ゲームマーケット2021春 買ったボードゲームを開封してみた
どうも、ゲームマーケットロスのDuckです。
いやはや、楽しみにしていたイベントが終わり、若干放心状態です。
あれです、大きなイベントが終わった後にくる、喪失感的なサムシングです。
次のゲームマーケットは11月らしいので、この心に空いた穴はボードゲーム分を適度に補充しつつ、何とか乗り越えていきたいと思います。
さて、今回は先日のゲームマーケットで購入したアイテムを開封していきたいと思います。
【ガンナガン ストレージBOX】
『ボードゲームじゃないじゃん!!』という声が聞こえてきそうですが、ゲームマーケットで買ったアイテムには変わりなし!
元のケースもデザインが格好良くて好きなんですけど、カードをスリーブに入れてしまうと入りきらなくなってしまうため、購入しました!
そして、こちらが組み立て前のストレージボックス。
もう少しガンナガンのキャラクターがボックスに描かれるかと思っていましたが、意外に大人しいデザイン。
これを組み立てるとこうなります。
見た目よりも丈夫そうで良い感じです。
早速、『ガンナガン』の基本と拡張をまとめてしまってみました。
もう少し空きスペース出来るかと思っていましたが、そんなことはなさそうですね。
今後、もし仮に新拡張が出るとして、収まるかは微妙なところ。
今回のゲームマーケットで販売されたオーバースリーブスリーブに付けると、もう少しスペースに余裕がないかもしれませんね。
ちなみに私が使っているスリーブはエポック製のハードタイプスリーブですので、厚めのスリーブを付けるとこんな感じなんだと認識してもらえれば良いかと思います。
空いた隙間に機銃カードも入れられるのも良い感じ。
サイズ的に収まるか微妙なラインでしたが、説明書も入りました。
これは助かりますね。
これで持ち運びも楽々です。
【Future Bar Playing Cards】
また、『ボードゲームじゃ(以下略』と言われそうな気がしますけど、気にしない!
だって素敵なんだもの。
てな訳で、私が大好きなフクロウデザインのトランプ『Bicycle Owl Playing Cards』を制作されたホンネラボの新作トランプです。
今作はデザイナーの本根氏が大好物なSFとお酒をテーマとしているようです。
全て書き下ろしとのことなので、箱を開けるのが楽しみ。
ケースを止めるシールにもパッケージのロケットが描かれており、とても可愛いらしい。
捨てるのが勿体無いので、サイドにペタリ。
開けると最初に目に入ったのは、色鮮やかなカードの裏面。
鮮やかな色彩の中にSF映画に登場しそうな建造物が描かれており、何とも幻想的。
表面もマークごとに絵札のイラストが異なり、見ていて楽しい作りとなっています。
このトランプの特徴の1つに、全ての絵札のイラストが異なっているところが挙げられます。
例えば、手に持っているお酒が全て異なっていたり、ハートのキングだけ女性だったりと、細かなところにまでこだわりを感じられます。
カード自体もエンボス加工がなされており、手触りが最高です。
見て楽しい、触って心地良い最高のトランプ。
次回作もあれば是非購入したいところです。
【It's 5pm】
『パフューマリー』を発行しているタクティカルゲームズのデザイナー、戸塚中央さん新作。
余暇時間を有意義に過ごして、ハピネス(勝利点)を集める変わったテーマの作品です。
では、早速コンポーネントを確認していきましょう!
例によってコンポーネントが沢山入っていました。
ここからは1つずつ見ていきましょう。
まずは街カード。
街カードにはカフェや公園、図書館など余暇時間を有意義に過ごす施設が沢山。
右上にある都市カードでは働くことで遊ぶためのお金が稼げるらしい。
ゲームの中でも労働することになるとは、何とも言えない気分になります。
そんな遊んだり、働いたりするワーカーたちがこの子達。
完全にパーリーピーポーですよ。
働く気ないでしょと言いたくなるくらい踊ってます。
オレンジワーカーなんかは何か飲んでますし。
この楽しい雰囲気良いですね。
次は目標カード。
こちらを達成すると、ゲーム終了時にハピネス(勝利点)を集められるとのこと。
続いて、ハピネストークン。
同梱されているのは1、5、10、30、50の5種類。
種類によってトークンの大きさは異なり、数字が大きくなればなるほどトークンも大きくなっていきます。
こちらは各プレイヤーの残り時間や所持金を確認するプレイヤーボード。
このギザギザにキューブを嵌めて管理するみたいです。
こちらは街中にある娯楽施設の内、定休日となっている施設を表すトークン類。
このトークンを曜日ごとに並べておくのが、こちらの曜日ボードとなります。
バックのイラストが明かりで照らされる街並みを綺麗ですね。
スタートプレイヤーマーカーも同様の色合いですね。
ゲームは全体的に、タイトルの『It's 5pm』に合わせた日が暮れる直前の一瞬を捉えたアートワークが素敵です。
まだ、遊べてはいませんが、ルール量も少なく割と軽めに遊べそうな気がします。
戸塚中央さんの作品は1時間以内に終わる適度なインタラクションが魅力的なデザイナーさんなので、遊ぶのが楽しみ!
