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2022秋:日本語教育学会1日目

 今日は日本語教育学会でした。最初は対面開催でしたが、コロナの影響でオンラインになりました。ということで参加できました。毎回思いますが・・・・本当にいろいろな研究があり、いろいろな先生方が取り組んでいるな~と思います。今日は特に「高校における日本語教育」と「介護の日本語教育」が印象的だったのでそれをちょっと書いてみたいと思います。

「外国につながる子どもの高等学校における学びの環境を考える」


・小中学校における日本語支援は制度化され、支援も議論されてきた。
・高校における学びの機会についてはまだそれほどではない。
2023年4月から「高等学校における特別の教育課程」の運用が始まる。
・今は小中学校はに日本語指導が義務付けられているが、高校はない。
・高校における日本語指導が必要な生徒は5000人近く。

 私は↑のことは全く知りませんでした・・・。来年度から高校でも日本語特別課程が認められるということのようです。発表では大阪の高校の実践報告などもありました。大阪、姫路など関西の方は「子どもの日本語教育」が盛んなのでしょうか。大阪の高校の授業内容などをみると本当にすごい!もう高校の日本語教育も「文型積み上げ」のような授業はやっていないのですね・・・。「自分で課題を見つける授業」「プロジェクト型授業」「継承語教育」「自分を表現する授業」などわくわくするような内容でした。非常におもしろかったです。

 「介護の日本語教育」について

 介護の日本語の発表も聴きました。非常に印象に残ることがありました。介護福祉士を目指すコース運営に「日本語教員」と「介護教員」が連携して教えるという実践でした。
 この発表を聴いて思ったのは、専門日本語教育は専門家が携わるべきという点です。発表者の方が「介護の日本語は、介護の観点がなければ教えられない」と言っていました。「当たり前のことなんですがね・・・」と言っていましたが、まさに私もそう思います。
 例えば私は日本語教師ですが、「明日から子どもの日本語教育をやってほしい」「介護施設で授業をやってほしい」と言われたら、「できません」と言います。なぜか。私は子どもの日本語教育も介護の日本語教育も現場をしらないし、学んだことがないから教えられないからです。「留学生の日本語教育」そして、最近関わっている「難民日本語教育」(まだまだですが・・・)であればできます。(たぶん・・・)でも専門外の日本語教育はやはりそれを専門にしている方がやるべきだし、本当にやりたいなら学ばなければならないはずです。そうでなければ介護の日本語を専門に教えている先生方に対して失礼になる。そう思います。

これからの日本語教育は?

 ますます日本語教育の分野は増え、学習者は多様化していきます。どんどん細分化されていくと思います。「誰にでも教えられる!」は難しいのではないでしょうか・・・・と思った1日でした。だから私は自分の専門分野が欲しい。「留学生」+「難民」+α・・・これから日本語教師として生き残っていくため、必要なことだと思いました。

 ではまた明日🐈参加される先生方いらっしゃいましたらよろしくお願い致します!

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