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Kickstarter 2020年9月後半 気になるプロジェクトまとめ

最近やっと暑さが和らいできておりますが、如何お過ごしでしょうか。
暑さが和らいだものの、代わりに雨に降られることも多く、鬱々とした日々を送るDUCKです。
とはいえ、基本仕事以外では外に出たがらない人間なので、あまり関係なかったりもします。
家でやりたいことも多いですしね、翻訳とか。
さて、9月も中旬も近付いたことですし、本日は9月後半のKickstarter新規プロジェクトのチェックしていく訳ですが、9月前半の段階で魅力的な作品が多数登場したことによって、既に息も絶え絶えだったりしています。
今回もTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)の動画を参考とさせて頂いております。
※掲載されている画像はBGG、Kickstarter Update及び、デザイナー・アーティストHPからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Dinosaur World】

プレイ人数:2~4
プレイ時間:60~120
メカニズム:Dice Rolling, Movement Points, Tile Placement, Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Brian Lewis, David McGregor, Marissa Misura
アーティスト:Kwanchai Moriya, Joe Shawcross, Stevo Torres, Andrew Thompson
パブリッシャー:Pandasaurus Games
キャンペーン期間:9月22日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/317457/dinosaur-world

『Dinosaur Island』の続編。
プレイ時間は60~120分の中量級ゲーム。
前作『Dinosaur Island』では90~120分と記載されており、少しだけ短くなった模様。
ゲームデザインはBrian Lewis氏、David McGregor氏、Marissa Misura氏の3名。
Brian Lewis氏は『Dinosaur Island』が代表作です。

David McGregor氏とMarissa Misura氏は以前、Brian Lewis氏と一緒に『Fungeon Party』を製作された方々。

ちなみに前作でデザインに関わっており、『Dead of Winter』でも有名なJonathan Gilmour氏は今回不参加とのこと。

アートワークを担当されたのはKwanchai Moriya氏、Joe Shawcross氏、Stevo Torres氏、Andrew Thompson氏の4名です。
Kwanchai Moriya氏は前作のアートワークにも関わっている方ですが、他にも『CRYPTID』や、少し前まで国内クラウドファンディングサイトで日本語版のプロジェクトを実施していた『Sidereal Confluence: Remastered Edition』も担当されていました。

Joe Shawcross氏は『Warband: Against the Darkness』のアートワークを担当しており、少し厳つい印象のイラストが特徴的です。

Stevo Torres氏はJoe Shawcross氏と一緒に『Plunderbund』という作品に関わり、その他にも『GODSPEED』のイラストも担当していました。

4人目のAndrew Thompson氏は『Unmatched: Cobble & Fog』というハードボイルドな印象のある作品を担当されています。

ここまで多くのアーティストが関わっているのは珍しいように感じますね。
パブリッシャーのPandasaurus Gamesは海外版の『街コロ』の流通に関わっている企業です。

Kickstarterを利用して資金調達を行った近々の作品としては『GODSPEED』があり、こちらは4月発送予定が感染症の影響から若干遅れ、5月となっていました。
個人的には誤差の範囲内のように思います。
ゲーム自体は前作同様、ワーカープレイスメント、タイルプレイスメント、ダイスロールの要素があるようです。
ワーカーを使ってパークを建設し、恐竜を生み出すDNAを集めながら勝利点を集めていく訳ですが、パークを訪れた観光客が事故によって死亡した場合、それが失点へと繋がってしまいます。
まだ、コンポーネントの詳細が分からないため何とも言えませんが、過去に実施していた『Dinosaur Island』のプレッジ金額を見ると通常版が約6500円、豪華版が約8500円ぐらいであったことから、こちらも同額ぐらいではないかと予想。
既に『Dinogenics』を持っているため流石に手は出さない気もしますが、恐竜題材のゲームが気になってしまうのは男の子の性ではないでしょうか。

【Dinosaur Island: Rawr’n Write】

プレイ人数:2~4
プレイ時間:不明
メカニズム:Dice Rolling, Grid Coverage, Paper-and-Pencil
BGG Weight:不明
デザイナー:Brian Lewis, David McGregor, Marissa Misura
アーティスト:Kwanchai Moriya, Stevo Torres, Andrew Thompson
パブリッシャー:Pandasaurus Games
キャンペーン期間:9月22日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/318009/dinosaur-island-rawr-n-write

