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前に比べて今できることを数える
最近「できたことを数えること」ができるようになった。
「できていない」ことが少し受け止められるようになって、今から始めようと思っている。
今から、と思えると見えてくる。「前に比べて今はこれができる」というできている基準がある。
あるんだなぁ…と何回かnoteを書いて読み返して思った。
何と比べるか
今の自分を見るのがつらい。だってできていないから。できていない自分を責めると、今を見るのが怖くなる。
今できていない、を受け止めることができないと、実はできていることも見えにくくなる。できていることだって理想と比べるとダメダメだから。できていないとも数えられてしまう。
そうできているか、できていないかは、結局何と比較するかによる。
前はもっと理想と比べていた。
ストレッチ…というか運動は、30分の有酸素運動を毎日やったほうが体にいいらしいし、やれるならもっとやったほうがいいだろう。仕事はお客さんの役に立てることをバリバリこなしたいし、できるだけスムーズに済ませてしまう、プライベートも好きなことを順番にスケジュール通りにやれたら素敵なのでは! 素晴らしい一日になるぞ!
そんなんなるわけない。ならなくて落ち込んだ。できなかった、自分がダメだから、と自分を責めた。
今はわかっている。私が実力不足だからじゃない。ただひたすら現実的じゃない。
理想ってものは想像にしかなくて、実際やろうとしたら時間体力気力もろもろに阻まれる。理想は遠くに見るぐらいがちょうどよくて、今の自分の生活につなげて考えないほうがいい。比べるものじゃない。
比べるなら昔の自分と比べるほうがいい。
前よりこれができるようになったな、と数える。前よりできていることをひとまずの「できているという基準」にする。
前よりできていることを積み重ねて、こうなりたいという理想に近づこうとしてみる、ぐらいの感じが、理想とのちょうどいい距離感だと思う。
周りからできるようになるよう求められていることも同じ。周りの基準にすぐに達することを目指すのではなく、まず前の自分よりできるようになることから。そこからしか、始まらない。
前よりできていない、という悩み
前の自分よりできるようになることから始めるとして、ときには「前よりできていない」と悩むことがある。
悩むときはまず休んでみる。悩む時点で疲れていて、ネガティブに考えるようになっているかもしれない。寝られるなら寝て起きてからもう一度考えるほうがいい。
そもそもできていない状態自体が、調子が悪いからってこともよくある。
私の場合は頭痛があるときが、仕事の書類作成もゆっくりしかできないし、ネガティブに考えやすくなって締め切りに間に合うのかと心配し始めるし、最悪。これは調子が悪いからだとわかるから、だやなぁと思うだけで終わらせているんだけど。
あとは一時できないだけのときもある。人間は機械じゃないので、ずーっと同じパフォーマンスを発揮することはできない。
昨日できたから今日もできて当然、ってことはない。ただ、今日できないからって明日もできない、とも限らないんだろう。
調子がそこそこに戻った状態で、もし前よりずーっとできていないことがあってそれに困っているなら、やり方を変える時期ってことなんだと思う。
前よりできなくなることは、ある。確かに言えることは、できなくなったなら、できなくなったなりの理由が何かあるってこと。それは年齢だったり、自分の興味関心だったり、環境的なことだったりする。何かしらができなくなることに影響している。
中には今思えば、こうやればできそう、ということもあるかも。
でもそれで「できていない」を責めても仕方がない。
前はできたことでも同じ。むしろ前はできたのに、と悔しいし辛い。ガーンとショックを受ける。
それでも人間は機械じゃないので、前と同じようにできなくなることは、どうしたってある。こう書いても毎回ショックはうけるだろうけど、できなくなることはある。
もしできなくなったことに困るなら、今の自分なりにやろうとする、今の自分に合ったやり方を探る必要がある。
やることは同じ、今から始めよう。