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Crowdfunding 2023年1月 気になるプロジェクト

どうも、Duckでございます。
1月もあっという間に半分が過ぎ、時間の流れの速さにビビっている訳ですが、如何お過ごしでしょうか?
ぼーっとしてると、すぐ年末になってしまいそうで怖いですね。
さて、昨年まで『Kickstarterの気になるプロジェクト』と題して、ほぼ毎月面白そうなボードゲームを紹介してきました。
ですが、ここ数年でボードゲームのクラウドファンディングが実施されるサイトも増え、タイトルを『CloudFounding 気になるプロジェクト』に変更したいと思います。
とはいえ、内容としては全く同じですので、今まで通り気になるプロジェクトの情報収集に使ってもらえれば幸いです。

さて今回は1月に実施予定のプロジェクトの中からいくつか紹介したいと思います。
初心に戻ってTantrum Houseの動画で紹介していた作品の中から気になるものをピックアップしました。

ご興味あれば、元動画もご覧くださいませ。

【HUANG】

https://boardgamegeek.com/boardgame/371688/huang

プレイ人数:2~4
プレイ時間:90分
メカニズム: Area Majorit, Hand Management, Hexagon Grid, Hidden Victory Points, Highest-Lowest Scoring, Set Collection, Tile Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Reiner Knizia
アーティスト:不明
パブリッシャー: PHALANX
クラウドファンディング:Gamefound
キャンペーン期間:1月28日〜
参考リンク集:

名作『Tigris & Euphrates』の姉妹作に当たる『Yellow & Yangtze』のリメイク版。

https://boardgamegeek.com/boardgame/42/tigris-euphrates
https://boardgamegeek.com/boardgame/244114/yellow-yangtze

プレイ人数及び、時間は元ゲームと同じようです。
デザイナーは言わずと知れたReiner Knizia氏。
有名な作品を取り上げ出したらキリがないため割愛しますけど、システム的にも私としては『Modern Art』が好みですね。

https://boardgamegeek.com/boardgame/118/modern-art

アートワークを担当された方の情報は現在明かされていませんでした。
原版となる『Yellow & Yangtze』のイラストレーターは『Robinson Crusoe: Adventures on the Cursed Island』や『Heat: Pedal to the Metal』など、数多くの作品に関わっているVincent Dutrait氏です。

https://boardgamegeek.com/boardgame/121921/robinson-crusoe-adventures-cursed-island
https://boardgamegeek.com/boardgame/366013/heat-pedal-metal

Vincent Dutrait氏は私的に推しイラストレーターの1人なので、出来れば今作も続投してもらいたいところです。
現在公開されているHUANG版のメインボードと、Yellow & Yangtze版のメインボードを比較すると、HUANG版の方が薄い色見に本物の地図を見ているような美しさはありますが、視認性といった意味ではYellow & Yangtze版 の方に軍配が上がるように感じました。

HUANG版 メインボード
https://boardgamegeek.com/boardgame/371688/huang
Yellow & Yangtze版 メインボード
https://boardgamegeek.com/boardgame/244114/yellow-yangtze

パブリッシャーはPHALANXです。

https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/36186/phalanx

PHALANXの代表作と言えば、2014 Golden Geek Best Wargameにもノミネートした『1944: Race to the Rhine』でしょうか。

https://boardgamegeek.com/boardgame/148601/1944-race-rhine

後は、『UBOOT: The Board Game』も印象的な見た目のゲームなので、知っている方は多いのではないでしょうか?

https://boardgamegeek.com/boardgame/219100/uboot-board-game
https://boardgamegeek.com/boardgame/219100/uboot-board-game

どちらも戦争を題材としていることからも分かる通り、これ以外にも戦争をテーマとしたゲームを多く出版しているパブリッシャーです。
ちなみにPHALANX名義で実施されたKickstarterプロジェクトは12本。
直近で実施された『Keep'em Rolling to the Rhine』は2022年11月完成予定となっていましたが、2022年12月時点で2023年4月前半ぐらいま発送開始がズレ込む旨のアップデートがありました。

https://boardgamegeek.com/boardgame/359443/keepem-rolling-race-rhine

大体半年ぐらいズレ込んでいるようですね。
個人的には許容範囲内ではありますけど、支援する際はそこら辺は加味した方が良いように思います。

BGGでルール概要を確認したところ、『Yellow & Yangtze』と基本的な内容は同じで大きな変更はないようです。
ゲームでは5種類のタイル(総督、兵士、農民、商人、職人)を配置しつつ、文明を発展させていくのですが、文明同士が接触すると戦闘が発生するらしく、インタラクションは強そう。
あれ?
これは意外とマルチマン御用達案件では?
プレイしている写真見たところ、ミニチュアもそこそこある模様。

https://boardgamegeek.com/boardgame/371688/huang
https://boardgamegeek.com/boardgame/371688/huang

