kickstarter 2021年4月後半 気になるプロジェクトまとめ
どうも、やっとゴールデンウィークに突入したDuckです。
長かった…
そして、超忙しかった…
このゴールデンウィークが明けると、更なる激務が待っていること確定ではありますが、今は一時そのことを忘れて、ボードゲームに思いを馳せたいと思います。
さて、今回は4月後半気になるプロジェクトまとめです。
既にスタートしているプロジェクトばかりではありますが、その分ルールなどはいつもより詳しく紹介していますので、是非参考にしてもらえればと思います。
なお、今回紹介する2作品共にDuckが支援済みの作品です。
いつも通りではありますが、本記事の作成に当たって今回もTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)のまとめ動画を参考に紹介させて頂いております。
いつも感謝です。
※出典の明記がない画像は全てBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。
【Hidden Leaders】
プレイ人数:2~6
プレイ時間:20~40
メカニズム:Deduction, Hand Management, Hidden Roles, Take That, Track Movement
BGG Weight:2.00
デザイナー:Markus Müller, Andreas Müller, Raphael Stocker
アーティスト:Satoshi Matsuura
パブリッシャー:BFF Games
キャンペーン期間:4月20日~
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/320718/hidden-leaders
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/bffgames/hidden-leaders-the-board-game?ref=profile_saved_projects_live
王位継承権を巡って6人の子供たちが争うカードゲーム。
プレイ時間は20~40分と短めです。
デザイナーはMarkus Mülle氏、Andreas Müller氏、Raphael Stocker氏の3名。
BGGによると全員、今作が初めての作品らしいです。
アートワークを担当したSatoshi Matsuura氏はBGGを見る限り、今作が初めてボードゲームに製作に携わる作品とのこと。
なんですが、TLを眺めていると今作のイラストレーターについて、『聖剣伝説 Legend of MANA』や『マジカルバケーション』など、懐かしいタイトルの数々。
参考:https://www.jp.square-enix.com/seiken_lom/
参考:https://www.nintendo.co.jp/n08/amvj/
もしやと思い、再度検索したところ、どうやらこれらの作品のモンスターデザインに関わっていた方だと発覚。
デジタルゲームのキャラクターのようなイラストだなぁと思ってはいましたが、まさか本当に関わっている方だとは思わず、驚きです。
この事実だけでも、私的には本作を推す理由ができたと言えますね。
パブリッシャーのBFF GamesはBGG上での情報はありませんでしたが、いくつかのゲーム制作には関わったことがあるようです。
Kickstarter上でも検索しましたが、Kickstarterを利用したプロジェクト自体も初だと思われます。
そういう意味では無事に手元に届くのか、不安は大きいように感じます。
ただ、既にLittle Rocket GamesやMatagotといった、いくつかのパブリッシャーからの発行は決まっているらしく、正直判断に困る部分もありますね。
ゲームは皇帝の死後、丘の部族と帝国軍の激化した対立を通して、次代の皇帝を決めるための争いを描いています。
プレイヤーは6人いるリーダーカードの内、1枚を秘密裏に担当し、そこからゲームはスタートします。
リーダーはそれぞれ、異なる4つの派閥の内、2つと同盟関係を結んでおり、どの派閥と同盟を結んでいるかによって勝利条件が異なってきます。
派閥は丘の部族と帝国軍に加え、水の民と不死の軍勢がいます。
プレイヤーはヒーローカードをプレイしながら情勢に影響を与え、ゲーム終了時に勝利した派閥と同盟を結んでいたプレイヤーが勝者となります。
ただし、このとき複数のプレイヤーが勝利条件を満たしていた場合は、ゲーム終了までに勝利した派閥のヒーローカードをより多く使ったプレイヤーが勝者となる訳です。
ルール概要を見る限り、分かり易くて取っ付き易いように感じます。
ただ、カードには若干の言語依存があるため、私的には日本語化は必須かなと思っています。
プレッジはPnP版、単体、2個セット、4個セットから選択でき、まとめて購入した方が若干お得だったりします。
前々から重量級ゲーム大好きと公言していますが、最近は軽くても楽しめているDuck的には相当アリな案件です。
これは場合によって、相乗りで呼び掛けても良いかも。
【It's a Wonderful Kingdom】
プレイ人数:1~2
