無理に何かを好きにならなくてもいい
今日は日本代表のサッカーの試合があるらしい。
ワールドカップ予選。大切な試合。らしい。
「らしい」
そう、私はそこまで興味がないのだ。
じゃあなぜこんな話をするのか。
驚くべきことに、興味がないことに「今日」気付いたのだ。
…はい?
「気付いた」というより、「興味のないことを認めた」に近いかもしれない。
学生のころ付き合っていた人が、「ウイイレ」というサッカーゲームが好きだった。(もはや名前も忘れてしまったがだぶんこんな名前だった。)
私はテレビゲームなんて一度もしたことがなかったので、全くわからなかったが、彼があまりにも好きなので一緒にやることになった。
正直、全然楽しくなかった。(笑)
でも、当時から恋人にも気遣い100パーセント(自称)を発揮していた私は、
「え、めっちゃ楽しいね!」
「これはどうやったら上手くなるかな?」
「私も練習する!」
と、まあ、意味わからんことをつらつらと言っていたのです。
「相手が喜ぶだろう」って思ってね。(はあ〜〜〜〜)
今考えたらなんて愚かなんだろうと思うのですが、当時の私はそれが私の良いところ!とか思って、なんなら「慢心」に近い気持ちになっていました。
でも、言葉って恐ろしいんです。
本心では興味がないと思っていても、そうやって表面だけを取り繕った結果、なぜかそこからしばらくの間(正確には10年近くです。)「私はサッカーが好き」という錯覚に陥ってしまいました。
ユニフォームも買って、日本代表の試合を横浜スタジアムまで見に行きました。テレビでサッカー中継がある時はかかさず見るようになりました。
(いや、もはや好きじゃんって思いますよね?)
先月なんて、ブライトンが来日するからと三笘を見るためにわざわざ国立競技場まで試合まで見に行ったんですよ。
でも、大人になった自分はこの試合の後に気づいたんです。
「私、サッカー好きじゃない。というかスポーツ全然好きじゃない。」
もう怖い話です。書いている本人が一番思っています。
6月は地域広報で募っていた「ベイスターズの試合に無料招待」というのを夫が見つけて応募したら当たってしまい、野球も見に行ったのですが、、、、。
座る席は狭い。おしり痛い。
隣の人に気を遣う。(特に端の席じゃないとき)
飲み物高すぎ。
なぜ、球を打っているのか。
そして、なぜ投げるのか。なぜ走るのか。。。。
……もう全部が嫌になってしまいました。
この時間があったら好きなイラスト描きたい。
哲学や社会学の本を読みたい。
ブーケを作りたい。
ああ、、、、。私は何をしているんだろう。
ということがありましてですね。
今宵、私は夫と約束をしているのです。
「19:30にテレビの前に集合ね」と。
わたし、破ります。無理です。
「サッカー好き」を偽っていた自分を素直に認めます。
…長々とすみません。
何が言いたいかというと(笑)
心が動いていないものに、無理に合わせる必要はなかったということです。
客観的に聞いたら「いや、そうだよ!」って思うんですけど、
何かと気を使ってしまう性分であるわたし(わたしたち?)は、自分の本心とは違うことをその場で取り繕ってしまったりする…んです…。
それが後々仇となり、自分に返ってくることを知っているのに。
だから、ちょっとずつでも、「断る」ことを練習しないとね。
最近思ったんだけど、「断る」と「尊敬」される。
もちろん尊敬されるためにやるわけじゃないけど、自分の基準をしっかり持っていて、嫌なことは嫌と伝えることができる。
少なくとも私はそんな人に憧れたりしていた。
勇気がいることだけど、断ることができる自分を認識できた日は、何だか誇らしい気持ちです。
今までは自分に足りないところがあるから、それを埋めるために相手の言動を気にして無意識に自分の行動を決めていたけど、こんなにちゃんとした自分の「心」があるのに、なんてもったいないことをしていたんだ!
でもですね。これに気づけたのも、「本当に自分にとって大切なことに向き合う」と決めて日々を過ごしていたからなんです。
だって私、勝負事とか、勝った負けたとか、好きじゃないじゃん。
それよりも自分の身体と向き合うことが好きだし、自分が体を動かして変化を楽しむ。こっちの方が興味ある。
夫はサッカーが大好きなのですが、それは昔サッカーをやっていたからルールがよくわかったり、体育会系の部活でバリバリとやっていたから元々自分がスポーツをやるのも見るのも好きな性格で。
私は運動は好きだけど、部活をバリバリやっていたわけではないし、
ずっとインドアだし、一人でいることが好きだし。(笑)
無理して誰かに合わせてたってことは、自分の心の動きに気付くことができていなかったからだよね。
確かにそんな自分も可愛いなと思えるけど、今は手を繋いであげるから、ちょっと別の方向に歩いていこうよって声をかけてあげられる。
自分を大切にするって難しいことじゃなくて、思ったこと、感じたことをそのまま大切にするだけ。
「こうしなきゃ」とか「これをやめなきゃ」とか「〇〇しなきゃ」で考えると、また辛くなるから。
というわけで、サッカーは見るはずだった時間を本を読む時間に充てたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました〜🌷
明日は久々のお花!また写真と一緒に投稿します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?