把握していない過剰なクレジットカードの請求から、子供がゲームで高額過金したことが分かり交渉した話【実談】

我が家にまさかそんなことが、そんな信じ難い出来事が気づかぬところからやってきていました。

クレジットカードの請求に、身に覚えのない20万円超が請求額に記載されていたのです。

この記事は当時の状況を振り返りつつ何をしたのかを書き留めました。事が発覚してすぐ我が家でも慌てました。

何はともあれこのご時世、まずはネットに手がかりがある筈と思い探してみると、先駆者のまさに"救世主"さんの以下の記事にたどり着き、有難く記事を購入し拝読させていただきました。

状況は救世主さんの事例と似ているとは言え、他のみなさんとの事例も含めて子細に至るまで全く同じという事はないと思います。

報告事例の数は多い方が参考に資するだろうと思い書き残すに至りました。

ちょうど救世主さんの記事から数か月後の出来事で、世界がコロナ禍になる前の話です。

最も縁の遠そうな性格の子がしてしまったことだったので、余計にショックが強かったこともあり、どうやって家族とコミュニケーションの面で乗り越えてきたかという部分にも触れたいと思います。

こう言ったことは家族の信頼関係にも影を落としますし、周りの人も普段の生活に支障がないよう、ストレスをできるだけ感じないようにすることが必要になるでしょう。

今まさに同じ様な事例で悩んでいる方のご家庭での毎日の助けになればと思います。

ある意味二番煎じ、他の購読者さんの事例も含めたら何番煎じなのかも判然としませんが、救世主さんの元記事で勇気づけられ、最終的に納得いく形で対処できたことは事実です。

元記事への敬意を込めて、この記事も核心の部分は購入時と同じ額で有償にします。

ここで記載する内容は以下のものです。
・課金したお金の返還のために関わった登場人物(組織)
・どの順序で交渉にあたったのか
・高額課金自体の解決までの期間がどのぐらいだったのか
・その間、家族とどのように過ごしたのか

救世主さんの元の記事の無料部分において、非常に重要な信念・心構え、また確認に必要なアプリやPCの操作などに言及されています。

まずはそれをお読みになり、焦り逸る心を一旦落ち着かせてから臨むことを強くお勧めします。

交渉では焦らずゆっくり話すというのが鉄則です。そうすることで揺るぎない気持ちで臨んでいるということを会話の調子からも理解してもらえるでしょう。

今回何が起こったのか

我が家で起こった事例の具体的なところをリストにします。

・合計でゲームによる課金額は22万円強
・課金していたゲームは一種類のみ
・某大手SNS運営会社の人気アプリで利用者間の交流が主目的
・季節限定や他メディアとコラボなどあり、いわゆるガチャを採用している
・アプリの使用者は中学生
・スマートフォンと課金のプラットフォームはApple経由

話の始まりはその年の10月の中頃だったと記憶がありますが、妻から打ち明けがありました。「来月の請求額に3万円弱ぐらいの身に覚えのない請求がある」との事でした。

私には完全に思い当たるところがなく、妻のクレジットを勝手に使うようなこともありませんでした。

つまりそれは第三者の不正利用ではない限り、家族のなかの他の誰かが利用したことを意味していました。ここでは何に使われたことになっているかを確認することが重要です。

明細があるのかと思ったのですが、具体的な請求書が送られる期日の前では合計請求額のお知らせはメールで送られてきていました。

そこでWEB上の画面で請求書を見ることにしたのですが、いずれも「アップル アイチューンズ」と出ていました。

他のショッピングサイトやキャッシングの利用ではなかったので、おそらくクレジットカードの悪用ではないとの判断に至りました。

そうなると次に確認するのは当のわが子です。子供はすべて新品&お下がり含めてiPhoneなのですが、その中でよく妻に課金の相談に来ている子がいました。

他の子は現金やプリカなどで済ませようとするのが常でしたので、思い当たるのはその子だけでした。

父親が情報機器の取り扱いに厳しいということは普段の接し方から暗黙の了解になっており、私がそれを質す際にも威圧的に感じるだろうという配慮から、妻に聞き出してもらうことにしました。

ここは各々のご家庭で状況に応じた対応が求められると思います。

気にはなりつつも金額が普段から月に小間使いする程度の額だったので、冷静になろうという思いもありその夜は寝てやり過ごしました。

そして翌日結果を妻に聞くと、やはりその子が課金していたと認めたようでした。

反省していた様子だということと、この額だと請求しても戻ってくるかなと期待していた記憶があります。


最初に聞いた事が全てではなかった衝撃

妻がその子に諭してくれたという事で、私の方は普段の接し方と何も変わらないように努めて生活していました。

またその子も反省しているような落ち込み方はしていても、学校生活に影響するほどの気の落ちようではないように見えたのもありました。

そしてそれから二週間ほど過ぎた頃です。事実の確認に妻がクレジットカード会社に連絡を入れると、さらなる課金額について伝えられました。

最初に分かった金額と合計すると実に22万強もの額に上っていたのです。

画像1

妻自身が22万強の高額課金を確信する事が必要で、子供に状況を確認し、いろいろな情報整理してから私に伝えようとしてくれていました。

そのため私が把握するのが二週間経った後になったようでした。

溜まった有給の消化も兼ねて、シーズンを若干ずらしてディズニーランドに行く計画を実行に移す直前の話です。

「もしそのお金があったら」

ディズニーランドでの周遊中ももちろんの事、いろんなシーンでこの言葉が頭を過っていくでしょう。

脇が甘かったと言わざるを得ません。

しかしながら、そんな簡単に課金が出来てしまう仕組みがそこにあるのも事実です。

反省して再発しないように努めることに自分たちの反省を活かしていく事がこれから徹底していくことです。

一方で高額課金が可能になっている点では、課金の仕組みを敷いている運営母体だったり法整備の面の脆弱さが大きく影を落としており、全てを個人の自己責任として片づけられない部分があることも事実です。

交渉に当たってはこの点について確固たる信念を以て当たることが必要不可欠です。

もしも同じ様なことを二度三度と繰り返しているようであれば、それは自業自得と言わざるを得ないでしょう。恐らく交渉相手側としてもその点をしっかり裏付けして正当な立場であり落ち度がないことの立証に臨んできます。

自分達にはどうすることもできない状況だった、そして同じことを繰り返していないという事実が、交渉のための心の拠り所になるでしょう。

この記事の購読者さんが同じ立場にあり本当に困っている状況で、そこから抜け出すための一歩になれば幸いです。



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