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kickstarter 2022年4月 気になるプロジェクトまとめ

どうも、Duckです。
皆様はどんな連休を過ごされましたでしょうか?
私はいつもの仲間たちと久々にボードゲームしたり、蒸気の時代会に参加させてもらったりと楽しい毎日を過ごすことができました。
欲を言えば、まだまだ遊び足りないのが正直なところなので、なんとかボードゲームをする時間を捻出できないものかと考える毎日です。

さて、今回の記事は今更ではありますが、4月のプロジェクトの中で特に私の方で気になった作品をピックアップして紹介させてもらいたいと思います。
今回は2作品を紹介するのですが、どちらも5月12日の午前中にはプロジェクトが終了する作品となっています。
こんなギリギリに記事を上げるなと怒られる気しかしませんが、何かの参考になればと幸いです。
※出典の明記がない画像は全てBGGの当該作品ページよりお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Autobahn】

プレイ人数:1~4
プレイ時間:90~150
メカニズム:Hand Management, Network and Route Building, Pick-up and Deliver, Solo, Tech Trees
BGG Weight:3.40
デザイナー:Fabio Lopiano, Nestore Mangone
アーティスト:Javier González Cava
パブリッシャー:Alley Cat Games
キャンペーン期間:4月19日~5月12日
参考リンク集:

概要

第二次世界大戦終戦直後から現代に渡ってドイツの高速道路網の構築を行う作品。
プレイ時間は90~150分の重量級。
デザイナーはFabio Lopiano氏とNestore Mangone氏の2人。
Fabio Lopiano氏はシルクロードの中心地メルヴの栄枯盛衰を描いた『Merv: The Heart of the Silk Road』や、中世フィレンツェの布商人を題材とした『Calimala』が代表作です。

https://boardgamegeek.com/boardgame/306040/merv-heart-silk-road
https://boardgamegeek.com/boardgame/199383

Nestore Mangone氏は若い科学者の1人として新たな理論の発見を目指す『Newton』や、フィレンツェの市民の1人として名声を高めることを目的とした『Masters of Renaissance: Lorenzo il Magnifico – The Card Game』などがあります。

https://boardgamegeek.com/boardgame/244711/newton
https://boardgamegeek.com/boardgame/280453/masters-renaissance-lorenzo-il-magnifico-card-game

どちらのデザイナーの作品も遊んだことはありませんが、どちらも以前から気になっていた作品なので、個人的には期待度が高いです。
アートワークを担当するスペインのイラストレーターJavier González Cava氏です。
彼の代表作には洞窟で暮らすドワーフ農夫の1人として効率的な農場運営を目指す『Caverna: The Cave Farmers』や、名探偵シャーロック・ホームズと共に謎解きに挑戦する『Watson & Holmes』などがあります。

https://boardgamegeek.com/boardgame/102794/caverna-cave-farmers
https://boardgamegeek.com/boardgame/182694/watson-holmes

パブリッシャーはAlley Cat Gamesです。

https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/34033/alley-cat-games

多くの作品を出版しており、1人でも多くの患者を治療することを目的とした『Dice Hospital』や、19世紀のコーンウォールを舞台にスズと銅の採掘を題材とした『Tinners' Trail』が代表作と言えます。

https://boardgamegeek.com/boardgame/218121/dice-hospital
https://boardgamegeek.com/boardgame/321277/tinners-trail

ちなみに『Tinners' Trail』のアートワークを担当しているのは本作同様、Javier González Cava氏となります。
そう言われるとイラストの雰囲気は似ていますね。
ちなみに直近で実施されたプロジェクト『Star Fighters: Rapid Fire』の進捗は、制作のに必要なファイルの提出と、ルールの校正と調整を行っているようです。

https://boardgamegeek.com/boardgame/348216/star-fighters-rapid-fire

完成予定は2022年9月なのでまだ先ですが、感覚的には少し遅れているような気もします。
Alley Cat Gamesは『Tinners' Trail』のプロジェクトの際に、Kickstarter特典のエラー印刷があって少しだけ話題に上がったのですが、その後の対応も非常に丁寧で個人的には信頼度高めです。