一般流通4月下旬かららしいので、気になる方は要チェックです!
【四畳半ペーパー賽系】
アークライトゲーム賞2020で佳作を受賞した、学生生活最後の1年間を充実させ、部屋を思い出で溢れさせることを目的としたハレルヤロックボーイズの紙ペンゲーム。
タイトルからして森見登美彦氏の『四畳半神話体系』をオマージュした作品だと思われます。
引用: https://www.kadokawa.co.jp/product/200603000258/
箱絵もどことなく似ている気がしますね。
では、早速中身を確認していく訳ですが、箱の大きさに比べたらコンポーネントは少なめです。
カード類は専用のケースに入っていました。
カードにはオモイデカードとイベントカードの2種類があります。
どちらも紙質が良く、触り心地が良異様に感じました。
カードサイズが少し特殊な86×52。
このサイズのスリーブあるのかな。
アメリカンサイズと見せ掛けて、ちょい大きいのですよね。
続きまして、ダイスです。
ダイスは5色あり、それぞれの色が『恋愛』『アルバイト』『交友』『学業』『趣味』に対応しています。
このダイスの出目とオモイデカードに記されたブロックを指定された色で四畳半シートに書き込み、ゲームが進めていくようです。
このゲーム、書き込んだブロックの色がとても重要なので、ちゃんと色鉛筆も入っています。
各色2本ずつ入っているので、そうそう無くなる事はなさそうですね。
こういう細かな心遣いは有難い限りです。
【CALICO】
キルトを並べて猫を呼び寄せ、高得点を狙うタイルプレイスメントゲーム。
Kickstarterのキャンペーン中、支援しなかったことを後悔し続けていた作品がやっと手に入りました。
早速、開けてみるとそこには可愛さが溢れていました。
まずは、プレイヤーボード。
ここにタイルを嵌め込んでいくみたいですね。
全てのプレイヤーボードが違うタイルの組み合わせで作られているのは、なかなかエモいです。
実際に配置するパッチタイルも色鮮やかで美しい。
全てのタイルが並べ終わり、勝敗が決まっても、ゲーム終了時の満足度は高いように思います。
美しいコンポーネントは、これだけではありません。
続いて紹介するのはボタントークンです。
花型やキノコ型などいくつもの種類があり、こちらも色鮮やか。
負けず劣らず、種類が多いのはネコトークンです。
このごちゃっとした画像からは分かり難いかもしれませんが、10種類もの猫がいる訳です。
裏返すと絵柄ごとに勝利点が異なっています。
これらの猫は自分が好むタイルの組み合わせに寄ってくるようです。
そして、こちらが猫が好むタイルの種類や、組み合わせ方を表す、大きな猫タイルです。
うっは!!
可愛い過ぎか!!
満足そうに眠る、その寝顔…
天使かな?
そういう意味では、猫好きには堪らないゲームと言えますね。
作品自体はソロでも遊べるパズルゲームということで、この巣篭もり需要にもピッタリ。
アークライト社から日本語版の発売も決まっており、興味のある方は調べてみても良いかもしれませんね。
【PRAGA】
プレイヤーは中世のプラハを舞台に財産を増やし、建設に貢献することで国王から評価される市民を目指す『Underwater Cities』のVladimír Suchý氏の新作。
家まで持ち運ぶ段階から「やけに重いな」と思っていましたが、思った通り中はビッシリ詰まっていました。
まず、こちらのメインボード。
広げてみると思っていたよりもボードが大きく、大体『Scythe』のメインボードぐらいでしょうか。
右上には2人のおじさまが描かれており、ここにホイールを嵌め込むようです。
早速嵌め込んでみました。
うん?