プレイ時間:45~60
メカニズム:Betting and Bluffing, Card Drafting, I Cut You Choose
BGG Weight:不明
デザイナー:Frédéric Guérard
アーティスト:Anthony Wolff
パブリッシャー:La Boîte de Jeu
キャンペーン期間:4/20~
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/327711/its-wonderful-kingdom
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/laboitedejeu/its-a-wonderful-kingdom?ref=user_menu
『It’s the Wonderful World』のlaboitedejeu新作は、まさかの2人用。
ゲームとしては45~60分と前作同様、割と軽めな印象。
デザイナーのFrédéric Guérard氏は『It’s the Wonderful World』の他にも、遊園地の建設を題材とした『Meeple Land』も制作しています。
BGG上の情報によると2013年頃からゲーム製作に関わっているようです。
アートワークは前作から引き続きAnthony Wolff氏が担当です。
他には少しイラストのタッチは異なりますが、『King of Tokyo』もAnthony Wolff氏が担当しています。
今作では中世ファンタジーな世界観となっており、前作の格好良いイラストがさらに洗練された印象です。
パブリッシャーは国内でも目にする機会が増えているLa Boîte de Jeu。
国内で流通している作品ですとケンビルから発行している『Nētā-Tanka』や、国内未流通なら終末を迎えた世界でのサバイバルをテーマとした『Outlive』などがあります。
1作目の『It’s the Wonderful World』は当初予定していたよりも早く支援者の手元に届いていたようですが、拡張『It's a Wonderful World Ascension』は予定より3ヵ月遅れただけでなく、加えて日本語版の一般販売の方が2ヵ月早く行われました。
世界的に物流が乱れていることもあって仕方ない部分もあるのは分かりますが、若干のモヤッと案件ではありましたね。
ゲームは4ラウンドから構成され、各ラウンド3つのフェイズに分かれています。
第2、第3フェイズは前作にあった計画フェイズと製造フェイズを踏襲しているのですが、第1フェイズは今作独自のものとなっています。
今作では最初に7枚の開発カードに加え、厄災カードを1枚手元に加えなければなりません。
この厄災カードゲーム終了時にマイナスの効果をもたらします。
プレイヤーは交互に手札から2枚のカードを表向きに2ヶ所あるカード置き場に好きなように置いていきます。
引用:https://www.kickstarter.com/projects/laboitedejeu/its-a-wonderful-kingdom?ref=user_menu
そのため、どちらか片方に寄せて置いても構いません。
このとき、各ラウンド2枚まで使えるトラップコインを一緒に置くことによって、その内の1枚を裏向きに置けます。
相手プレイヤーは2ヶ所あるカード置き場から片方を選び、そこに置かれたカードを全て自分の場に引き取らなければならず、裏向きで引き取ったカードは計画フェイズまで内容を確認できません。
引用:https://www.kickstarter.com/projects/laboitedejeu/its-a-wonderful-kingdom?ref=user_menu
このように変則的なドラフトを行うため、第1フェイズ終了時にお互いが引き取ったカード枚数が異なる場合もあるようです。
どのタイミングで相手に厄災カードを押し付けるのか、駆け引きが熱いゲームになりそうですね。
これだけでも十分面白そうなのですが、この他にも4種類のモジュールが用意されており、セットアップ時に加えることで違ったゲームを楽しめる作りとなっています。
まず、各ラウンドの終了時に戦闘フェイズが追加される脅威モジュール、個別の特殊能力が与えられるアドバイザーモジュール、ゲーム終了時に指定された目標を達成されていないと勝利条件を満たされず、脱落する冒険モジュール、レジェンドプレッジにのみ同梱されている領土の取り合いが熱い遠征モジュールです。
モジュールを変えるだけで楽しみ方の選択肢が増えるのは嬉しいですね。
選択できるプレッジは通常版と豪華版の2種類です。
豪華版には限定のモジュールの他にも、KS版にしか同梱されていないカードやメタルコインなど、目を引く要素が山程あります。
なお、既にEngamesより日本語化の決まった旨のツイートが流れていますので、余程豪華版に興味を示す要素がない限りは日本語版の方が良いようにも感じます。
【まとめ】
今回の記事では2作品を紹介しました。
どうでしょうか、気になった作品はありましたでしょうか。
どちらの作品も現在進行形で私も支援し続けておりますので、興味ありましたら是非支援してみるのも良いかもしれませんね。