kickstarter 2022年2月 気になるプロジェクトまとめ
最近、物語に触れたい欲求が高まっているDuckです。
皆さんもそんなことありませんでしょうか?
私は定期的にそういう欲求が高まるので、発散も兼ねて趣味の映画鑑賞をする訳です。
今回は久々に映画館まで行って『アンチャーテッド』見た訳なのですが、これが最高でした。
本元のゲームも全作プレイしている程に好きな作品なのですけど、正直あまり期待してなかったんですよね。
何故かと言えば、プレイステーションの作品で映画化されたもので私的に思い出すのが『アサシンクリード』だったから。
アクションは確かに凄かったのだけど、初見の人からすれば意味不明だろうし、オチもあまり好みではなく、お金を払ってまで映画館で見る価値は微妙でした。
そんな、面白くなくても傷つかないように予防線を張りつつ見に行った訳なのですが、良い意味で期待を裏切られました。
完全オリジナルストーリーなのに、ちゃんと『アンチャーテッド』なんです!
「どういうこと?」と思われる方もいるかもしれませんが、ゲームの世界観や設定を丁寧に引き継いでおり、ファンが見ればニヤリとなる演出に大満足。
アクション映画としても良く作られていて、子供の頃、初めて『インディージョーンズ』を見たときのような、ワクワク感のある爽快な完成度の高い映画でした。
原作ファンには勿論、アクション映画好きの方にもお勧めできる作品です。
ご興味ある方は是非見に行ってくださいね。
さて、導入が大脱線して本題が行方不明一歩手前まできてしまいましたが、今回の記事は2月にスタート(予定も含む)するkickstarterの気になる新規プロジェクトまとめです。
今回もTantrum House様のまとめ動画も一部参考にして選びました。
今回の動画は2月の新規プロジェクトが前後編に分かれていなかったため、こちらの記事も2月でまとめています。
※出典の明記がない画像は全てBGGの当該作品ページよりお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。
【Earth】
プレイ人数:1~5
プレイ時間:45~90
メカニズム:Action Drafting, Card Drafting, Chaining, End Game Bonuses, Events, Grid Coverage, Hand Management, Variable Set-up, Victory Points as a Resource
BGG Weight:3.00
デザイナー:Maxime Tardif
アーティスト:不明
パブリッシャー:Inside Up Games
キャンペーン期間:2月15日~
参考リンク集:
概要
肥沃な大地に植物を根付かせ、育み、豊かな生態系を作り上げる作品。
テーマの壮大さに反して、プレイ時間は45~90分と中量級レベル。
デザイナーはMaxime Tardif氏。
手掛けた作品は多くはなく、巣を管理するアリの1人として食料を集め、越冬の準備に奔走する『BrilliAnts』や、観光業や石油産業の影響からサンゴ礁を守るため、群島を保護し、国立公園化を目指す『Mini DiverCity』などがあります。
アートワークを担当した方は不明です。
公開されている画像を見る限り、全てのカードが写真のようです。
イラストではないのでアートワークといった面で少し好みが分かれそう。
パブリッシャーはInside Up Gamesです。
過去作には新たな征服地に派遣された行政官としてローマの影響力を高めるために奔走するタイル配置ゲーム『City Builder: Ancient World』や、【kickstarter 2021年2月後半 気になるプロジェクトまとめ】でも紹介した、依頼通りにブロックを配置して勝敗を競う『Block and Key』などがあります。
Inside Up Gamesは過去に8作ものプロジェクトを実施しています。
直近で実施されたプロジェクトは先程も少し触れた『Block and Key』になります。
こちら、2021年9月に完成予定だったのですが、製造上のトラブルにより2022年2月現在も完成には至っておりません。
この事態を受けてパブリッシャーは、キャンセルを希望する方に対して9割の返金可能との投稿をしており、パブリッシャーとしての誠実さを感じていたりします。
柔軟に対応してくださる姿勢を示してもらえると、キャンセルするつもりがなかったとしても安心できますもんね。
ルール紹介
ゲームは最初にプレイヤーが担当する島と気候、生態系カードを選択するところから始まります。
島カードからは初期資源(カードや資源)を得られるだけでなく、特定のアクションを選択したときに追加で恩恵が得られるとのこと。
気候カードにも選択したアクションに応じた追加効果が得られる能力が付随しています。
生態系カードにはゲーム終了時に追加の勝利点を得られるようです。
手番プレイヤーは植え付け、堆肥化、散水、栽培の4つのアクションから1つを選んで実行します。
このとき、他のプレイヤーも手番プレイヤーが選択したアクションによって恩恵を得られるのですが、手番プレイヤーとそれ以外のプレイヤーでは得られる恩恵が若干異なるようです。
恩恵にはカードや資源の獲得、自信の場にコストを払って植物カードを出したりと様々。
一部のカードには資源を置くスペースが設けられており、それらを場に展開したカードに置くことによってカードの成長を促すこともできるとのこと。
全てのプレイヤーが恩恵の処理を終えると、手番プレイヤーが選択したアクションと同色のスペースを持つ植物カードの能力を発動させることができます。
アクションの選択 ⇒ 恩恵の獲得 ⇒ アクションの実行