ルール紹介

今作は、プレイヤーは高速道路の建設するのが主軸となる作品ですが、その他にも近隣諸国への物資の輸送や、ガソリンスタンドの建設といった関連事業にも従事します。

https://boardgamegeek.com/boardgame/348554/autobahn

ゲームは大きく分けて3つの時代から構成されており、それぞれの時代ごとに条件を満たすと次の時代へと進むようです。
各時代によって特徴があり、例えば、1つ目と2つ目の時代ではドイツが東西統一前のため、ルートによっては道路の建設が行えないところがあったりと、史実に即した工夫があれており、面白いと感じました。
プレイヤーは手番に個人ボードにあるの5つのエリアから1つを選択し、手札からカードを1枚プレイしてアクションを実行します。

https://boardgamegeek.com/boardgame/348554/autobahn

手札には、それぞれどの場所を開発するか示されているのですが、これらのカードを再使用するには手番を消費してカードの回収しなければなりません。
このとき、特典として回収したカード枚数に応じて資金を獲得できます。
一応、手札を使い切れば自動的にカードを回収することもできるのですが、その場合は資金は得られないため、少し損した気分になるかもしれません。
アクションは道路の建設、道路の改良、荷物の積込み、ガソリンスタンドの建設、テクノロジーの解除の5つとなります。
アクションの詳細は割愛しますが、どこから手を付ければ良いか迷ってしまいますね。

その他

このプロジェクトのストレッチゴールは早くも全て開放されています。
まだ、数日残っているので、欲を言えば追加のストレッチゴールがあると嬉しいのですが、あまり欲張らない方が良いですかね。
選択できるプレッジはリテール版とKickstarter版の2種類。

https://www.kickstarter.com/projects/alleycatgames/autobahn?ref=discovery&term=Autobahn

Kickstarter版は一部の木駒にスクリーンプリントがされるだけでなく、3種類のミニ拡張が同梱されるようです。
リテール版£43、Kickstarter版£49と極端に高い訳ではないので、Kickstarter版一択な気がします。
また、5月9日付のアップデートによると、一部の地域(アジア、オーストラリア、ニュージーランド)への発送分の生産工場をヨーロッパから中国へ移すことによって送料を抑えようと考えているみたいです。
ただし、生産工場を移したことによって発送まで2~3ヵ月ほど遅れると見込まれているようで、もしかすると対象となった3地域以外の国で一般販売がスタートしている可能性もあるようです。
正直、送料が安くなる分には嬉しいですが、届くのが遅れるのは微妙ですね。

ゲームのテーマとしては少し地味ですが、ルールを読むと面白さと悩ましさが伝わってくる作品なので、私的にも大分期待しています。
近日中にフォロワーさんとオンラインで遊ぶ約束をしているので、そこで支援を継続するか否かの最終判断としたいと思います。

【Wayfarers of the South Tigris】

プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~90
メカニズム:Area Majority, Set Collection, Tile Placement, Track Movement, Worker Placement with Dice Workers, Worker Placement Different Worker Types
BGG Weight:3.50
デザイナー:Shem Phillips, S J Macdonald
アーティスト:Mihajlo Dimitrievski
パブリッシャー:Garphill Games
キャンペーン期間:4月26日~5月12日
参考リンク集:

概要

North Seaシリーズ、West Kingdomシリーズに続く、3つ目のシリーズ登場。
プレイ時間は60~90分の中量級。
ただ、過去作もそうでしたが、表記されたプレイ時間で終わったことはほとんどないので、実際は2時間以上掛かるのではないかと警戒していたりします。
デザイナー、アートワークともに同パブリッシャーから発行されているWest Kingdomシリーズのチームで制作されております。

https://boardgamegeek.com/boardgame/236457/architects-west-kingdom

West Kingtシリーズだと特に『Paladins of the West Kingdom』が好きですね。

https://boardgamegeek.com/boardgame/266810/paladins-west-kingdom

このチームの作品はクオリティが高く、安定しているので安心感があります。
パブリッシャーのGarphill Gamesもコロナ禍であっても、基本的に発行予定日より2ヶ月ぐらいは早く手元に届くので、私的に信頼度は非常に高いです。

https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/9459/garphill-games

『Architects of the West Kingdom: Works of Wonder』はいつもよりも少しだけ配送が遅れているようですが、それでも許容範囲内なように感じています。
そもそもVFI ASIAの問題みたいですしね。

