Kickstarter 2020年10月前半 気になるプロジェクトまとめ
10月に入って今年も残すところ2ヵ月となりましたが、如何お過ごしでしょうか。
9月後半、気になる作品が山のように発表され、瀕死状態のバッカーも多いのではないでしょうか。
私も同じく瀕死でございます。
そんな中でも情報収集を欠かしたくないと思うのはボドゲーマーの性でしょうか。
そんな訳で、今回も10月前半のKickstarter気になる作品をまとめたいと思います。
例によって10月も新作目白押しです。
今回もTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)の動画を参考とさせて頂いておりますので、気になる方はそちらもご確認ください。
※掲載されている画像はBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。
【Cartographers Heroes】
プレイ人数:1~100
プレイ時間:30~45
メカニズム:Bingo, Grid Coverage, Line Drawing, Paper-and-Pencil
BGG Weight:不明
デザイナー:Jordy Adan, John Brieger
アーティスト:Davey Baker, Luis Francisco, Lucas Ribeiro
パブリッシャー:Thunderworks Games
キャンペーン期間:10月6日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/315767/cartographers-heroes
『Cartographers』待望の新作登場。
前作同様、100人までプレイ可能という洒落の利いたプレイ人数は健在。
プレイ時間は前作とあまり変わらない模様。
デザイナーはJordy Adan氏と、今作よりJohn Brieger氏が加わりました。
Jordy Adan氏はBGGを見る限り、代表作となった『Cartographers』以外だとあまり作品を制作していないようです。
他の作品だとアートワークが可愛い『Rolling Ranch』というダイスも使う紙ペンゲームが気になりますね。
John Brieger氏は10月にアークライトから日本語版が発売される『The Refuge: Terror from the Deep』をデザインした方です。
アートワークはDavey Baker氏、Luis Francisco氏、Lucas Ribeiro氏が担当しています。
Davey Baker氏は今回が初作品。
Luis Francisco氏とLucas Ribeiro氏は『Roll Player』シリーズにも関わっている方々です。
その他にもLuis Francisco氏は『Flash Point: Fire Rescue』のアートワークも担当しているため、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
パブリッシャーのThunderworks Gamesです。
『Roll Player』はシリーズの他に『Skulk Hollow』の発行にも携わっています。
Kickstarter上でThunderworks Games名義でキャンペーンを実施した形跡は見当たりませんでした。
ちなみに同パブリッシャーから発行されている『Roll Player』は、デザイナーのKeith Matejka氏名義でプロジェクトを立ち上げているようです。
もしかしたら今回もデザイナー名義でプロジェクトが立ち上げられるかもしれませんね。
ゲームは『Cartographers』の続編という位置付けで製作されており、今作では戦争で荒廃した大地を舞台に地図製作を行っていくようです。
今作だけでもプレイ可能ではありますが、前作と併せてもプレイすることもできるため、リプレイ性も高そう。
今作から新たにヒーローカードが追加されるらしい。
カードの絵柄的に、ヒーローカードの攻撃範囲内にいる待ち伏せカードを無効化できるような能力ではないかと予想。
マップシートは両面共に山の位置など、配置が変わっているのは嬉しいですね。
詳しいコンポーネントは明らかになっていないものの、前作と同じなら$24ぐらいかと思われます。
前作は私も大好きな作品なので本来なら要検討案件ではありますが、アークライト社から日本語版の発売も決まっているため、その可能性は考慮した方が良さそうですね。
【Frostpunk: The Board Game】
プレイ人数:1~4
プレイ時間:120~150
メカニズム:Action, Cooperative Game, Cube Tower, Modular Board, , Worker Placement
BGG Weight:4.00
デザイナー:Adam Kwapiński
アーティスト:不明
パブリッシャー:Glass Cannon Unplugged
キャンペーン期間:10月8日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/311988/frostpunk-board-game
氷河に閉ざされた世界を生き抜くことを目的としたゲーム。
このゲームは11bit studiosが手掛けるデジタルゲームが原作となっています。
プレイ時間は120~150分と重量級。
BGG Weightも4.00と、ここからも非常に複雑なゲームであることが分かります。
デザイナーのAdam Kwapiński氏はアークライトから日本語版の発表のあった『Nemesis』を制作された方です。
アートワークは不明ですが、原作があるためそちらを流用しているのかもしれません。
パブリッシャーのGlass Cannon Unpluggedはこれが初の作品となります。
重めのゲーム、しかもミニチュアゲームとなれば完成するかどうかも不安なところ。
ゲームの詳細は不明ですが、原作に基づいたルールにはなっていると思われます。
現在、イメージ画像しか上がってきてはいませんが、細部にこだわった精巧なミニチュアが制作されるようなので、期待したいですね。
また、デジタル版でも特徴となっている中央のジェネレーターも登場するようです。
ファンからするとゲームの象徴となるオブジェクトが3D化されるのはテンション上がりポイントだと思います。
これだけ豪華なコンポーネントだとプレッジ金額も相当お高めなように感じます。
ゲームのコアボックスだけで10000円超えは覚悟した方が良いかもですね。
何にしても詳細情報が公開となるのが楽しみな作品の1つです。
【Pets and Pirates】
プレイ人数:2~4
プレイ時間:15~25
メカニズム:Events, Hot Potato, Push Your Luck, Variable Player Powers
BGG Weight:不明
デザイナー:Mario Pietro Brioschi
アーティスト:不明
パブリッシャー:Self-Published
キャンペーン期間:10月13日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/314879/pets-and-pirates
海賊同士の宝の奪い合いをテーマとした軽めのカードゲーム。
プレイ時間は15~25分と非常にお手軽。
デザイナーのMario Pietro Brioschi氏は今回が初作品のようです。
アートワークを担当された方の情報はないものの、イラストは特徴的で結構好み。
この角張ったキャラクターが可愛いらしいですね。
BGG上で公開されているイラストの中で私が気に入っているのは、こちらのペンギンです。
ペンギンの体と嘴のバランスの悪さが逆に可愛さを引き立てているように感じます。
パブリッシャーは個人発行らしく、そこは不安要素のように感じられます。
ゲームは山札の中に隠された宝を見つけ出し、ゲーム終了まで手札に持っていたプレイヤーが勝利するとのこと。
プレイヤーはターン中、相手を攻撃したり、手札を調べたりしながら宝を奪い合うようです。
ルール的には脱落者の出ないカナイセイジ氏の『ラブレター』って感じでしょうか。
プレッジ金額はカードゲームということもあり、そこまで高額にはならないと予想。
高くとも3000円ぐらいが妥当なように感じます。
問題は送料ですが、ここさえ抑えられていれば支援を検討しても良いかもしれませんね。
【まとめ】
今回は3作品を紹介しました。
気になる作品はありましたでしょうか。
私的には『Cartographers Heroes』は注目したいところ。
日本語版発売される可能性が高いのでSG次第ではありますけどね。
11月に入るとゲームマーケットもありますし、まだまだ誘惑が増え続ける季節ではありますが、何とか乗り越えていきたい、そんなことを思うDUCKでしたとさ。