これらの行動を繰り返し、最初に16枚の植物カードが場に出されたらゲーム終了条件が満たされ、得点計算となるようです。
その他
ストレッチゴールは設定されていません。
理由は分かりませんが、最近そのようなプロジェクトが増えたような印象は受けています。
選択できるプレッジは対応している各言語版のみ。
アドオンとして木製インサートやプレイマットを追加発注できますが、個人的には不要かなと思っています。
この他にもパブリッシャーが関わった過去作をアドオンとして発注できるようなので、興味があればそちらを調べても良いかもしれませんね。
送料は$16と想像していたより大分お安め。
優しいテーマのゲームなので殴り合う要素は無いように感じていますが、他プレイヤーのアクションに依存する部分も大きく、コンボを作るのが面白そうです。
但し、全てのカードがユニークカードなのがネックではありますね。
公開されているカードテキストを見る限り、短文がほとんどなので難しくはありませんが、翻訳せずに遊ぶのは無理そう。
とりあえず、早々に支援していますけど、ギリギリまで悩んでから決めるような気がします。
【Through Ice and Snow】
プレイ人数:1~5
プレイ時間:45~90
メカニズム:Advantage Token, End Game Bonuses, Events, Grid Movement, Map Addition, Modular Board, Multiple Maps, Point to Point Movement, Set Collection, Solo, Turn Order: Claim Action, Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Fernando Eduardo Sánchez
アーティスト:Pedro A. Alberto, Araceli Martín
パブリッシャー: 2Tomatoes Games
キャンペーン期間:近日公開予定
参考リンク集:
概要
探検隊を率いる隊長の1人として北西航路の開拓のため、北極踏破を目指す作品。
プレイ時間は45~90分の中量級ゲーム。
デザイナーは今回が初作品となるFernando Eduardo Sánchez氏。
その他の情報がないため、ゲームのバランスが気になるところ。
アートワークを担当しているのは、Pedro A. Alberto氏とAraceli Martín氏の2人。
Pedro A. Alberto氏は過去に、人間の至福と陰鬱を司るスピリットの1体としてアイデンティティに大きな影響を与得ることを目的とした『Cerebria: The Inside World』や、ロボットを用いて環境が不安定な太陽系外の資源の回収を目指す『Stress Botics』などの作品に関わっています。
一方、Araceli Martín氏にとって今作がボードゲームの製作に初めて関わるようです。
イラストは油絵で描かれたような少し寂しい雰囲気のあるイラストは、ゲームの舞台となっている北極に不思議とマッチしているように感じます。
パブリッシャーはDuckさんが秘かに推している2Tomatoes Gamesです。
こちらのパブリッシャーは石油枯渇直前の世界を舞台に新エネルギー開発競争を繰り広げる『Peak Oil』や、同様の世界観で内戦で崩壊寸前の国家から現金を絞りつくすことを目的とした『Peak Oil Profiteer』などがあります。
この他にも『Root』や『Pax Pamir: Second Edition』など、多くの有名作品のローカライズも担当しているようです。
2Tomatoes Gamesが過去に携わったKickstarterのプロジェクトは8つ。
内2つは途中でキャンセルとなっているようです。
なお、直近のプロジェクトは先程も少しだけ触れた『Peak Oil Profiteer』になります。
予定では2022年3月には完成でしたが、ルールブックの最終チェック等製作上の遅れから7月中に製造完了を目指すとのこと。
7月に完成となれば手元に届くのは9月頃かしら。
楽しみに待ちたいと思います。
ルール紹介
ルールはまだ公開されていないため詳細は分かりませんが、このゲームの肝となる部分に食料などの資源管理と、乗組員たちの健康と士気の維持が重要となりそうです。
また、各地域の探索に乗組員たちを派遣する必要があるようで、ワーカープレイスメントの要素も含まれていると思われます。
なお、各資源や乗組員たちを表す駒類はオリジナル仕様のようですね。
これはどのようなものか不明ですが、間接的なインタラクションはあるらしい。
他にもBGGのメカニクスを見る限り、イベントやセットコレクションなどの要素もあるらしいので、ルール公開が楽しみ。
その他
プレッジはコンポーネントの全容が不明なため予想すらし難いですが、木製駒も多そうですし、€40前後ではないかと予想。
送料は昨今の事情を考えると€20~€30だと良いなぁと思っています。
まだまだ、全容が分からない作品なだけに支援するかどうかの判断はできませんが、期待できる作品なのは私的に間違いなさそうです。
プロジェクトがスタートするのを大人しく待ちたいと思います。
【まとめ】
今回は2作品を紹介しました。
気になるタイトルはありましたでしょうか。
どちらも魅力的なだけに悩んじゃいますね。
とりあえず、私はギリギリまで『Earth』の支援を悩みつつ、『Through Ice and Snow』のプロジェクトが開始されるのを待ちたいと思います。
今月も後半に突入し、これ以上は予想外の出費はないと信じつつ、ケンビルから発売が予定されている『Maglev Metro』の予約が仮に始まった日には、全力を出そうと心に誓うDuckなのでしたとさ。