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ラノベで学ぶ「経済・金融」——JTBパブリッシングの学習ノベルが人気

☝️この記事はDiscordコミュニティ「ネクストトレンド・ハンティング」の投稿の引用です。このテーマについて語り合いたい方は、以下のリンクから「ネクストトレンド・ハンティング」にご参加ください。

https://note.com/snowflake_note/n/nfa7117381da3

ニュースのまとめ

JTBパブリッシングが児童向けの学習ノベルシリーズを展開し、「中学受験にも役立つ」と人気を集めている。2024年11月に発売した『俺のマネースキルが爆上げな件』では、ライトノベル形式で「貯金」「インフレ・デフレ」「日銀」などの金融知識を学べる。3分で読める1話完結型で、学校の読書時間にも適応。ネットリテラシーをテーマにした『転生魔王のネット戦略』もシリーズ化され、児童書市場での新たなポジションを確立しつつある。

ポイント1: なぜ「ラノベ」なのか?

JTBパブリッシングは、児童向け学習コンテンツを漫画ではなくライトノベル(ラノベ)形式で提供。理由は、

  • 小学校の読書時間に漫画が禁止されているが、小説ならOK

  • ストーリー仕立てで、金融・ネットリテラシーなど難しい概念を自然に学べる

  • 受験でも問われる「時事問題・教養」に対応できる

この手法が受験を意識する親や小学生に支持されている。

ポイント2: るるぶのノウハウを活かした学習コンテンツの展開

JTBパブリッシングは観光情報誌「るるぶ」で培ったデータとビジュアル表現を活かし、小学生向け地図帳『るるぶ地図でよくわかる都道府県大百科』をヒットさせた(累計50万部)。これをきっかけに、歴史・科学・国語・英語など学習領域を拡大。学習ノベルはその流れをさらに強化する戦略の一環となっている。

ポイント3: 児童書市場の競争激化とJTBの差別化戦略

Gakkenやくもん出版が強い児童書市場だが、コロナ禍を機に新規参入が相次ぎ、競争が激化。JTBパブリッシングは「ユーザーに刺さる商品を作れば売れる」という視点で、「地図×受験」「ラノベ×学習」という独自のアプローチで市場を開拓している。

この事例のマーケティング的な学び

  • ターゲットのライフスタイルに合わせた商品設計が成功の鍵(学校の読書時間に適応)

  • 既存市場(児童書)に独自の切り口(ラノベ・観光データ活用)で差別化

  • 「役立つ+楽しい」の要素を組み合わせることで、学習教材のハードルを下げる

キーワード解説: 「学習ノベル」

学習ノベルとは、物語を通じて知識を学べる小説形式の教材。金融・ネットリテラシー・AIなど、時事的なテーマを扱うことが特徴で、受験対策や読書時間向けの教材として人気が高まっている。

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