続いては『Dinosaur Island』を元として作られた、ダイスロールのある紙ペンゲーム。
こちらは先程紹介した『Dinosaur World』と同時にキャンペーンがスタートするらしいです。
プレイ時間は、まだ明記されていないものの紙ペンゲームですし、そこまでは長くないと予想。
デザイナー、アートワーク、パブリッシャーは『Dinosaur World』とほぼ同じなため、割愛。
ゲーム自体は、ドラフトしたダイスをワーカーとして配置する少し変わった紙ペンゲームのようです。
どんなゲームかは想像し難いですが、今年『Cartographers』をプレイして以来、紙ペンゲームは結構お気に入りなので、気になっている作品です。
こちら単体のプレッジがあるか謎ですが、もしあるとすれば要支援検討案件かもしれません。
あまり送料は高くないと良いのですが、果たしてどうなることやら…

【Airships: North Pole Quest】

プレイ人数:1~6
プレイ時間:60~180
メカニズム:Connections, Movement Points, Point to Point Movement, Push Your Luck, Role Playing, Campaign Game, Storytelling
BGG Weight:不明
デザイナー:Max Pinucci
アーティスト:Max Pinucci
パブリッシャー:Hun in the Sun
キャンペーン期間:9月29日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/318484/airships-north-pole-quest
Kickstarter(キャンセル済):https://www.kickstarter.com/projects/airshipsgame/airships-north-pole-quest-the-game?ref=nav_search&result=project&term=Airships%3A%20North%20Pole%20Quest
参考:
Hun in the Sun HP
https://www.mbvision.it/huninthesun/airships-game/#overview

1924年、各国が飛行船で北極点を目指す冒険をテーマにしたボードゲーム。
実は過去にKickstarterでプロジェクトを実施し、頓挫した作品でもあります。
プレイ人数は1~6人と多め。
プレイ時間は60~180分の中重量級。
デザイナーとアートワークを兼任しているMax Pinucci氏は今回が初作品。
Max Pinucci氏には他にもパイロットや教授といったゲームデザイナー以外の顔も持っています。
パブリッシャーのHun in the Sunは第一次世界大戦前後の飛行機等の書籍を取り扱う出版社です。
出版社としてKickstarterを利用した形跡はないため、ボードゲーム自体が完成するかも含め、不安要素ではあります。
各プレイヤーはゲーム中、飛行船の司令官となり、北極点到達のため数々のミッションをクリアしなければなりません。
まず、北極点との往復に必要な資金を得るために郵便や軍事飛行を行い、その集めた資金で優秀なクルーを雇うこともできます。
また、天気も常に変化するため、天候を考慮して北極点までのルートを設定する必要があり、無理に進行しようとすると飛行船に重大なダメージを負う可能性がある訳です。
ヤバイですね、これは遊びのないガチなゲームの匂いがしますね。
コンポーネントに対する拘りも、相当のもの。

コアエディションも相当豪華ですが、コレクターズエディションの高級感が凄いです。

出典:https://www.mbvision.it/huninthesun/airships-game/#overview

飛行船のペイント処理は別になくても良いとして、木製の収納ボックスは格好良い。
正直、持ち運んだら壊す未来しか見えませんが、何ともロマンが詰まっているように感じます。
ちなみに前回のキャンペーン時、コアボックスは€76(約9600円)、コレクターエディションが€240(約30200円)でした。
前回の値段設定が今回で変わるのか、ここは注目ポイントかもしれません。
何にしても期待して待ちたいと思います。

【Windward: Treacherous Skies】

出典:https://www.kickstarter.com/projects/eldoradogames/windward/posts/2945063

プレイ人数:1~6
プレイ時間:30~90
メカニズム:Events, Team-Based Game
BGG Weight:不明
デザイナー:不明
アーティスト:不明
パブリッシャー:El Dorado Games
キャンペーン期間:9月29日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/317636/windward-treacherous-skies
参考:
Hayden Lapiska氏 HP
https://www.haydenlapiskadesign.com/https://www.haydenlapiskadesign.com/windward-board-game
Justin Spice氏 ARTSTATIONページ
https://www.artstation.com/justinspice
Windward アップデート#33 Expansion Details
https://www.kickstarter.com/projects/eldoradogames/windward/posts/2945063
Windward アップデート#34 Real Talk
https://www.kickstarter.com/projects/eldoradogames/windward/posts/2947304