ルール紹介

本作はゲーム終了時に最も勝利点を得ていたプレイヤーが勝利する訳ですが、得点は主に陸、海、空の地図作成によって得られるようです。

https://boardgamegeek.com/boardgame/350316/wayfarers-south-tigris
https://boardgamegeek.com/boardgame/350316/wayfarers-south-tigris
https://boardgamegeek.com/boardgame/350316/wayfarers-south-tigris

ゲーム中、地図から勝利点を得られるだけでなく、必要なキャラバンの改良や、化学・貿易・探検を司る3つのギルドから得点を得られるとのこと。
プレイヤーの手番ではダイスの配置、ワーカーの配置、休憩の3つからアクションから1つを選択しなければなりません。
Shem Phillips氏のゲームは結構好きで何作品か遊んでいますが、メカニクスにダイスプレイスメントが取り入れられているのは初めてかもしれないですね。
一方、彼の作品は多くのカードが使用されるといった特徴があります。
今作でも160枚以上のカードが登場するらしい。

https://boardgamegeek.com/boardgame/350316/wayfarers-south-tigris

ただ、『Raiders of the North Sea』のような言語異存は全くなく、どちらかと言えばWest Kingdomシリーズのようにアイコンが中心のようです。

https://boardgamegeek.com/boardgame/170042/raiders-north-sea
https://boardgamegeek.com/boardgame/170042/raiders-north-sea

言語異存がないのは極めて有難いのですが、代わりにアイコンの意味を覚えなければならず、それが地味に大変だったりします。

その他

プレッジは通常版と、メタルコインとのセットの2種類のみ。
ここ数年、Garphill Gamesの作品を支援し続けていますが、Kickstarter限定の特典のようなものは存在せず、どちらかと言えば早期予約に近い形態を取っています。
また、今作もWest Kingdomシリーズ同様、日本語版の発売が決定しているようです。
今のところ、どこのパブリッシャーから発売されるかの情報まではありませんが、ここまでの流れを考えるとケンビルさんが濃厚なように思います。
何はともあれ、正式発表を楽しみに待ちたいと思います。

新シリーズの一本目に相応しく、今までの作品にない要素も詰まった今作、完成品がどんなものになるのか、引き続き注目していきたいと思います。

【まとめ】

如何でしょうか。
既に支援してる方もいるかとは思いますが、最終判断の材料になれば嬉しいですね。
ちなみに私は前回の記事でも書いた通り、4月から5月に掛けて複数の魅力的なプロジェクトが押し寄せてくる中、どの作品を支援するのかで頭を抱えております。
特に良くないのが、蒸気の時代会を遊んだ日の夜にプロジェクトがスタートした『Age of Steam Deluxe: Expansion Vol.1, 2, 3』ですね。

https://www.kickstarter.com/projects/eaglegryphon/age-of-steam-deluxe-expansion-volumes-i-ii-and-iii?ref=nav_search&result=project&term=age%20of%20steam

これは運命的に欲しい!!(意味不明)
とはいえ、実際に支援したところで遊ぶ機会があるのかと聞かれると、現状遊べていないことを考えると微妙なラインなのも正直なところ。
今のところ、$1プレッジでお茶を濁していますが、いつかは判断を下さなければならない訳で、どうしたものかと考え込んでしまいます。
時期的な部分も大きいかとは思いますが、まさかここまで魅力的なプロジェクトが重なるとは困っちゃいますね。
私がどの作品を残して、どの作品の支援を諦めるのか、まだ何とも言えませんが、ギリギリまで悩み抜こうと思います。
皆さんにとっても悔いのない判断が下せることを心より祈っております。

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