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プーと大人になった僕 感想(ネタバレ少し含む)

どうも、今日は映画愛好家のゴメスです。

先日、プーと大人になった僕を観てきました。結論からいうと非常に面白かったです。プーさんといえばいかにも子供向けというイメージが強いかもしれませんが、子供だけでなくむしろ、大人に見てほしい映画でした。

あらすじはこうです

かつて100エーカーの森でプーたちと過ごしてきたクリストファー・ロビン。年を重ね、100エーカーの森を訪れなくなり、寄宿学校に通い、戦争に兵士として赴き、旅行カバン部門の部長として仕事に追われ、妻や娘と過ごす時間をほとんど取れずにいた。
週末は家族と一緒に100エーカーの森付近の別荘に旅行に行く予定だったが、旅行カバン部門の経費削減案を出さなければ旅行カバン部門は廃業になってしまう。土日返上で経費削減のための計算を必死ですることになったクリストファー・ロビン。妻は仕事ばかりの彼に愛想を尽かして、娘と一緒に別荘で暮らすことを決めてしまった。
途方にくれる彼の元に、かつての親友プーが現れる。森に帰れなくなったプーをクリストファー・ロビンは送り届けることにした。

非常に哲学的な内容でした。くまのプーさんという作品自体がもともと哲学的であるということはこの「くまのプーさんの哲学」からもわかるんですが、本作品はそれをよりわかりやすく落とし込んだものと捉えていいでしょう。

※この本はくまのプーさんの原作の内容を全部知っているという前提で進んで行くので、この本を読む前に原作を読みことをお勧めします。

くまのプーさんのキャラクターたちは、もともとはクリストファー・ロビンがもっていたぬいぐるみたちです。つまり、それぞれのキャラクターにはクリストファー・ロビンの内面や、周りの環境などを象徴しているという風に捉えることができると思います。

例えば、ピグレットは怖がり、臆病。イーヨーはネガティヴ、後ろ向き。ティガーは自信、冒険心。プーは純粋な欲求、心といった誰しもが心の中にもつ内面を象徴しているのではないでしょうか。

誰の心の中にもピグレット、ティガー、イーヨー、プーがいて、彼らと仲良くして行くことで人生のどんな局面でも楽しく乗り越えられるということを伝えたいのではないでしょうか。

特に大人になると、プーのような純粋な心の欲求を無視したり我慢したりしがちです。そうこうしているうちに、自分の中のプーの声が聞こえなくなったり、その存在すら忘れてしまうのではないでしょうか。そんな大人たちに自分の中のプーともう一度向き合うきっかけをくれる映画であったと思います。

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ゴメス
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