先日、手元に到着したばかりな『Windward』の拡張が登場。
プレイ人数がベースゲームから1人増え、6人まで遊べるのは嬉しいところ。
プレイ時間は拡張導入前と比較しても違いはないらしい。
デザイナー、アーティスト共に記載がないため断言はできませんが、前作同様であるならデザイナーはHayden Lapiska氏、イラストをJustin Spice氏だと思われます。
Hayden Lapiska氏は厳密にいうと『Windward』の原作者とのこと。
BGG上では記載がないため更に検索してみたところ、HPを見つけることができました。

https://www.haydenlapiskadesign.com/https://www.haydenlapiskadesign.com/windward-board-game

このHPを見る限り、マルチに活躍されている方なのが分かります。
HP上には『Windward』のプロトタイプのような画像もいくつかあり、テンション上がります。

出典:https://www.haydenlapiskadesign.com/windward-board-game

出典:https://www.haydenlapiskadesign.com/windward-board-game

興味がある方は上記リンクから確認してみても面白いかもしれません。
正直、プロトタイプ相当面白そう。
ちなみに私はプロトタイプも相当好みです。
特にプレイヤーごとに飛空艇の格納ドックが用意されており、そこで飛空艇のカスタマイズができるところはテンション上がりますね。

出典:https://www.haydenlapiskadesign.com/windward-board-game

イラストを担当されたJustin Spice氏もBGG上では情報がほとんどなく、こちらも検索したところ以下のサイトから過去作品を確認できました。

https://www.artstation.com/justinspice

どのイラストも格好良いですが、特に二足歩行武装ロボットのイラストが格好良くて、このイラスを元に別作品も作って欲しい程。
パブリッシャーはKickstarterで『The Age of Atlantis』を少し前まで実施していたEl Dorado Games。
メールのレスポンスの悪さや最終版のルールブックの公開が遅れたことなど、少し思うところもありますが、個人的には許容範囲内。
ゲーム自体の情報はBGG上にはほとんどなかったため、『Windward』のアップデートから調べたところ、この拡張には4つの新要素があることが分かりました。

出典:https://www.kickstarter.com/projects/eldoradogames/windward/posts/2945063

まず、2段階しかなかった高度に3段目が追加され、新たにトレジャーハンティングなどが行えるとのこと。
また、メインボード上の状態が変化するイベントカード、新たな飛空艇や交易所の追加もあり、なかなか盛り沢山。
更に基本ゲームと拡張を一箱にまとめられるコレクターズエディションも準備しているようで、この中には一部のミニチュアやカードのアップグレードも含まれるようです。

出典:https://www.kickstarter.com/projects/eldoradogames/windward/posts/2947304

インサートまで格好良いとか、どうなっているんでしょうか。
これは楽しみな反面、プレッジ金額が非常に気になるところ。
一応、基本ゲームを支援済みのバッカーに対して、コレクターズエディションの本体料金と送料が合計で$20(約2200円)ぐらい割引かれるみたい。
そこは有難いところではありますが、それでもコレクターズエディションだけで$45(約4800円)ってのはなかなかにお高め。
これに拡張も併せると最低でも$70(約7500円)ぐらいは覚悟した方が良いように感じます。
とりあえず、基本ゲームをプレイしてから決めたいですね。

【まとめ】
今回は4作品紹介しましたが、気になる作品はありましたでしょうか。
ちなみに許されるなら私は全部欲しい…
いつもならある程度は絞れるのですが、今回は欲しい作品ばかりで頭が痛い限り。
特に『Windward: Treacherous Skies』と『Airships: North Pole Quest』は我慢できる自信がないですね。
幸い、プロジェクトスタートまで時間はありますので、ゆっくり考えたいとは思います。
そんな訳で、今回も煩悩まみれのDUCKなのでした。

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