給料は上がらないけど、物価と株価は上がる。格差の拡大がどんどん進む日本。
4月の実質賃金3.0%減、13カ月連続マイナス
2023/06/06、厚生労働省から「毎月勤労統計調査 令和5年4月分結果速報」が発表されました。
実質賃金は前年同月比で▲3.0%となり、13ヶ月連続のマイナス推移となりました。
名目賃金は上がっているのですが、それ以上に物価が上がっているので、実質としてはマイナスになっている状況です。それが1年以上も続いています。
つまり、日本国民はどんどん貧しくなっている状況です。
日経平均株価は33年ぶりの高値を更新
一方、株価はどんどん上がっています。日経平均株価は33年ぶりの高値をつけました。
日経平均株価は年初来で+26%の上昇です。
資本を持っている者とそうでない者の格差がどんどん広がる
実質賃金は上がらないけど、株価は上がっています。これが何を意味するかというと、「資本を持っている人とそうでない人との間でどんどん格差が広がる」ことを意味します。
私が上記のnoteの中で指摘した「r>g(資本収益率>労働収益率)」が如実に現れてきています。
株を持っている人とそうでない人との間で経済格差がどんどん広がっていきます。
政府の対策は無策ぶりを発揮しています。政府には期待できません。
資本主義の残酷な側面が私達に牙を剥いています。自分で対策をたてるしかありません。
対策はマネーリテラシーを身につけ、リスク資産を持つことです。