とあるお店でちょっとモヤっとした話
もうかなり前(といっても3ヶ月ほど)の話。
結婚式の受付をしてもらう友達へのお礼を買いに、前々から気になっていたハンドソープを買いにいった。
店内に入ると、心癒される香りに胸が躍り、ハンドソープのお試しもして、よし買おう!と商品をレジに持って行った。
すると、
「当店ではLINEの会員登録いただいてから、商品をご購入という流れになります。登録が完了したらバーコードを見せていただけますと幸いです。」
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(…!?)
え、なぜ商品を買うためにわざわざ会員登録しないといけないんだろう。
任意ではなく?あ、店員さんどっかいっちゃった。
そのお店は商品を購入するために会員登録が必須だったのだ。
ちょっとモヤっとしつつも、せっかく丁寧に教えてもらったし、結婚式まで時間もないので、もうここで買わないと時間がない(><)
急いでいたわけでもないのでしょうがなく登録したのだけれども、あんまりこんな経験したことないなあ、と買い物後もちょっと(いやかなり)モヤモヤ😓
割引とか次回使えるクーポンがあるとかだったら、まあ…100歩譲って納得するけど…。特になにもないしなあ…。う〜〜〜〜ん。
わたしも「登録しなくても購入することはできますか?」と聞けばよかったのですが、咄嗟のことだったので流れで登録してしまいました。
いや、なぜわざわざこちら側がそれを聞かなければならないのか!
個人的には明確な目的がある時以外、個人に関する情報を出すことが好きではないのです。初めて行った美容室でも住所も電話番号も書かないし、記名式のアンケートなんてもってのほか。情報を求めるのであれば、それが何に使われるのかをしっかりと明記してもらいたい。美容室で住所が必要なのは、きっと担当の方がカルテを作成したりDMやお手紙を書いたりするときに活用するのでしょう。
でもわたしはお手紙もDMもいらないんです😢
お手紙がなくても、お店や美容師さんが気に入ったらまた伺いますから。
お店として、もしもの時や顧客情報を管理したいというのは痛いほどよくわかります。でも必要最低限の情報以外は、やっぱり「任意」であってほしいと思うのです。
デジタル化が進み、わたしたちが持つツールも多様になっています。
でも、ツールを持っているからとはいえ、「当たり前にそうするでしょ?」という暗黙のサインに、わたしはとても疲れるのです。そしてそれを断るのはさらに疲れるのです。
今回のことも、もちろん店員さんが悪いわけではないです。
きっと会社の方針でそうしているのでしょう。そうだとすると会社はもっと考えてほしいけど。。。
だからこそ、適応しない(できない)人間を責めるのではなく、お互いが歩み寄りながら、ゆるやなか進化を遂げていけばそれで十分なのではと思うのですが、そんな悠長なことも言ってられないのかしら。
本当に得たいものは、簡単には手に入らない。
どこかで聞いた言葉が蘇ります。
顧客の情報が手に入ったからといって、わたしのように「このお店では二度と買い物はしないかな〜」という声はきっと届かないし、なかったことにされるでしょう。
簡単に手に入るものは、あなたにとって都合のよい情報であって、果たしてそこに本当に知りたいことはあるのでしょうか。
どんなことでも、やっぱり何かを強制させられることに非常に強い抵抗感があります。
もちろん購入した商品は素敵です。
短期的にはお店側にとっては商品を買ってもらえて、顧客情報も手に入れることができるけど、長期的にはブランドのイメージ落ちちゃう(わたしの場合は短期的に落ちたけど😢)気がするんだけどな。どうなんだろう。
まあでもそうなってしまったであろう企業の考えもわかる。本来なら「また今度登録しますね✋」で断られるところを、購入までの導線に登録作業を必然的に組み込んじゃう。そうすると顧客側は断りづらくなりますよね。
でも、わかっちゃうんですよね。そういうところって。
絶対言わないけど。心の中で、「もういいかな」って思うだけ。
わたしの場合はたとえ商品がよくても、そっと、そ〜と離れちゃいます。
♢
と、こんなことを当時のレシートを発見して思い出しました(笑)
みなさまは似たような経験あるでしょうか。
一人ひとりの選択が尊重され、心豊かに生きれるようになりたいものです。
今日も穏やかに過ごせますように🌷