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ゲームマーケット2020秋 気になる作品 第1回

10月も目前に迫り、ゲームマーケット2020秋まで2ヵ月を切りました。
流石に早過ぎるだろうとは思いつつ、Twitterで情報を探してみると既に気になる作品がちらほら。
こんなにも早くから情報が出るものなのかと驚きつつ、これは早めに気になる作品を整理しておかないと情報が溢れてしまうという訳で、ゲームマーケット2020秋の気になる作品をまとめていきたいと思います。
今回は第1回ということで、5作品を紹介。
まだまだ、これからも新しい情報が出てくるとは思いますので、今後も定期的に紹介していけたらと思っております。
※ご紹介するゲームはサークルのTwitter等の画像を使用させて頂く都合上、事前にご許可頂いております。

【BEER HEX】

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出典:https://twitter.com/NagasakiBGC/status/1302854678535835649?s=20

サークル:BrainBrainGames ( SANNY BIRD 委託販売)
ブース番号:E03
価格:2500円 (通常版)
   3000円 (額装版)
   8000円 (特別版)
Twitter:https://twitter.com/NagasakiBGC?s=20
URL:https://boardgame.web-saito.net/beerhex/

王冠を使った2人用ゲーム。
BrainBrainGamesの斎藤氏は過去に『トリックと怪人』でゲームマーケット大賞2018優秀作品賞を受賞した方です。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/242325/tricks-and-phantom/images

今作は斎藤氏がひとつひとつ丹念に手作りで仕上げているらしく、途轍もないこだわりを感じます。
グラフィックデザインを『幻影探偵団』で有名なハッピーゲームズのRYO氏。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/170374/phantom-detectives

全体的に落ち着いた、お洒落な雰囲気のデザインが最高です。
ゲームはプレイヤーが交互に1枚ずつ王冠を裏向きに配置することで進んでいきます。

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出典:https://boardgame.web-saito.net/beerhex/

王冠の裏側には自分と相手のシンボルマークが付いており、自分のシンボルマークが付いた王冠を辺と辺で繋ぐことができたプレイヤーの勝利。

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出典:https://boardgame.web-saito.net/beerhex/

相手プレイヤーの進路を塞いだり、攻撃を仕掛けたりと相手を妨害する要素もあり、相手との駆け引きが熱い作品のように感じます。
1回5分のゲームを3試合行い、2本先取した方が勝利となるため、とてもお手軽に遊べそうですね。
シンボルマークは取り外しが可能なため、市販されている他の王冠とも付け替えることができるとのこと。
元々の王冠でも十分格好良いのですが、自分好みの王冠に付け替えて遊ぶのも持ち主の個性が出るため、並べただけでもテンションが上がりそうです。
先程も触れた通り、斎藤氏がひとつひとつを手作りで作られていることもあり、販売個数は相当絞られるかもしれません。
予約販売とかがあれば良いのですが、要期待ですね。
ちなみに今回はBrainBrainGames名で出展する訳ではなく、SANNY BIRDブースでの販売となりますので、ご興味ある方はブースを間違えないようにご注意ください。

【ZOOLLYWOOD】

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出典:https://twitter.com/86star26/status/1301080125971152896?s=20

サークル:ここあのかぎしっぽ
ブース番号:テ18
価格:6500円
Twitter:https://twitter.com/86star26?s=20https://twitter.com/BluepiperS?s=20
Kickstarter:https://www.kickstarter.com/projects/1478866864/zoollywood-a-cute-game-with-not-so-cute-rules?ref=profile_saved_projects_ended
BGG:https://boardgamegeek.com/boardgame/304333/zoollywood
予約:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdqmjIZBpjOzFCOrOkcwl_wPs4Zw4tr5TcNn-_HqRSUqeD60A/viewform

ここあのかぎしっぽで輸入販売されることが決定したKickstarter発の可愛い2人用ゲーム。
以前、私もTwitterで呟いたことのある作品です。

『Zoollywood』はカナダのバンクーバーに拠点を構えるBluepiper Studioの作品です。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/40287/bluepiper-studio

ゲームデザインをLiu Xiao氏とHaoYuan Zhang氏が担当し、アートワークをSuzi氏、Odie Wu氏、Yu Wang氏の3名が関っています。
ゲームは動物の王国にある映画制作会社Zoollywood社が次回作『ポーラークエスト』の主役を選ぶため、最終オーディションに臨む2匹のペンギン俳優の戦いを描いた作品です。

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出典:https://www.kickstarter.com/projects/1478866864/zoollywood-a-cute-game-with-not-so-cute-rules?ref=profile_saved_projects_ended

ルール自体は簡単で自分のターンに卵の配置、卵の羽化、卵の探索の中からアクションを1つ選択し、最終的には16個ある全ての卵の配置を目指します。
これらのアクションの中で特徴的なのは卵の探索です。
このアクションではペンギン駒を移動させることで、相手が配置した卵を破壊することができます。
ただし、ペンギンは氷上を歩くため、障害物(他のペンギンや氷の塊など)にぶつからないと止まることができません。
そのため、障害物や自分のペンギン駒の位置を見ながら動かなければいけないのです。
また、アクション後に移動した直線上に自分の卵を配置できるため、逆転できる可能性も秘めています。
この他にも、卵の配置と探索を行うと、併せてアクションの前後どちらかでイベントカードを使用できたり、卵の羽化を行うとアクション後にイベントカードを引くことができたりもするようです。
4人用のルールもあるらしいので、多人数でも遊べるのは個人的に嬉しいポイント。
可愛らしい見た目なのに、悩ましい部分もしっかりあるとても魅力的な作品だと思います。

