岸田政権の不支持率70%超えるも野党は無風 

岸田政権への不支持率はついに7割を超え、収支報告書不記載への捜査の進展次第では8割を突破する可能性がある。

もはや、次の通常国会まで政権はもたないというのが永田町での一致した見方だ。

とはいえ、今の野党に一時的にでも国政を担える体力はなく、国民からの期待度も自民党の4分の1にも及ばない。

戦後政治史において、政治とカネの問題は周期的に自民党を取り巻いてきた。
ロッキード事件、リクルート事件、佐川急便事件、日歯連事件など挙げればキリがない。

それでもこれまでは、このような問題が出てくるたび、国民は政権にNoを突きつけ、野党の台頭を促してきた。

しかし、今回はまるで状況が違う。
野党は「裏金裏金」と意気揚々に連呼し、本質的な問題点にメスを入れたり、政治資金の取り扱いについての法改正に着手している様子は見えてこない。

とりあえず岸田政権が倒れるまでひたすら、裏金裏金と騒ぎ続けるだけなのか。
国民はこうした野党の下心を見抜いている。
この国の政治を変えようではなく、政権交代することが目的だと。

だからこそ自民党のみならず、政治全体への不信が数字として表れているのだ。

個人的に、これだけ政治不信が広がっているのは、国民が時の政権に期待を預けすぎたばかりに、野党を我慢強く育ててこなかったことも一端にあると思う。

巨大な与党に自浄作用を求めるよりも、勢力を均衡させ緊張感を生むことがこの政治とカネの問題への抑止に繋がるのではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?