6色の歌声、オーケストラの演奏と共にすごした夜のこと
思い出すたびに、口もとがゆるんでしまう。はぁもう幸せって、何度も思ってしまうのは、この夜を過ごしてからだ。
6色の歌声、オーケストラの演奏と過ごした、SingPhoNight。
SingPhoNight
それは、Sing(歌ってみた)とSymphonite(交響曲)が出逢う夜。
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歌ってみたとは、ニコニコ動画内のカテゴリの名前。ボーカロイドをはじめとした楽曲を自分の声で歌って、動画サイトに投稿しているするクリエイターのことを歌い手という。
歌ってみたの動画がきっかけで大好きになった人がいる。その人が、伊東歌詞太郎さんだった。
彼の歌声がきける今年はじめてのきっかけに胸をおどらせていた。
オーケストラの演奏にのせる歌声。そして、彼のほかに出演する5人の歌い手さんも強者ぞろい。それぞれがメジャーデビューしていたり、ツアーライブしていたりと活躍している人ばかりなんだもの。
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オーケストラの演奏も、6人の歌声も、すごかった。オーケストラの演奏は、音量を人数で調整する。バンドとは違う、音の伝わり方に身体がふるえてしまった。
以前もオーケストラの演奏を聴いたことがあるけれど、今回は顔がわかる前の方の席だったからか、その違いがはっきりとわかった。驚き。
演奏がちがうと、歌い方も変わるのかな。カラオケでの音源が機種によって違うように。でも、そんな心配はいらなかった。むしろ、客席がわのペンライトと振っていいの?手拍子とか大丈夫かな?っていうオーラを察知してた。ときおり、緊張してるねぇっていじってくれたり、手拍子の合図をしてくれた。
すごいな。歌い手さん。
慣れてきたころには、もう終わりの時間で。そのころには、もう、SingPhoNightの世界にひたっていた。
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Geroさん。
初めましての歌声。歌うことへの意識が高くて、クールなイメージだったのに。
イメージカラーの青の衣装と腰からのふわふわチュチュをふりふりする行動や発言とかすべてが戦略的かわいさでした。
キャーって歓声とともに、笑い声が聞こえるステージ。一番、客席をいじって盛りあげてくれてて、かっこよかった。
ぐるたみんさん。
うろおぼえでない、ぐるたん!動画を聞いてるかぎりでは、もっとこう賑やかな方な印象。いえい!みんな盛り上がってるかい!!みたいな感じかと思いきや、一曲目から今日来てくれてありがとう!って言ってくれる人でした。イメージカラーは、ピンク色でぴったり!
clearさんとneroさん。
clearさんは、黒い衣装。歌うの楽しいんだろうなぁっていうのが、見ていて伝わってきました。
neroさんは、白い衣装。すごくいい香りがした!笑 ちょうど通路側に座っていたから、通ってくれたときにふわっと。
おふたりは、ユニットとして活動しているからか、息ぴったり。どちらも優しそうな雰囲気だからか、ほっこりしちゃう。
タラチオさん。
赤と黒の衣装。ノースリーブなのを経費削減でこうなんじゃないですからね。って自分で言っちゃうからもう、経費削減にしかみれなくて。笑ってごめんなさい。
歌詞太郎さんとのコラボのとき、すごく尊敬してるの伝わってきて。
歌詞太郎さん推しできたあなた!あなたの目に狂いはないです!
そう言ってくれたタラチオさんに大きな拍手でした!
そしてそして。
伊東歌詞太郎さん♡
出てきた瞬間に、射抜かれました。
いつもの歌詞太郎さんは、ワイシャツにジーンズ、お気に入りの靴と自分で作ったアクセサリーをしてる。
けど、今回は、イメージカラーの緑のマントのようなジャケットを肩にかけていて!もう衣装からして、王子様。かきあげたヘアスタイルも色っぽい。
いつもワンマンの歌詞太郎さんを知っているからか、ちょっとだけ周りを意識しているのかなって。
だけど、歌いだすともう、彼の世界!
一緒に歌ってってマイクを向けたあと、イヤモニをはずして、歌声を聞こうとしてくれたのをみて、歌詞太郎さんのステージだって。
やっぱり、ロックスター!
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信頼できるバンドメンバーとともに、めーいっぱい歌う歌詞太郎さんの姿をみているし。飛んで、歌って、手拍子してのライブになれているからか、この日はどんな気持ちになるんだろうってワクワクしてた。
帰り道、行ってよかったなぁの言葉しか出てこなかった。好きなことにしか興味のもてないことが多いし。なかなか新しい世界にいくのはためらいたくなる。
でも、発想をかえたら。興味のもっていることから、少しずつ広げていったらいいんだよね。今回の夜のように。
音を楽しむと書いて、音楽。
音で楽しませてくれる人たちとのひと時のおかげで、音楽をもっともっと好きになれた。
次はどんな歌声に出会えるか楽しみ。
この日をつくってくれた6人の歌い手さん、オーケストラのみなさん、企画してくださった方々に感謝をこめて。