【Reach & Okazaki Inc.】

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出典:https://twitter.com/JapanBoardGamer/status/1300710747475906562?s=20

サークル:Engro Games
ブース番号:シ15
価格:2000円 (Reach)
   1500円 (Okazaki Inc.)
Twitter:hhttps://www.engrogames.com/
HP:https://www.engrogames.com/
Kickstarter:https://www.kickstarter.com/projects/engrogames/reach-and-okazaki?ref=profile_saved_projects_ended
BGG:https://boardgamegeek.com/boardgame/298158/reach
https://boardgamegeek.com/boardgame/298155/okazaki

2020年2月にKickstarterでキャンペーンを実施していた『Reach』と『Okazaki』がゲームマーケット秋に登場。
デザイナーは両作品ともにPatrick Engro氏、アートワークをMasayoshi Ninomiya氏が担当しています。
『Reach』は非対称の2人用協力型カードゲーム。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/298158/reach

シャトル修理中、小惑星の衝突によって宇宙に投げ出されたエンジニアと、エンジニアを助けるために奮闘する司令官となり、救助作戦の成功を目指します。
ゲーム中、プレイヤーは道具カードを使うことでシャトルへの帰還を試みる訳ですが、道具をプレイする度に裏面のマイナス効果を持つイベントが発生し、真綿で首を絞められるように状況は切迫していくらしく、緊張感のあるプレイが期待できそうです。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/298158/reach

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/298158/reach

また、全ての手札と山札がHUDを示してしまうと救出作戦は失敗に終わるため、スピードも重要なように感じます。
一方、『Okazaki』は18枚のカード使って行うDNAを題材とした2人用トリックテイキングゲーム。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/298155/okazaki

ゲームは、中央に並んだ5枚のDNA配列と同じ並びになるようカードを配置することを目的としています。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/298155/okazaki

カードには上下があり、その組み合わせによってDNAの配列を表します。
カードの向きはゲームのフェーズ中にしか変更することはできず、なかなか思い通りにいかないことも多そうです。
また、カードを配置した際に一定の条件を満たしていれば特殊な効果が発動し、ゲームを有利に進められるとのこと。
ゲームマーケットで販売されるこの2作品がKickstarter版と同様のコンポーネントかは分かりませんが、HPを見るとKickstarterのアドオンパックというものもあるらしいので、そちらの販売にも期待したいと思います。

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出典:https://www.engrogames.com/product-page/reach-ks-add-on-pack

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出典:https://www.engrogames.com/product-page/okazaki-ks-add-on-pack

【ROKUMON】

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出典:https://twitter.com/shaotkidzu/status/1300054549940461568?s=20

サークル:シャオキッズ & EX1ST GAMES
ブース番号:ウ04
価格:3000円
Twitter:https://twitter.com/shaotkidzu?s=20https://twitter.com/ex1stgames?s=20
BGG:https://boardgamegeek.com/boardgame/312593/rokumon

戦国武将、真田幸村と徳川家康の戦を題材とした2人用ゲーム。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/312593/rokumon

元々はPnP作品として発表された本作がゲームマーケットで製品版として世界最速リリースとのこと。
ちなみにBGGで開催された2020 - 9 Card Game Print and Play Design Contest総合1位を受賞した期待作。

https://boardgamegeek.com/thread/2339779/2020-9-card-game-print-and-play-design-contest

EX1ST GAMESから発行され、デザイナーはCharles Ward氏、アートワークをAndrés Agostini氏が担当しています。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/27575/ex1st-games

ゲームは一文銭を模したタイルに自軍の侍トークンを勝利条件が満たすよう配置していくといったシンプルなもの。
しかし、2人用ゲームとしては珍しくエピソード仕立てとなっており、史実に基づいた全6話構成で作られました。
エピソードが進むにつれてルールに新しい要素が追加され、連続プレイでも飽きさせない工夫がされていのも注目できます。
また、各エピソードで敗北したプレイヤーには以降のゲームを有利に進められる反撃トークンが獲得でき、敗北=不利ではないところも個人的には好みなポイント。
各エピソードには史実に基づいたストーリーが詳細に説明され、Charles Ward氏の本作への拘りが伝わってきます。
その他、細かなルールはBGG上のFILEより日本語ルールも確認できるため、興味がある方は下記のリンクからダウンロードしてみると良いかもしれません。

https://boardgamegeek.com/filepage/204911/rokumon-forever-free-print-and-play-edition-offici

ちなみに今回のサークル出展は土曜日のみとのこと。
確実に欲しい方は日付を間違わないよう要注意。。

【まとめ】
今回は5作品を紹介させてもらいました。
紹介した作品のほとんどが2人用ゲームです。
普段、2人用ゲームを遊ぶことは少ないのですが、そんな私でも興味を持つほど魅力的な作品が今回のゲームマーケットでは多くあった訳です。
今年のゲームマーケット秋は資金的に危ない予感しかしません。
各ショップも目玉ゲームを用意していることは予想できますし、これからが本番なような気がしています。
引き続き、気になる作品があれば定期的に紹介できるよう情報収集を怠らないようにしなくてはと思う、SN DUCKなのでした。


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