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家族版「盛らないSNS」アプリ「せーの!」が登場



ニュースのまとめ

イーノが開発した家族専用写真共有アプリ「せーの!」は、スマホの内側と外側のカメラを同時に使い、日常の瞬間を共有するSNSです。フランス発の「BeReal」を参考にし、祖父母や親を含む家族間でのコミュニケーションを促進します。コメント機能を省略し、写真共有に特化した使い勝手が特徴です。今後、写真プリントなどの有料サービスも検討されています。

ポイント1: 内外カメラで撮影する日常の共有

「せーの!」は、スマートフォンの内側と外側のカメラで同時に撮影することで、撮影者自身も写真に写り込む特徴的なSNSです。この機能により、写真を共有するだけでなく、撮影時の状況やその場の雰囲気がよりリアルに伝わる仕組みが導入されています。特に、祖父母が孫の日常を見守る場としても利用されることが期待されています。

ポイント2: 家族コミュニケーションの活性化

「せーの!」は、家族間のコミュニケーションを促進する目的で開発され、子どもだけでなく、親や祖父母の写真も自然に集まる仕組みです。写真を投稿しなければ他の写真が見られないため、積極的な参加が求められ、家族内での会話や交流が深まります。また、コメント機能がないことで気軽に写真を共有でき、余計なストレスを感じずに利用できる点がユーザーに支持されています。

ポイント3: 将来的な展望と収益化

「せーの!」は現在、広告表示もなく無料で提供されていますが、将来的には写真プリントなどの有料サービスを追加することで収益化を目指しています。大島社長は、アプリが家族のちょうど良いコミュニケーションツールとして機能することに自信を持っており、1年後に利用者5万人を目指しています。さらに、家族内での日常の瞬間を簡単に共有できる仕組みが、他のサービスとの差別化を図っています。

この事例のマーケティング的な学び

BeRealは「等身大の自分をシェアする」というコンセプトのSNSですが、結果的に人間の自己顕示欲求には逆らえず、盛らないSNSで盛る人たちが出てきてしまいました。「せーの!」は、「そもそも盛る必要がない関係」である家族のためのSNSとして設計されたのがユニークです。社内SNSサービスなども出てきており、もはやどんな人間関係もSNSなしでは完結しないのかもしれません。であるならば、まだSNS化されていない人間関係に着目し、それに合わせたSNSを設計するのも面白いかもしれません。

キーワード解説

BeReal(ビーリアル) は、フランス発の写真共有SNSで、1日1回ランダムに通知が届き、2分以内に写真を撮ってアップする仕組みを特徴としています。「盛らないSNS」として、若年層の間で人気を博しましたが、裏技でコンセプトが崩れることもありました。「せーの!」は、この仕組みを家族専用にカスタマイズし、日常の共有を重視しています。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83555150Z10C24A9H52A00/


☝️この記事はDiscordコミュニティ「Marketing New Wave」の投稿の引用です。ご興味がある方は、ぜひ「Marketing New Wave」にご参加ください。

https://share.hsforms.com/15Q04gIcdSuKmYI1eedQNBwrfl4p

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