ミニチュアの造形も細かそうですし、種類も多いとなると、プレッジ額も1万円台に乗りそうな予感。
これはなんとも楽しみな作品ですね。

【Manhattan Project: War Machine】

https://boardgamegeek.com/boardgame/375573/manhattan-project-war-machine

プレイ人数:1~4
プレイ時間:30~60分
メカニズム:  Dice Rolling, Worker Placement with Dice Workers
BGG Weight:不明
デザイナー: Jan M. Gonzalez
アーティスト:Heiko Günther
パブリッシャー: Grail Games
クラウドファンディング:kickstarter
キャンペーン期間:1月24日〜
参考リンク集:

来る戦争に向けて軍備を整え、自国を軍事大国へと成長させることを目的とした作品。
プレイ人数1〜4人とソロにも対応。
1ゲーム30〜60分と見た目の割に軽め。
デザイナーはJan M. Gonzalez氏。
Jan M. Gonzalez氏の作品で、最も評価が高いのは『Flotilla』の世界観を下地として作られた2人用のゲーム『Seastead』となります。

https://boardgamegeek.com/boardgame/275969/flotilla
https://boardgamegeek.com/boardgame/307656/seastead

アートワークを担当したのはHeiko Günther氏。
彼がアートを担当した作品の中で、私的に思い入れが深いのはやはりこれ。

https://boardgamegeek.com/boardgame/169215/peak-oil

『Peak Oil』は良いぞぉ〜。

https://boardgamegeek.com/boardgame/169215/peak-oil

全体的にお洒落で格好良くまとまったデザインなのが特に好き。
私はあまり知りませんでしたが、この他にもいくつかの作品のアートワークを担当しており、評価の高い作品ですと西暦64年のローマで発生した大火災からの復興をテーマとした『Glory to Rome』や、警備の厳重なビルから仲間と協力して強盗の成功を目指す『Burgle Bros.』などがあります。

https://boardgamegeek.com/boardgame/19857/glory-rome
https://boardgamegeek.com/boardgame/172081/burgle-bros

どの作品も絵のタッチが異なり、Heiko Günther氏の器用さがよく分かります。
パブリッシャーはオーストラリアに拠点を構えるGrail Games。

https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/27311/grail-games

過去に発行された作品は思いの外多く、例えば、氷海の中をクジラに跨ってレースを行う、Reiner Knizia氏の『Whale Riders』や、オーストラリアの美しい観光地を訪れ、魅力を発見していく『Boomerang: Australia』などがあります。

https://boardgamegeek.com/boardgame/305761/whale-riders
https://boardgamegeek.com/boardgame/296167/boomerang-australia

過去にKickstarter上で実施されたプロジェクト数は23本にも登り、内21本は成功させています。
ちなみに2022年8月完成予定だった『The Gardens』は予定を大きく前倒し、4月には発送が開始されていました。

https://boardgamegeek.com/boardgame/322568

一方、オーストラリアとニュージーランドの小売店で支援者に届くより先に販売がスタートしてしまうトラブルも発生していましたが、パブリッシャーからきちんとした説明と謝罪がアップデートに投稿されており、非常に誠意ある対応のように感じました。

ゲームはダイスを使ったダイスプレイスメントを主軸とした作品のようです。

https://boardgamegeek.com/boardgame/375573

ダイスワーカーを配置し、生産効率を上げつつ、軍事物資の備蓄やインフラの整備なども行わなければなりません。
また、目標の達成や核汚染の除去によって勝利点を得られるとのこと。
既定ラウンド経過によってゲームが終了となり、このときに最も勝利点を得ていたプレイヤーが勝者となります。
正直、メカニクスには真新しさはないですし、時世的に好んで遊ぶ方は少なそうではありますが、このアートワークに惹かれてしまうのも事実。
プレッジが手頃なら支援しても良いかなぁ。

【まとめ】

今回は2作品のご紹介でした!
ご興味持てる作品はありましたでしょうか?
個人的な本命はやはり『HUANG』でしょうか。
デザイナーも鉄板ですし、インタラクションも強そうなのは魅力ですね。
ゲームの雰囲気的には『Manhattan Project: War Machine』も良いのですが、環境的に回るかと言われてしまうと微妙なのが悩ましいところ。
プロジェクト開始まで、まだ少し余裕もありますし、もう少し調べてみたいと思います。
昨年から積まれたボードゲームも増えてきましたし、今年こそは少し節制しようと思っていましたが、既に誘惑過多で意志が揺らぎ始めているDuckでしたとさ。

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