースのまとめ

2000年代に発売された古いコンパクトデジタルカメラ「オールドコンデジ」が若者や訪日客の間で再注目されています。少し粗い画質とレトロなデザインが支持され、メルカリでの取引数も急増。フィルムカメラの高騰を背景に、手軽でコスパの良いカメラとして人気が高まっています。

オールドコンデジの特徴は、粗めの画質と自然な色合い、そしてレトロで多彩なカラーバリエーションです。特にピンク色のカメラや、アクリルパネルを使ったカスタマイズ可能なモデルが人気を集めています。スマホでは得られない懐かしさとデザイン性が、若者世代に支持されています。

2024年にはコンデジの取引数が前年比10倍以上に成長。中古価格も上昇し、人気機種の買い取り価格は数年前の10倍以上になることもあります。特にY2Kブームの影響を受け、平成時代のアイテムとしての価値が高まりを見せています。

スマホで高画質な写真が当たり前となった現代だからこそ、あえて画質を落とした写真を撮るトレンドが生まれています。SNSでの作例共有や、カメラを囲んで撮影を楽しむ体験がオールドコンデジの魅力をさらに広げています。

レトロ商品のリバイバルは、過去のブランド資産を再活用する好例です。製品のストーリー性や独自性をSNSやコミュニティで強化し、新しい世代に向けて再定義することで、販売機会を拡大できます。また、消費者参加型のカスタマイズやイベントを通じて、製品を文化的体験として提供することが鍵となります。

Y2Kブームとは、2000年代初期のファッションやカルチャーが再び注目を浴びる現象を指します。ノスタルジックなアイテムやデザインが若者の間で人気を集め、オールドコンデジもその流れの中で支持されています。