おじさま見えなくなりましたけど、良いのかしら。
まさかおじさま、これで出番終了?
念のため、説明書を確認しても間違ってはいなさそう。
そうか…
おじさまは「ここに穴を空けるのじゃよ」要員であったのか…
芸が細か過ぎですね。
デザイナーの遊び心が感じられて素敵。
このホイールに窪みにアクションタイルを嵌め込んで、回すみたいですね。
このタイルが嵌め込まれている位置によって、追加のコストや得点がもらえるらしいので、どのタイミングでどのタイルを獲得するのか、非常に悩ましい。
さあ、続いて、個人ボードを確認していきましょう。
なんと自分で組み立てるダブルレイヤーボードとは驚きです。
とりあえず、穴を空けて個人ボード用のホイールも重ねてみると…
おじさま、再登場です。
いやいや、流石に今度こそ、おじさまが描かれている方が上なんでしょ?
Duckさんだって、それぐらい知ってるもんね。
とはいえ、念のためにルールブックを確認。
無慈悲!!!
そうか…
個人ボードのおじさまも組み立てたら見えなくなる系かぁ。
我々がゲームを遊んでる最中、見えないところでグルグル回ってる訳ですね。
そんな細かな設定にニマニマしながら遊ぶのも、面白いかもしれません。
この他にはアクションボードもありました。
イメージ的にもっとアクションの種類が多いんだと思ってました。
アクション数が少ないってことは軽ゲーだな!
さてさて、次は何を確認するか眺めていると、まだまだありました、組み立てるコンポーネント達。
なんじゃろ、これ。
小さな簀子と、階段?
とりあえず、組み立ててみましょう。
小さな簀子完成。
これだけでは何か分からなかったので、ルールブックを参照。
なるほど!
橋か!
確かにメインボードを確認したとき、横に流れる大河がありましたもんね。
ルールブック未読状態の私からすると、これを渡らないと対岸にはいけない的な感じなのでしょうか。
続いて組み立てたのは、こちら。
階段その1です。
こちらもイマイチ何か分からなかったので、ルールブックで確認したところ、大聖堂階層とのこと。
バックに見えるのが大聖堂なんですかね。
続いてはこちら。
階段その2。
バックから判断するに城っぽいですが。
飢餓の壁?
調べたところによると、飢餓から国民を救うために必要のない壁を作らせ、対価として衣服と食料を与えたことから名付けられたらしい。
参照: http://hiro-praha.blogspot.com/2010/06/hladova-zed.html?m=1
時代考証をゲームにしっかり組み込んでるのは萌えますね。
これは後から気がついたのですが、ルールブックの18ページには時代背景に関わる解説も載っているので、遊ぶ前に一読してみるのも面白いかもしれませんね。
なお、これら2つの建物には代替用のタイルもあり、差し替えることでプレイ感を少し変えられるようです。
続きまして、タイル各種です。
タイルの種類、多過ぎませんかねぇ…
まさか、こんなに種類があるとは油断しました。
多いと言えば、こちらもなかなかの多さな技術タイルたち。
全部合わせて24枚です。
こちらは流石に慣れるまで、ルールブックの効果一覧を確認しながらじゃないと遊ぶのは難しいかもしれませんね。
後、個人的に嬉しかったのは紙製の卵トークンの他に、木製卵トークンが入っていたこと。
予期せぬアップグレードトークンが手に入ったような気持ちになりました。
今作、私はイマイチどんな作品か知らず、『Underwater Cities』の作者の新作だから信じて買った訳なんですけども、コンポーネントの端々から見える面白さ、拘り抜かれたコンポーネント、フレーバーにマッチしたシステム、どれを取っても期待度を上げる要因しかありません。
これは本当に早く遊びたいですね…
【まとめ】
今回のゲームマーケットは6作品と少なめ。
ここのところ、Kickstarter発の作品ばかり仕入れているので、ゲームマーケットでの買い物は抑え気味なのです。
その代わり、だいぶ厳選してるので、今から遊ぶのが楽しみな作品ばかり。
最近バタバタで、なかなか時間が取れていませんが、少しずつ崩しながらレビューも書いて行けたらと思っています。
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