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  • 野党“共倒”時代

  • 宗教と政治

    首相経験者への銃撃事件をきっかけに浮上した特定宗教と政治権力とのかかわり。 本連載では、宗教と政治が結びつくことの問題点やそこから見える政治的課題を考察・検証していきます。

  • 作られた分断

  • クレムリンの狂人

最近の記事

次点争いはイメージ戦略で明暗

失点を最小限に留めて余裕の三選  女性知事としては初めてとなる、無投票を除く3期連続当選を果たした小池氏。 裏金問題に揺れる自民党から水面下の支援を受け、無党派層からの支持が落ち込んだものの、政財界の組織票を手堅くまとめ、自民・公明支持層からも一定の支持を獲得した。 自民党から支援を受けていたとはいえ、裏金問題への関与は疑われず都政における大きな失点もなかったことが影響したのかもしれない。 また、現職の余裕からか他候補へ批判を向けることなく公務優先を前面に押し出した選挙

    • 銃撃事件から2年:止まらぬ暴力の連鎖

      安倍元首相が凶弾に倒れてから2年。 事件当時は、首相経験者が公衆の面前で銃撃されるというインパクトの大きさから、国外でも衝撃を持って受け止められた。 また、1年が経たないうちに今度は現職の総理大臣が狙われる事件も発生し、国内の安全保障環境が深刻さを増していることが窺える。 武力に頼らずとも暴力的行為は各地で頻発するようになってきた。 直近の事例では、衆院東京15区の補欠選挙における選挙活動の妨害や昨日投開票を迎えた都知事選でのビラ投げつけ事件はいずれも逮捕者を出している。

      • 小池さん、やはりゼロ打ちでしたか

        • 20代最後の選挙、まともな人たちの中から選びたかった

          きょう投開票の東京都知事選は、自身にとって20代最後の選挙になります。情勢を見る限りおそらくゼロ打ちでの当確になるでしょう。 どうせなら甲乙付けがたい候補のなかから選びたかったのに、候補者はきょうの猛暑の如く地獄。 56人もいてまともな人がいないとは‥‥‥。 まず現職、石○さんは胡散臭さの代表格で、蓮舫さんは落選しても復党や衆議院への鞍替えをカードとして残している。蓮舫さんは落選後について聞かれてもはぐらかし続けています。こうした覚悟を感じられないような言動が、今ひとつ支

        次点争いはイメージ戦略で明暗

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          7本
        • 宗教と政治
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        • クレムリンの狂人
          7本

        記事

          派閥が解散するしないに注目が集まっているが、恐ろしくどうでもいい話。そんな内輪話をセンセーショナルに報じないでほしい。 派閥があろうがなかろうが自民党にはこれまでもそしてこれからも票を投じることはないから。

          派閥が解散するしないに注目が集まっているが、恐ろしくどうでもいい話。そんな内輪話をセンセーショナルに報じないでほしい。 派閥があろうがなかろうが自民党にはこれまでもそしてこれからも票を投じることはないから。

          自民党に次ぐ資金力を持つ共産党の錬金術とは

          定期的に浮上する政治とカネの問題。 その多くは戦後政治の殆どを与党として過ごしてきた自民党から出てくる。 こうした問題が出てくるたび、永田町では政治改革が叫ばれるがもはやそれも恒例行事と化しつつあるのが現状だ。 今回も不正の温床となった政治資金規正法を改正したり、国民の税金が原資となる政党助成金の廃止を求める声が高まっている。 仮に政治資金規正法が改正され、厳格化・厳罰化がなされたうえ政党助成金が廃止されれば、資金力が乏しい野党はもちろん自民党も党の存続にかかわる事態と

          自民党に次ぐ資金力を持つ共産党の錬金術とは

          ”本丸”の立件は法務大臣の良心に委ねられている

          自民党の政治資金規正法違反事件は、議員の立件まで至る見通しとなりました。 ここまできたら、積極的な関与が疑われる森元首相や派閥幹部の立件までいっちゃえ!となるところ。 ですが、これはどうも難しそうです。 現在捜査を指揮するのは東京地検特捜部。この監督官庁は検察庁になります。その検察庁に指揮権を発動できるのが、内閣にいる法務大臣です。 つまり、検察の上司が法務大臣です。 そして法務大臣を務めるのが自民党議員で捜査対象となっている二階派に所属していました(現在は脱退)。 法

          ”本丸”の立件は法務大臣の良心に委ねられている

          ペットの命は自分の命

          いま、この瞬間にも世界中の人たちに愛嬌を振りまいてはとてつもない愛を受け取っているであろうわんちゃん。 犬はこの世で最も尊く、かわいい動物です。 かつて綱吉公がお犬様としていたく大切にした気持ちが分かります。 そんなペットと突然はぐれ、命を落としたと聞いたら‥‥‥。 飼い主は立ち直れなくなるほどダメージを受けることでしょう。 三が日の羽田空港で起きた航空機どうしの衝突事故。 この事故では5人の犠牲者が出てしまいました。 日航機側は乗員の迅速で的確な避難誘導により、犠牲者

          ペットの命は自分の命

          政治家に改心を求めるよりも、国民が選挙で落とすことの方が簡単

          家宅捜索を含む捜査が続けられている自民党の政治資金規正法違反事件。 連日、マスコミによる報道で次々と不正の構図が明らかになりつつあります。 でも、正直なところ一部で囁かれている通り検察による大々的な捜査やマスコミの報道はガス抜きなのかと思い始めてきました。 マスコミが令和のリクルート事件だと騒ぎ立てることで容疑がかけられている国会議員に社会的な制裁を与えることができる。 そこに検察の聴取や家宅捜索も加われば、仮に立件できなくてもやるべきことはやったと示すことができるでし

          政治家に改心を求めるよりも、国民が選挙で落とすことの方が簡単

          個人の感想です

          自民党現職議員から出た「キックバックは文化」という発言。 でしょうねとしか思えません。 うちの家系は国家神道を礎として続いてきた経緯から代々自民党を支持してきました。 祖父母の結婚式も神道式で多くの自民党関係者が参加したと聞いています。 でも、祖父は曾祖父の自民党好きが受け入れられず、自民党政権を支持したことは一度もありません。 こうしたことから、幼い頃から自民党は金にだらしなく、平気な顔して不正をはたらくヤツらの集団だと刷り込まれて育ってきました。 ですので、法を破

          個人の感想です

          岸田政権の不支持率70%超えるも野党は無風 

          岸田政権への不支持率はついに7割を超え、収支報告書不記載への捜査の進展次第では8割を突破する可能性がある。 もはや、次の通常国会まで政権はもたないというのが永田町での一致した見方だ。 とはいえ、今の野党に一時的にでも国政を担える体力はなく、国民からの期待度も自民党の4分の1にも及ばない。 戦後政治史において、政治とカネの問題は周期的に自民党を取り巻いてきた。 ロッキード事件、リクルート事件、佐川急便事件、日歯連事件など挙げればキリがない。 それでもこれまでは、このよう

          岸田政権の不支持率70%超えるも野党は無風 

          https://youtu.be/On1NpspZwXk?si=U6AAn7ydS42xLXe2 いつ指示されたのか覚えてない、指示者が誰かも言えない、自身も不記載あり、国民ではなく仲間を裏切ってしまったと発言してるあたり美談どころか自己保身のためのイチ抜け。タチが悪い。

          https://youtu.be/On1NpspZwXk?si=U6AAn7ydS42xLXe2 いつ指示されたのか覚えてない、指示者が誰かも言えない、自身も不記載あり、国民ではなく仲間を裏切ってしまったと発言してるあたり美談どころか自己保身のためのイチ抜け。タチが悪い。

          共産党がいろいろミスってる件について

          日本で最も老舗な政党、日本共産党。 昨年結党100年を迎えたものの、ここ最近の共産党の言動は目に余るモノがある。 そもそも7年前に野党共闘ののぼりを掲げ始めたあたりから、変に空気を読み始めて、奥歯にものが詰まったような物言いが増えてきた時点で党としての存在意義が薄れてきたように思う。 今年に入ってからは、党の方針に異を唱える党員を次々と除名処分とするなどその様は思想を異とする中国共産党やロシアなどを彷彿とさせる。 一連のありさまを見て思うに、共産党はプライドが成層圏に達

          共産党がいろいろミスってる件について

          瓦解した共闘 台頭する第三勢力

          萩生田政調会長(自民)が内閣不信任案の提出を「解散の大義になる」と発言したことで、一時下火になっていた解散の機運がふたたび高まってきた。 政権内では、広島サミットの成功や混乱なき5類移行によって支持率が安定基調に乗っていることを背景に確実な勝利を手に入れられるとの観測が広がっている。 ただ、長年集票源となってきた公明党との選挙協力体制に軋みが生じていることから、自民党がひそかに行っているとされる情勢調査次第では解散を踏みとどまる可能性も十分にある。 一方、野党は共闘体制

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          みんな国葬にしてしまえば | 宗教と政治#4

          今日は9月21日。安倍さんの誕生日であり、私の28回目の誕生日です。誕生日だけでなく、身長もおんなじ。 私は病院到着から約6分で産まれた超親孝行でデカい新生児でした。戌年のおとめ座なので、ワンちゃん(特にコーギー)が好きになるのも自然の摂理でしょう。 さて、安倍さんの「国葬儀」が来週27日に日本武道館で執り行われます。67年の吉田茂元首相以来、首相経験者では戦後2例目の国葬となりますが、みなさんはどう思われますか? 結論、私は国葬に条件付きの反対です。 理由はシンプル。

          みんな国葬にしてしまえば | 宗教と政治#4

          かつて日本は政教一致で壊滅した | 宗教と政治#3

          政治と宗教が一体化した統治のあり方を政教一致とよぶ。 太平洋戦争で日本は大国の米国に戦争を挑むため、ヒト・モノ・カネを総動員させた。 このとき、この総動員体制を円滑に進めるために必要だったのが政教一致体制だ。 大日本帝国政府と一体化した宗教。それは国家神道だった。 天照大神を皇祖としており、時の天皇陛下を「現人神」とする。 このため、大日本帝国憲法において、天皇陛下は「国ノ元首ニシテ統治権ヲ 総攬 ( そうらん )」する存在で、現憲法で分権化されている軍事警察・行政・司法

          かつて日本は政教一致で壊滅した | 宗教と政治#3